令和7年度春季 応用情報技術者試験(AP)を受験してきました。

迅技術経営の大久保です。

2025年4月20日に行われた令和7年度春季応用情報技術者試験を受験してきました。
どんな感じだったか備忘録として少し書いてみます。

試験概要

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が規定するITSSレベルでいうと7段階中の3段階目に位置する試験です。1段階目はITパスポート、2段階目は基本情報技術者、4段階目がITストラテジストなどの高度試験、が該当します。

ITパスポートは大学生、基本情報技術者はエンジニアを目指す新卒~若手社員が目指すようです。CBT試験に移行するまでのデータですが基本情報技術者試験は25歳前後が受験者平均年齢のようです。
一方応用情報技術者は若手~中堅のシステムエンジニアが主に受験するようです。このため受験者平均年齢は30歳前後となっているようです。

応用情報技術者試験は午前と午後で分かれており、午前は四肢択一で午後は記述式となります。
午前午後どちらも60%以上得点することで合格となります。また午前で不合格(60%未満)となった場合は午後は採点されません。合格率はだいたい25%程度のようです。

受験動機

私にとってITは門外漢な領域ですし受験にあたってのインセンティブなどは特にありません。またITパスポートも基本情報技術者試験も受験経験はありません。

しかしながらITに関して幅広く知るにはうってつけの試験であり、ITに関する基礎的な知識を補完したいと日頃思っていたため受験いたしました。

受験勉強

2025年2月ごろからUdemyの動画と参考書、そして応用情報技術者試験.comの過去問道場を併用しながら勉強を進めました。

応用情報技術者試験は春・秋年2回あるため今回の春季試験は腕試しとして、本番は秋季試験を目標に勉強する計画としました。

4月20日までの2か月半でだいたい120時間勉強していました。秋季が目標のためそのうち90時間ほどを午前の勉強に割いていました。

Udemyの動画で基本を押さえたあと、項目ごと(セキュリティとかデータベースとか)に過去問道場で解いていき、わからなくなったら参考書を見る、飽きてきたら午後の試験をやる、といった流れで勉強していきました。

中小企業診断士試験では1次試験に経営情報システムというIT系科目がありますが、応用情報はそれよりもはるかに細かく広く深い知識が求められます。過去問を全科目1周するまで非常に大変でしたが、わからないなりにやっていけば前提知識がなくとも、なんとなくわかってくるようになりました。

最終的に過去問道場で午前問題を5405問解き、3486問正解、正答率64.5%となりました。

午後問題は直前期までは午前に飽きたら解くぐらいで、本格的に解き始めたのは4月に入ってからのため準備不足感はかなりありました。ただ、中小企業診断士2次試験で論述の解き方はだいたい学べているので、午前試験ほど意味不明感はありませんでした。特に下記の文系ハッピーセットは問題文を読めばわかる問題が多く、知識問題も基本的なものが多いため、午前対策でなんとかなる感じがしました。

午後問題は必須のセキュリティ以外は、経営戦略・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査の文系ハッピーセットのみを勉強しました。組込みシステムなど易化しやすい科目も勉強したほうがいいのでしょうが、時間もなかったので上記5科目に絞り勉強しました。午後問題は過去問道場と本の過去問集を併用しました。

受験当日

当日は地場産業振興センターで受験しました。

弊社職場もセンター隣接の建物のため平常心で向かうことができました。荷物は基本的な受験セットと水、ブドウ糖ゼリーのみです。

大会場での受験でしたが左右隣が誰もおらず集中することができました。申し込みしたにも関わらず受験しない層が全体の1,2割いると聞いていましたが本当のようでした。
会場は全体的に男性多めでした。平均30歳前後とありますが、印象としては20代前半の大学生や新入社員のような方が多かった気がします。

午前試験終了後1時間休憩がありますが、ここで解答速報を見て自己採点することができます。午前試験を突破できなかった場合は午後試験は意味がなくなるためここで帰宅する方も多いみたいです。実際に午後試験は席がまばらに空いていました。

午前試験は自己採点ベースで運よく60%を超えていたため午後試験に臨みました。手ごたえがあるようなないようなといった感じでした。

試験結果

正式な試験結果発表は7月上旬です。午前試験に関しては各予備校の解答速報を見て自己採点はすることができます。午後試験も解答速報が出ますが、こちらは参考程度だと思います。

上で述べたように午前試験はマークミスがなければ通っているので、午後試験次第となりそうです。

また正式な結果が出たら追記したいと思います。

 

