人生100年時代構想会議

みなさま、こんにちは。
迅技術経営の高稲です。

内閣府が本日(8/28)発表した月例経済報告において、
「景気は、緩やかな回復基調が続いている。」との判断が据え置かれました。
http://www5.cao.go.jp/keizai3/getsurei/getsurei-index.html

前月からの主要変更点として、
以下の文言が追加されていることが読み取れます。

『…さらに、人生100年時代を見据えた経済社会の在り方を構想するため、
「人生100年時代構想会議」を早急に立ち上げ、人づくり革命を推進する。』

「人生100年時代構想会議」は、政府の看板政策「人づくり革命」の一貫として立ち上げられるものです。
茂木経済財政・再生相は、本会議の設置の背景を、「年齢にかかわらず誰もが人生を再設計できる社会をつくる」ためとしています。
具体的には、年齢を問わずに、誰もがチャレンジ&再チャレンジできる社会をつくる構想と言うことができようかと思います。

ここからは私見となりますが、これまでの日本での「人生設計」は、
非常に選択肢の狭いものであったと考えます。
18歳で高校を卒業し、現役で大学に入学、
4年間で卒業し、就職、定年まで1つの企業に勤め続ける。
一度失敗した方や、レールから外れた方に非常に厳しいものであったのではないでしょうか。

2000年代以降、中途採用市場の隆盛やベンチャーブームなどにより、
若手の「人生設計の選択肢」は広まったと言えますが、
ミドル以降の方にとっては、依然、制約の多い社会のように思えます。
専門性に乏しい管理職系の中高年の方が、転職の際に不利な扱いを受けがちなことは、
その典型といえるかもしれません。

ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏によれば、
「世界の平均寿命は10年毎に2年伸びている」ようです。
今後、世界中が高齢化社会に向かう中で、「高齢化社会先進国」である日本が、
「年齢にかかわらず誰もが人生を再設計できる社会」においても先進国となることを願ってやみません。
具体的には、
・シニアを中心とした創業者のセーフティネット拡充
・社会人の「学び直し」支援施策の強化
など、「人生再設計」を支援するための政策の充実を通じ、
20歳も100歳も同じ土俵で活躍できる社会となることを望みます。

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