皆様、こんにちは(こんばんは)。
迅技術経営の中小企業診断士の高稲です。
先週、弊社の西井、森、共々、
石川県産業創出支援機構様が主催するビジネスコンテスト
のファイナルプレゼンテーションに行ってきました。
私は昨年に引き続き、2回目の観覧となりましたが、
起業家の皆様の熱意と独創性からは大変刺激を受けました。
特に今回印象を強く受けたのは、
「ソーシャルベンチャー(社会起業)」への関心の高さです。
ファイナルプレゼンテーションでは、
・電力需給の調整のための仮想発電所システム
・外国人の就職難を解消するための人材紹介業
・貧困地の自然栽培作物の収益化
・安易な「ふれあい」ではなく「教育」を考えた移動動物園
・行政をはじめ一般ユーザーからの情報をも集約した防犯アプリ
などなど、「社会的な課題を解決するためのビジネスプラン」を掲げる起業家の方が目立ったように思います。
近年、CSR(企業の社会的責任)やCSV(社会的価値の創出)の重要性が説かれていますが、
石川県においても、収益性の高いビジネスモデルだけではなく、
社会的意義の高い事業への関心が高いことが伺えました。
経営戦略論の大家、M.ポーターは、自著の中で、
「企業の社会的責任」について以下のように述べています。
“企業の成功には、健全な社会が前提となっている。
健全な社会とは、多くのニーズを満たす社会であり、
ニーズを満たすことによって人々の向上心を引き出し、
最終的には需要を拡大する。
社会におけるニーズとは、単に製品やサービスを提供することのみならず、
生活水準を向上させる、雇用、富、イノベーションの創出をも含んでいる。”
企業の目標は「利益の獲得」ですが、
その根本、「存在意義」が、「社会的価値の創出」であること。
そんな企業を、全力で応援していきたいという想いを新たにいたしました。
迅技術経営では、「社会起業家」の皆様の支援に積極的に取り組んでおります。
「これっておかしい!」という問題意識をお持ちのあなたの背中を一押しします!
お気軽にご相談ください。