言志四録

迅技術経営の西井です。

私は、日曜の午前中に読書をすることが多いです。

その時に読みたい本を読んでいるのですが、

その時その時のトピックの本もあれば

ずっと繰り返し読んでいる本があります。

繰り返し読んでいる理由は、その時の状況や自分の心によって同じ本でも感じることが異なるためです。

自分を省みるよき機会となっています。

繰り返し読んでいる本の1つに佐藤一斎の言志四録(講談社 久須本文雄全訳注)があります。

私の名前の由来である

克己の工夫は一呼吸の間に在り(言志後録第34条)

もあり、私の考え方に影響を与えているほんの1つです。

以前弊社に在籍していた社員が、祖母が曾祖父の色紙を掛けたことを社員ブログに記載してくれています。

色紙に書かれていたものが、言志耋録第139条の前半部分

怠惰の冬日、何其長也。勉強夏日、何其短也。長短在我、不在日。

でした。

色紙を見ると昭和18年9月とあります。

人間として大事なことはいつの時代も変わらない。

色紙に記載されているので、その方の心に響いた言葉であると思います。

色々なご縁で、言葉や思いが受け継がれていくのだなと思っています。

自分でできることはわずかですが、少しでもよき影響を与えられるように頑張りたいと思います。

 

時間感覚を意識する

迅技術経営の週礼

こんにちは。迅技術経営の吉田です。

早いもので、入社して5か月が経とうとしています。

そんな比較的フレッシュな視点で、会社の魅力をお伝えしていこうと思います。

今回は週礼について。

 

週礼では、訪問先の事例や自身の出来事を経営理念や会社の価値観の視点から全体に共有します。

普段、別々の場所でお仕事しているので、週礼が近況報告の場にもなっています。

どの会社でも週礼はあると思うのですが、弊社の週礼には特殊な点があります。

それは、発言するにあたり内省が必要なことです。

国語力、経験などももちろん大切です。

ですが、日頃から自分の心の中をよく観察しておかないと、発表するにも意見交換するにも言葉が出てこず苦労します。

学校の授業でいえば、道徳の知識や行動が求められているように感じます。

学校では内申点にも受験科目にも関係ない道徳。

ここでこんなに学びなおすことになるとは…。

ですが、日本人は昔から一番大切にしてきた考え、学問がおそらく道徳だろうと思います。

そして経営を突き詰めていくとやはり道徳に帰着するそうです。

奥が深いですね。

学んでみるとビジネスの場だけではなく、日常生活を営む上でも役に立つ考え方がたくさんあります。

気になった方は、ぜひ図書館や本屋さんで論語を読んでみてくださいね。

 

 

石川県繊維会館から見る石川県庁

迅技術経営の西井です。

事務所がある石川県繊維会館からは石川県庁が見えます。

今回は冬の時期とそうでない時期の石川県庁の比較をします。

冬の時期 上から2009年、2021年、2025年です。

冬でない時期 上から2010年、2022年、2024年

ほとんど変わっていませんね。

時代は変化していくが景色は変わらない。

人間の小ささを気づかせてくれる。

これも地方の良いところかもしれません。

士業育成システムに興味をお持ちの方へ

北陸で中小企業の支援を行っております迅技術経営です。

 

今回は、弊社の「士業育成システム」に興味はあるけれども北陸には住んでいない方に向けて記事を書かせていただきます。

 

実は、私も北陸には住んでおりません。

遠隔地での士業育成システム活用の第一号として入社いたしました。

私は、現在、山梨から金沢へ通勤しています。

最初は長いと感じていた通勤時間も、今はさほど長いと感じなくなりました。

どうして片道3時間もかけて通勤しているかというと

「士業育成システム」というものが他にはなかったからです。

 

私は、2024年度の中小企業診断士試験に合格しました。

しかし、喜んだのも束の間、せっかく取った資格を活かせる場が見つかりませんでした。

中小企業診断士には独占業務がありません。

資格を取ったらすぐに何かできるようになるわけではないのです。

もちろん、資格取得後、これまでの経験を活かして活躍されている方はたくさんおられます。

ですが、私の場合は資格を取ることが目的になっていて、その後のことは真剣に調べていませんでした。

そんな中、出会ったのが迅技術経営です。

もし、同じように資格を活かせず悩んでいる方がいらっしゃれば、ぜひ一度相談会へお越しください。

距離の問題は、思うほど大きくないかもしれません。

 

 

