言志四録

言志四録

迅技術経営の西井です。

私は、日曜の午前中に読書をすることが多いです。

その時に読みたい本を読んでいるのですが、

その時その時のトピックの本もあれば

ずっと繰り返し読んでいる本があります。

繰り返し読んでいる理由は、その時の状況や自分の心によって同じ本でも感じることが異なるためです。

自分を省みるよき機会となっています。

繰り返し読んでいる本の1つに佐藤一斎の言志四録(講談社 久須本文雄全訳注)があります。

私の名前の由来である

克己の工夫は一呼吸の間に在り(言志後録第34条)

もあり、私の考え方に影響を与えているほんの1つです。

以前弊社に在籍していた社員が、祖母が曾祖父の色紙を掛けたことを社員ブログに記載してくれています。

色紙に書かれていたものが、言志耋録第139条の前半部分

怠惰の冬日、何其長也。勉強夏日、何其短也。長短在我、不在日。

でした。

色紙を見ると昭和18年9月とあります。

人間として大事なことはいつの時代も変わらない。

色紙に記載されているので、その方の心に響いた言葉であると思います。

色々なご縁で、言葉や思いが受け継がれていくのだなと思っています。

自分でできることはわずかですが、少しでもよき影響を与えられるように頑張りたいと思います。

 

時間感覚を意識する