補助金・助成金の有効な活用方法

こんにちは。北陸を中心に中小企業経営のお手伝いを

させていただいている迅技術経営です。

 

さて、年度が新しくなってはや2週間が経ち、

少しずつ新しい環境にも慣れてきたのではないでしょうか。

 

中小企業関連の施策でいいますと、通常4~5月という時期は

予算的な端境期であり、また皆さん新たな体制に慣れる/慣らす期間ということで

我々自身もそれほど活発に動くというわけではありませんでした。

 

しかし、5年ほど前からものづくり補助金(通称)や持続化補助金(通称)といった

中小企業・小規模事業者向けの施策が開始したころから、

年度末から年度明け(GW頃まで)は、補正予算での公募期間と重なることが多くなりました。

今もものづくり補助金(5月8日締切)の申請書作成をされている方も

多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

さて、ここからが本題なのですが、補助金申請の支援に入らせていただく中で

企業の方々によくお伝えさせていただくことがあります。

それは、「あくまで補助金・助成金は手段である」ということです。

言われなくても…と思われる方も多いかと思いますが、

実際はどこかで「補助金・助成金のために多少思いを曲げる」といったことを

経験されたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

経営者の方々の思いや会社としてのビジョンがなければ、

「これがしたい!」という具体的な行動も出てこないはずです。

一方で、「補助金で○万円もらえるから…」という理由で、

本来すべきではないタイミングで設備投資等を行ってしまう方も

いらっしゃると思います。

これが全て悪い!方向性がなければ補助金・助成金は申請してはだめだ!

とまで言うつもりはありませんが、申請書の作成と並行して

会社の中長期的な姿を検討してみてはいかがでしょうか。

 

特に雇用関係の助成金などは、労働者の給与や成長に関わる部分も

多くありますので、短期的な問題ではなく長期的にどのような会社を

実現したいか、という視点で申請すべきか否かを検討していただいた方が

結果としてよい会社になっていくのではないかと思います。

 

もしお一人で会社の方向性を決めることが難しい…ということであれば、

その時こそ我々のような外部の人間を活用していただければ幸いです。