
製造業では、日々の業務改善や品質向上、生産性向上などさまざまな取り組みが行われています。しかし、その活動が会社の利益にどのようにつながっているのかを理解する機会は意外と多くありません。
現場で働く従業員にとって設備投資や採用、人材育成、在庫管理、資金繰りなど会社全体の経営を意識する場面は限られています。だからこそ、迅技術経営では「マネジメントゲーム(MG)」を人材育成の有効な手法の一つとしておすすめしています。
MGは、参加者一人ひとりが社長となり、会社を経営するシミュレーション研修です。設備投資や人材採用、材料仕入れ、製造、販売などの意思決定を行いながら利益を生み出す仕組みを体験的に学びます。
ゲームを進める中で、多くの参加者が気付くことがあります。
それは、「売上が上がれば利益が増えるわけではない」ということです。
設備投資を行えば資金が必要になります。人を採用すれば人件費が増えますし、当たり前ですが解雇は出来ません。在庫を持てば保管コストや資金負担が発生します。普段の業務では見えにくいこうしたコストも、経営者の立場になることで実感できます。
特に製造業では、材料や仕掛品、製品在庫が資金を占有していることを理解することが重要です。現場では「念のため多めに作る」「在庫があると安心」という考え方になりがちですが、在庫は利益ではなく資金です。MGでは、在庫の持ち過ぎや投資のタイミングによって経営状況が大きく変化することを体験できます。
また、ゲーム終了後には決算書を作成します。
自らの経営判断がどのような結果につながったのかを、損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)を通して確認することで、数字への理解も深まります。
迅技術経営のMGでは、決算書作成が初めての方でも取り組みやすいよう工夫しており、多くの参加者が経営の基本を楽しみながら学んでいます。
会社の利益は、現場・営業・管理部門など、それぞれの仕事の積み重ねによって生まれます。だからこそ、経営者だけでなく、管理職やリーダー、若手社員も経営感覚を身につけることが重要です。
MGは、コスト意識や利益意識を高めるだけでなく、自ら考え行動する力を養う研修でもあります。
現場と経営をつなぐ学びとして、ぜひ一度マネジメントゲームを体験してみませんか。
