環境のせいにしている限り、何も変わらない

「今の会社では成長できない」
「上司が悪い」
「子どもがいるから時間がない」

そう思ったことはありませんか。

もちろん、環境が影響することはあります。
働く場所、人間関係、家庭の状況。
どれも簡単に変えられるものではありません。

でも、少し厳しいことを言います。

環境のせいにしている限り、何も変わりません。

私たちはつい、
「変われない理由」を外に探してしまいます。

・忙しいからできない
・教えてもらってないからできない
・時間がないからできない

でも本当にそうでしょうか。

同じ環境でも、動いている人はいます。
同じように忙しくても、学び続けている人がいます。

違いは何か。

環境ではなく「選択」です。

  • 時間がないのではなく、その時間を何に使うかを自分で選んでいる
  • 学べないのではなく、学ばない選択をしている
  • 挑戦できないのではなく、挑戦しない選択をしている

少し厳しく聞こえるかもしれませんが、私は責めたいわけではありません。

むしろ逆です。

自分で選んでいると気づいた瞬間に、人生は自分で変えられるものになります。

私自身、子育てをしながら資格の勉強をしていました。

時間はありませんでした。思い通りにいかないことばかりでした。諦めそうに何度もなりました。

それでも、

・朝の時間を使う
・週単位で計画を立てる
・家事のやり方を見直す

できることを一つずつ積み重ねました。

完璧ではありません。でも、「できない理由」を並べるのではなく、「できる方法」を考えるようにしたのです。

キャリアは、誰かが用意してくれるものではありません。会社も上司も、あなたの人生を代わりに経営してはくれません。人生の経営者は、自分自身です。環境が整うのを待つのか。それとも、今の環境の中で一歩踏み出すのか。選ぶのはあなたです。

小さな一歩で構いません。

・本を一冊読む
・誰かの話を聞きに行く
・自分の考えを言葉にしてみる

その積み重ねが、気づいたときに大きな差になります。

「環境が悪いから変われない」そう思っている間は、何も変わりません。でも、「この環境の中で、自分にできることは何か」そう考えた瞬間から、キャリアは動き始めます。変わるきっかけは特別な出来事ではなく、日々の小さな選択です。

上島美和

「時間がない」は本当?

―子育て中でも未来を変えられる“1440分”の使い方

先日、子どもの卒業式に参加しました。PTA会長の祝辞の中で、こんな言葉がありました。「私たちも、大谷翔平選手も1日の時間は同じ」

その言葉を聞いて、改めて思いました。

「時間は誰にとっても平等」そんなことは、頭では分かっています。でも分かっているからこそ、改めて伝えたいと思いました。時間がないのではなく、時間の使い方で未来は変わるということを。

子育て中は、とにかく時間がない

朝はバタバタと始まり、気づけば一日が終わっている。「自分の時間なんてない」そう感じる日も、きっと多いと思います。

時間は増えない でも使い方をすでに選んでいる

1日は24時間、これは変えられません。

でも、私たちは、無意識のうちに時間の使い方を選んでいます。

何を優先するのか。何に時間を使っているのか。

そして本当に大事なことよりも、楽なことに時間を使っていないか

私がやめたこと・始めたこと

子育て中の私はやるべきことをやる、でも無理をしないと決めました。

・夜に頑張るのをやめる
・寝かしつけで一緒に寝る
・朝に少しだけ時間をつくる

子どもが起きる前の60分。

たったそれだけでも、「自分のために使えた時間」があると
一日の感じ方が変わります。

「できる日」ではなく「続けられる形」にする

子育て中は、予定通りにいかないのが前提です。

だからこそ、

・1日単位ではなく、週単位で考える
・完璧を目指さない

たまにはできない日があってもいい。
でも、やめない。

この積み重ねが、未来をつくっていきます。

子どもに見せたいのは「やるべきことに向き合う姿」

「勉強しなさい」と言うよりも、

自分が取り組んでいる姿を見せること。

忙しい中でも、少しずつでも続けている姿は、
きっと子どもにも伝わっているはずです。

最後に

1日は1440分。これは誰にとっても平等です。

だからこそ、何を優先するのか。

その選び方が、自分の未来をつくっていきます。

子育て中だからできない、ではなく
子育て中だからこそ、工夫しながら達成する。

あなたの1440分を何に使いますか?今の使い方で描いた未来へ繋がりますか?

