中小・ベンチャーでも「本気で、本業で」社会貢献

皆様、こんにちは(こんばんは)。

迅技術経営の中小企業診断士の高稲です。

 

先週、弊社の西井、森、共々、

石川県産業創出支援機構様が主催するビジネスコンテスト

「スタートアップビジネスプランコンテストいしかわ2017」

のファイナルプレゼンテーションに行ってきました。

 

私は昨年に引き続き、2回目の観覧となりましたが、

起業家の皆様の熱意と独創性からは大変刺激を受けました。

特に今回印象を強く受けたのは、

「ソーシャルベンチャー(社会起業)」への関心の高さです。

 

ファイナルプレゼンテーションでは、

・電力需給の調整のための仮想発電所システム

・外国人の就職難を解消するための人材紹介業

・貧困地の自然栽培作物の収益化

・安易な「ふれあい」ではなく「教育」を考えた移動動物園

・行政をはじめ一般ユーザーからの情報をも集約した防犯アプリ

などなど、「社会的な課題を解決するためのビジネスプラン」を掲げる起業家の方が目立ったように思います。

近年、CSR(企業の社会的責任)やCSV(社会的価値の創出)の重要性が説かれていますが、

石川県においても、収益性の高いビジネスモデルだけではなく、

社会的意義の高い事業への関心が高いことが伺えました。

 

経営戦略論の大家、M.ポーターは、自著の中で、

「企業の社会的責任」について以下のように述べています。

“企業の成功には、健全な社会が前提となっている。

健全な社会とは、多くのニーズを満たす社会であり、

ニーズを満たすことによって人々の向上心を引き出し、

最終的には需要を拡大する。

社会におけるニーズとは、単に製品やサービスを提供することのみならず、

生活水準を向上させる、雇用、富、イノベーションの創出をも含んでいる。”

 

企業の目標は「利益の獲得」ですが、

その根本、「存在意義」が、「社会的価値の創出」であること。

そんな企業を、全力で応援していきたいという想いを新たにいたしました。

 

 

迅技術経営では、「社会起業家」の皆様の支援に積極的に取り組んでおります。

「これっておかしい!」という問題意識をお持ちのあなたの背中を一押しします!

お気軽にご相談ください。

http://www.g-keiei.com/

まじめな飲みニケーション(賛呑会)

迅技術経営の西井克己です。

毎年、8月に3社合同(そだてる、大幸経営、迅技術経営)での勉強会そだてるフォーラムでお世話になっている、中小企業診断士の小畑秀之さんに教えていただいた、まじめな飲み会を弊社で実践してみました。本日はその賛呑会についてお伝えします。

まじめな飲みニケーション(賛呑会)は、社員と経営者が3人で飲みながら話し合う場です。

真面目な飲み会なので、酔っぱらうとどんないいことを言っていても忘れてしまったり、話が脱線しないようにルールが決められています。

そのルールを以下に示します。

ルール1 スタッフ2人と経営層の3人で呑む(スタッフ2人は異なるペアで)

ルール2 賛=ほめる、たたえる、助け合う場であることを徹底

ルール3 本題から脱線しないよう、ノートに書いたテーマを見ながら話す

ルール4 意見コメントは、付箋に書いてノートに張り出す

以上が小畑さんが考えられたオリジナルルールで

弊社はもう1つだけルールがあり

参加者をノートに記載して、コピーと領収書を会社に提出(5,000円/人は超えないように)

を加えました。

忘れないようにスケッチブックにルールを張り付けてみました。

ちなみに、このスケッチブックは自立可能であり、その作成方法は、私の個人ブログをご覧ください。

https://g-keiei.com/blognishii/2017/08/100-1.html

 

テーマは何でもよいとのことでしたが、最初なので前向きに

会社に期待していること、期待がどれだけ満たされている、満足度を上げるためには?

というテーマで話してみました。

意見があるときは、付箋に書いてスケッチブックに貼ることを行いました。

全体で、2時間

1時間半ぐらいはこのテーマで議論し、残りの時間はプライベートの話を少しして終わりました。

いろいろな意見が出て、その中でいい意見は翌日から実践しております。

小畑さんに運用方法を聞くと、そだてるさんでは、1呑み会で3テーマを議論するそうです。

1テーマで内容を濃く議論するのか、複数テーマでいろいろな意見を引き出すのか?

運用で幅が広がりそうです。

弊社は月1回ペースで、同じテーマで議論したいと思います。

次月は、森、小松、西井で行う予定です。

皆さんの会社でも賛呑会してみませんか?きっといい気づきがあると思います。

 

 

オリジナルルールや賛呑会について詳しく知りたい方は、小畑秀之さんのブログをご覧ください。

社員と飲みながら話し合う場「賛呑会」