「頑張っている」の中身

こんにちは。石川県で中小企業経営のお手伝いをしている迅技術経営の森です。

 

本日は、人事制度に関連する話題について触れたいと思います。

 

経営者の方々の悩みの1つに「従業員がなかなか育ってくれない…」「何回言ってもこっちの思いを汲み取ってもらえない…」というものがあるのではないでしょうか。

内部的な管理は極力従業員に任せて、自分は社長として次の種を蒔く活動に専念したい。でもなかなか思いどおりに動いていただけない。というものです。

また、従業員の方々のモチベーションが今ひとつ上がらないという悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

こんな時、「頑張っている」の中身をもう少し噛み砕いてみてはどうですか?とお話させていただくことがあります。

中小企業の多く、特に明確な評価制度がない会社では、明確な結果として表れたもの以外は、経営者(評価者)の「頑張っているかどうか」という勘・感覚に依存しているケースが少なくありません。

なぜ頑張っていると感じたのか、またなぜ頑張っていないと感じたのか。

会社としてぜひとも評価したい「頑張り」とはどのような要素に分解できるのか。

 

これは会社の価値観と大きく関わっており、会社によって(最低限共通する要素はあるでしょうが)バラバラであってしかるべきものです。

階級が上がるにつれ、価値判断を求められることが多くなってきます。会社としての価値判断にある程度の統一性を持たせるためには、判断(行動)の素となる価値観について、会社として評価すべき基準を設けることが、将来の右腕を育てるために必要なのではないでしょうか。

 

あなたの会社での「頑張っている」はどのような要素から成り立っているでしょうか?

 

客観的に見てほしい!という場合は、支援機関や外部の専門家を活用していただくといいかもしれません。