令和2年度概算要求から見る中小企業支援策の方向性

こんにちは。北陸を中心に中小企業経営のお手伝いをしている迅技術経営です。

 

さて、少し前の話になりますが、令和2年度の概算要求が行われ、

中小企業関連政策についても大まかな像が見えてきました。

 

テーマは大きく、

①事業承継・再編・創業等による新陳代謝の促進

②生産性向上・デジタル化・働き方改革

③地域の稼ぐ力の強化・インバウンドの拡大

④災害からの復旧・復興、強靭化

⑤経営の下支え、事業環境の整備

の5点に分けられています。

(詳細はこちらからご覧ください。)

 

この概算要求を眺めていると、

「複数企業」や「共創」「再編」など

一企業よりも複数の企業が手を組むことによる

生産性の向上を促進する方向性へと

より大きくかじを切ろうとしていることが感じられます。

 

中小企業が多すぎることこそが、日本という国全体の生産性が伸び悩んでいる原因の1つになっている、という記事を

ご覧になった方も多いかと思いますが、

これまでは強みとされてきた多様な強みを持つ中小企業が、

人口の減少や海外も含めた産業構造の変化に

対応できなくなっているのではないか、

という声が出てきています。

 

今後は個々の企業に対する支援ももちろんですが、

地域や国という視点を見据えた支援のあり方を

より強く意識しつつ、支援させていただきたいと思います。