小規模事業者持続化補助金<災害支援枠>(第5回)受付開始しました

北陸で中小企業の支援を行っております迅技術経営です。

令和6年9月9日に「小規模事業者持続化補助金<災害支援枠>(第5回)」の申請受付が開始されました。同時に公募要領が第8版に改版されております。
この補助金は令和6年能登半島地震により、生産設備や販売拠点が大規模な損害を受け、顧客や販路の損失という状況に直面している被災地域の小規模事業者等の事業再建を支援するものです。
被災小規模事業者自らが自社の経営を見つめなおし、災害からの事業再建に向けた計画を作成し、計画に基づいて行う事業再建に要する経費の一部を補助いたします。
小規模事業者の定義
商業・サービス業(宿泊・娯楽業除く)…常時使用する従業員の数5人以下
サービス業のうち宿泊業・娯楽業…常時使用する従業員の数20人以下
製造業その他…常時使用する従業員の数20人以下
第5回の締め切りは令和6年10月7日(郵送:当日消印有効)です。
補助事業実施期限は令和7年1月4日、実績報告書提出締切は令和7年1月6日(消印有効)です。
#小規模事業者持続化補助金 #災害支援枠 #石川県 #能登半島地震
 
詳しい内容は中小企業庁のホームページをご確認ください。
お時間ありましたら迅技術経営HPもご覧ください。

【備忘録】ホームページ上にブログ記事を最新表示させる方法と「500 Internal Server Error」が出たときの対処法

北陸で中小企業の支援を行っております迅技術経営です。

本日はタイトルにもある通りホームページ上にブログ記事(Wordpress)を最新表示させる方法と「500 Internal Server Error」が出たときの対処法を備忘録としてまとめてみました。あくまで素人の備忘録としてご覧ください(必ずしも実装や改善の保証をするものではありません)。

今年の3月頃に弊社公式採用ホームページをリニューアルいたしました。まだご覧になられていない方はこの機会にぜひ訪問ください。

続きを読む 【備忘録】ホームページ上にブログ記事を最新表示させる方法と「500 Internal Server Error」が出たときの対処法

求める人物像はありますか?

 

北陸で中小企業の支援を行っております迅技術経営です。

もうすぐ新年度が始まりますね。新たな人材を迎える準備に忙しい経営者の方も多いと思います。

新たな門出を挫くようで申し訳ないのですが、新卒で採用した人材の12%(大卒)は1年以内に離職するというデータがあります。

新規学卒者の離職状況 厚生労働省

 

新たに雇用した人材が定着しない場合、入社後の新人教育に問題があると考える方も多いと思います。

雇用してからのことに目がいきがちですが、あまりにも早い離職の場合は雇用前の採用選考や求人情報の時点でミスマッチが起きている可能性もあります。

私はその中でも特に求人情報で求職者とのミスマッチを防ぐことが大事だと考えます。

そのミスマッチを無くす一つの手段として企業側が「求める人物像を明確にする」必要があると私は考えます。

経営者の皆様、求める人物像はありますか?

漠然といい人というのは人物像ではありません。

もし今まで求める人物像を明確に設定していなかったのならば、ぜひ求める人物像を明確にしてみて下さい。

求める人物像のイメージがつきにくい場合は、自社の主力従業員の新規雇用時の姿をイメージするのも一案です。

その上で求める人物像へ届くよう採用ページや求人情報を見直してみませんか?

 

弊社も採用ページの見直しを行い、3月にリニューアルしました。

迅技術経営公式採用ホームページ

子育て中の方の雇用について

お時間ありましたら迅技術経営ホームページもご覧ください。

子育て中の方の雇用について

石川県で中小企業の支援を行っております迅技術経営です。

経営者の皆様、子育て中の女性を雇用する予定はありますか?

厚生労働省のHPにこのような調査結果が公表されています。

出産・育児等を機に離職した女性の再就職等に係る調査研究事業(平成26年度厚生労働省委託調査)

これによると

・離職前の仕事にやりがいを感じていた女性は、再就職にあたって仕事の内容ややりがい・責任を重視する傾向がみられる。

・離職前の仕事にやりがいを感じていた女性は、離職後早い時期に再就職を希望する傾向がみられる。

・再就職後、非正社員から正社員に雇用形態を転換した人の特徴をみると、離職当時においても早い時期の再就職を希望し、子どもが比較的小さい時期(0歳から1歳)に再就職している。更に再就職後の職場における勤続年数も長いという傾向がみられる。そのほか正社員へ転換した人や転換を希望している人は、再就職の際に、非正社員から正社員に登用制度があることを重視していたという傾向がみられる。

このことから企業が徐々にステップアップが可能な道(例として非正規からの正社員登用やそれに伴う職務拡大など)を用意することで子育て女性の就業意欲を高め、一人ひとりに能力やスキルを発揮して活躍してもらうことができ、長期的に企業に貢献していただくことにつながるのではないでしょうか。

子育て中の女性を雇用する際は、業務のやりがいが伝わるよう求人票を見直してみませんか?

