北陸で中小企業の経営支援をしております迅技術経営です。
今回は弊社会議室で使用しております『NICHIDO製 中型冷風機 CF-280N 』の基板交換について記事を執筆しました。
導入及び基板交換のきっかけ
弊社では、弊社事務所が入る石川県繊維会館の2階を会議室として繊維協会様よりお借りさせていただいております。
元々は階段の踊り場であったスペースを改装して会議室として利用しているため、空調等の設備がありませんでした。夏場は空気や湿気がこもり非常に暑くなるため、3,4年ほど前から日動工業様のクールファンを導入し快適化していました。
同製品はエアコンのようにフロンを使用せず、水の気化熱を利用して冷却効果を生み出している環境に配慮したものとなっております。そのためエアコンや扇風機のようなパサついた風ではなく、川の近くにいるような自然且つ優しい送風が特徴となっています。
しかしながら会議室の湿気が滞留しやすい性質と、水を注入して動作させるという製品特性のせいか基板面の錆による浸食によって、最近では正常に作動しなくなるようになっておりました。
製造元へ修理依頼の電話をしたところ「製品を送ってほしい」とのことでしたが、筐体の大きさから気軽に送ることが出来ないこと、送料や修理費がかかることから自ら修理を施すこととなりました。電話にてエンジニアの方と動作状況を確認したところおそらく基板交換が必要だろう、ということだったので早速新品の基板を購入し交換していきます。
基板交換
届いた基板と部品はこのようになっています。
基板と液晶、パネル、ボタンです。基板と液晶を繋ぐその他のケーブルは既存のものを流用していきます。
まずは筐体から古い基板、液晶、パネルを取り外していきます。
板ガムのような見た目のフラットケーブル以外はこのまま使用しますので、どこがどこに繋がっているのかをしっかりと把握しながら取り外していきます。
取り外しが終わりました。古い基板はビス止めで固定されていたのでそちらも取り外します。ケーブルが筐体内部に落ちないようにガムテープで固定して作業を進めていきます。
新しい基板が取付できました。ここから新しい液晶に各種ケーブルを間違えないよう取り付けていきます。
取付が完了しました。電源を入れて動作チェックです。バッチリ動きます。
新しいパネル裏にボタンを取り付けて、、、
こうなりました。パネル自体は元々きれいでしたが新しいものは輝きが違いますね。
こちらを本体に取り付けて、、、完成です!!動作も全く問題なしです。心なしか交換前よりキビキビ動いている気がします。CF-280N君も喜んでいるのでしょうか。
ついでにリモコンの置き場所も作成しました。こういった小さいリモコンて無くしやすいので定位置を作って管理します。
所要時間は、男性一人で写真を撮りつつおこなって40分ほどでした。
終わりに
いかかでしたでしょうか。
今回の修理から、「あるものをしっかりと活用すること」、「活用できなくなってきたらどうすれば再活用できるのか探ること」を学びました。こういったことは経営や支援とも似ているような感じがしますね。
CF-280N君とは今後も永く付き合っていくと思うので大切に使っていきたいですね。
お時間ありましたら、迅技術経営のホームページとご覧ください。