士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。
今日は、久しぶりに望月智行著 いのち輝くホスピタリティーを読みました。
何か良くない時や迷っている時は、サービス業のあるべき姿を示してくれるこの本を読んでいます。
今回心に響いた所は同書P117
「患者様一人ひとりに愛情をもって接し」、
「聞き上手、話し上手に徹し」、
「わかりやすく的確な回答を提供する」ことです。
そのために、五感、特に「視る・聴く・感じる」感性をフルに発揮し、医療機器に過度に頼らずにコミュニケーション能力を磨く不断の努力が求められます。
満足度の高い診療が提供できるためには、医師が人間性豊かで、ある程度以上、技術的に熟練していることが重要です。ですから若くて経験の浅い医師は、まず病棟勤務で臨床経験を積み、それから徐々に外来診療につくことになります。病棟では複数の医師がチームを組んで診療しており、若い医師の経験の浅さ、未熟さがあっても、誰かがリカバリーショットを打てる機会があるからです。
引用終了
「患者様一人ひとりに愛情をもって接し」、
「聞き上手、話し上手に徹し」、
「わかりやすく的確な回答を提供する」
我々診断士の立場とすれば、患者様を経営者に変えればほぼ一致します。
「経営者一人ひとりに愛情をもって接し」、
「聞き上手、話し上手に徹し」、
「わかりやすく的確な回答を提供する」
そうなりたい人はほとんどであるが、現状の中小企業診断士でその領域に達している方は多くはない。
中小企業診断士に登録されたばかりの方や登録1年以内の方は、そうなりたいけど、どのようにすればその状況になれるのかわからないという人が多いでしょう。
そして、1「経営者一人ひとりに愛情をもって接し」、2「聞き上手、話し上手に徹し」、3「わかりやすく的確な回答を提供する」のうち、自分に足りないのは3の「わかりやすく的確な回答を提供する」であると思うのです。
確かに3の「わかりやすく的確な回答を提供する」も足りないですが、客観的に見ると1「経営者一人ひとりに愛情をもって接し」、2「聞き上手、話し上手に徹し」が足りないことが多いのです。
すなわち、人間性豊かでのところが足りないのです。
人は、だれしも自分に足りないのは、「技術的に熟練」の方である、人間性のところではないと思いたいです(だからこそ準備の時間も、面談の時間も「わかりやすく的確な回答を提供する」に重みを置くのです)。
しかし、著者が示している通り、「技術的に熟練」はある程度なのです。
すなわち、人間性が足りないのです。技術は周りでカバーできます。
弊社では、人間性豊かな士業がそろっており、人間性を陶冶するにはよき環境が整えられていると自負しています。あの先輩のようになりたい。そう思い続けて10年間不断の努力を続けることで結果として人間性は豊かになっていくそう思っています。
とっても難しいですが、人間性が陶冶される共育恩送の士業事務所を目指していきたいと思います。
弊社に少しでも興味を持っていただけた場合は、弊社HPを
https://www.hyt.co.jp/index.html
弊社の中小企業診断士の育成に関しては公式YouTubeチャンネルをご覧ください。