目標管理や人事制度構築をご検討中の経営者の皆様、ぜひ迅技術経営にご相談下さい。

弊社にも非正規から正社員へ登用する仕組みがあります。子供の年齢に制限のない短時間正社員制度もございます。

詳しくは採用ページをご確認ください。

弊社の短時間勤務エントリーはコチラ

「L字カーブ」という言葉をご存知でしょうか?

 

賛呑会 発表者側目線

北陸で中小企業の支援を行っております迅技術経営です。

度々賛呑会に関する記事を投稿しておりますが、発表者側(夢を語る側)の投稿があまりありませんでしたので、本日は発表者側に関する記事を執筆したいと思います。

なお賛呑会の詳細に関しては、
直前の記事であるコチラや、弊社西井ブログのコチラをご参照ください。

※この記事は2023年の7月に下書きしたものなので投稿日と少し捉え方が変わっている部分もありますが、備忘録もかねてあえてそのまま載せたいと思います。

 

今回で2回目の発表となりますが、前回と比較すると一貫している部分と変わった部分があることに気付きました。

私を例にとると昨年初めて発表した際の夢は「地域の可能性を増やす」でしたが、1年経った今の夢は「次世代に可能性を残せる社会」となりました。

表面的な言葉は変わっていますが、一貫している部分もあり、その定義やそれに対する想いなどが深掘りされており、より解像度が上がったように思えます。これは話しながら気付いたことです。

 

変わった部分としては、具体的だった部分がより広い定義となり抽象化されていったような印象を受けました。

例えば、第一回目のときは自身のルーツや経験を土台として「地域」や「伝統産業」に対してアクションを起こし経営者だけでなくその家族にも良い影響を与え、将来の様々な選択に関する可能性を増やしていく、と考えていた部分が、
伝統産業や地域、あるいは経営者の家族という限定的な部分に留めず経営者や従業員、企業全体といったより広い部分に広がったと思います。

考えや思いが変わったわけではなく、「次世代に可能性を残せる社会」づくりの達成のためにあえて伝統産業やその経営者だけに絞るのはもったいない、伝統産業以外の企業や経営者・従業員・家族の方たちに対して「も」そういった思いを持って支援していけると、なおのこと達成に近づくのではないだろうかと考えたためです。

さらにいえば、仕事や支援の場だけでなく、様々な場面でもその実践は可能であることにも気が付きました。このため、ざっくりとまとめると「誰に対しても、どんな場面であっても、次世代に可能性を残せる社会づくりに貢献するため、行動する」という部分が自分から出てきたことが一回目の発表からの変化だったといえます。

その上で、今一度第一回目を振り返ると、伝統産業や地域に対してアクションを起こすということはそれ自体が目的になっており、具体的に誰に可能性を増やしたいのか、そのアクションの先に何が起こるのか、その先にどんな未来があるのか、そういったところまでは考えられていなかったように思います。

 

これを踏まえると「次世代に可能性を残せる社会」にも先があるということになりそうです。次世代に可能性を残せた先に何があるのか?自分はそれをどう思い描くのか?、、、まだまだそこまで考えは及んでいませんが、そういった意味で「北極星」とは一生をかけても達成できないものだと考えています。

一方で、それでもやってやるんだ!という心構えこそが熱い思いであり、その気持ちを持った行動こそが生きる上で大事なのだとも感じています。

 

賛呑会ではそういったことを話しつつ、他の2名から質問や考えを投げかけてもらいます。自分にはなかった考えや方向性に引っ張ってもらいながら、それに対する率直な自分の意見を出すことにより話しながら自分自身もなんらかに変化や新鮮さに気付くことができるのがこの会の良いところだと思います。

次の賛呑会でまた変化を感じられるように日々の気づきや考えの反芻を忘れずにしっかりと行動に落とし込んでいきたいと思います。

 

弊社では中小企業を支援したいという熱き思いを持ちながら、未経験のため実現が困難になっている方を士業育成システム®により中小企業診断士、社会保険労務士、税理士へと育成する体制を整えております。

ご興味を持たれました方は弊社採用ページをご覧ください。

お時間が御座いましたら弊社HPもご覧ください