明るいあいさつは、会う前から始まっている

今週の週礼のテーマは、「明るくあいさつする」でした。

私たちは、人間関係とは顔を合わせ、その言葉を交わした瞬間から始まるものだと思いがちです。 しかし今回の週礼では、そんな思い込みを覆すような話が紹介されました。
ある日、初めてお隣の方と顔を合わせる機会がありました。 こちらにとっては、もちろん初対面。お隣の方のことも全く存じ上げませんでした。 ところが、「はじめまして」のあいさつを交わすと、思いがけない言葉が返ってきました。 「丁寧に除草されていて、きれいに手入れされていますよね。」 その一言で、初対面だと思っていたのは自分だけだったのだと気づかされたそうです。 お隣の方は、日頃の庭先の様子をご覧になり、その姿勢から「きっと誠実な方なのだろう」という信頼を、すでに育んでくださっていたのです。
私たちは、言葉を交わしていないときでさえ、自分の行動や立ち居振る舞いを通して、周囲へメッセージを発信しています。 整理整頓を心掛けること。 清掃を丁寧に行うこと。 時間を守ること。 そして、相手を思いやること。 そうした一つひとつの積み重ねが「この人なら安心できる」という信頼へとつながっていくのでしょう。

明るいあいさつは、とても大切です。 しかし、そのあいさつをより温かく、より心地よいものにしているのは日々の誠実な姿勢なのかもしれません。 信頼は、言葉を交わす前から始まっている。 そんなことを、改めて考えさせられた今週の週礼でした。