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

育児は仕事の役に立つ を読んで

―「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ

「子どもがいると仕事が制限される」
「育児中はキャリアが止まる」

最近、子育てはそんなネガティブな言葉で語られがちです。

しかし、
浜屋祐子さんと中原淳さんの著書
『育児は仕事の役に立つ』では、まったく逆の視点が示されています。

それは、育児経験は、仕事の力を大きく伸ばすというポジティブな考え方です。

育児は「マネジメント力」を鍛える

子育てをしていると毎日が想定外の連続です。

・子どもが急に熱を出す
・保育園のお迎え時間がある
・家事も同時に進めなければならない

そんな状況の中で私たちは

  • 優先順位を判断する
  • 限られた時間で成果を出す
  • 周囲と調整する

ということを自然と行っています。

実はこれって仕事におけるマネジメントそのものです。

子育てを経験している人は知らないうちにこうした力を日々鍛えているのです。

問題は子育て自体ではなく「ワンオペ育児」

ただし、日本の育児には大きな課題があります。

それがワンオペ育児です。

本来、育児は一人で抱えるものではありません。

しかし現実には

  • 母親がほとんどを担う
  • 周囲に頼りにくい
  • 「自分がやらなければ」と思い込む

こうした状況が生まれやすいのです。

その結果、
育児と仕事の両立がとても大変なものになってしまいます。

「チーム育児」という考え方

この本ではチーム育児という考え方が提案されています。

育児は一人で抱えるものではなく、チームで行うもの。

チームのメンバーは

  • パートナー(ここがチームの中心)
  • 保育園
  • 家族・親族
  • ファミリーサポートなど地域の機関

などです。

育児を「個人の責任」ではなくチームのプロジェクトとして考えるという発想です。

子育て期間をプラス要素に

子育て中の方の中には

「ブランクがあるから…」
「自信がない」

と感じている方も少なくありません。

しかし、育児の中で私たちは

  • 調整力
  • 忍耐力
  • 判断力
  • コミュニケーション力

を日々使っています。

これは決してキャリアの空白ではありません。むしろ人としての力を磨いている時間とも言えるのではないでしょうか。そして自分で意識することでその力はもっと磨いていくことが出来ます。

子育ても仕事も どちらも人生の経験

子育ても、仕事も、どちらも人生の大切な経験です。そしてその経験は、必ずどこかでつながっています。育児をしてきたことは、決してマイナスではありません。

それどころかむしろ、あなたの強みになっているかもしれません。

そんな視点で自分の経験を振り返ってみると、これからの働き方が少し前向きに見えてくるかもしれませんね。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

母が働くということ

〜母の「努力する姿」は、いちばんの教育になる〜

「子どもがかわいそうかな…」
「家のことが回らなくなりそう…」
「ちゃんと両立できるのかな…」

母親が働くことを考えると、どうしても不安が先に立ちます。
専業主婦から働き始めるとき、私自身も同じようにたくさん悩みました。

でも今振り返って思うのは想像していたより、働くことにはたくさんのメリットがあったということです。

今日は、実体験も交えながら「母が働くことの意味」について書いてみたいと思います。

家庭以外に「自分の居場所」ができる

家事や育児は、とても大切な仕事です。
でも、毎日それだけに向き合っていると

「私って、社会とつながっているのかな…」
「このままでいいのかな…」

そんな気持ちになることもあります。

働くことで、家庭以外のところで

・誰かの役に立つ
・必要とされる
・感謝される

そんな経験が増えます。

「母」だけではない、「一人の私」としての居場所ができることは、
心の安定にもつながりました。

子どもに「努力する姿」を見せられる

「忙しくしている姿を見せるのは、かわいそうかな」
働くことを決めた後も少し悩みました。

でも今は、こう感じています。

「努力しなさい」と口で言うより
その姿を見せるほうが、ずっと伝わる。

子どもは、親が思っている以上に、日々の姿をよく見ています。

・勉強している姿
・仕事に向き合う姿
・失敗しても続ける姿

そうした姿の積み重ねが

「頑張るって、こういうことなんだ」
「簡単じゃないけど、やってみよう」

という気持ちにつながっていくのだと思います。

完璧じゃなくていい。
悩みながらでも、前に進もうとする姿こそが
子どもにとって一番の学びになります。

忙しいからこそ、家族の時間を大切に出来る

意外かもしれませんが、働き始めてからの方が
家族との時間を大切に出来ていると感じています。

時間に限りがあるからこそ

・一緒に過ごす時間を意識する
・限りある時間を無駄にしない

そんな変化が生まれます。

「長さ」より「濃さ」、それが今の私の実感です。

デメリットは「工夫」で小さくできる

もちろん、働くことは楽なことばかりではありません。

・時間が足りない
・疲れる
・思い通りにいかない

そんな日もあります。

でも、

✔ 家事に完璧を求めない
✔ 周りに頼る(感謝の心は忘れない)

こうした工夫で、負担はかなり減らせます。

「全部ちゃんとやろう」と気負わないことが、
長く続けるためのコツです。

最後に

再就職に悩むのは、きっとあなたが我が子のことを誰よりも考えているからだと思います。このブログが子どもを理由に再就職に踏み出せない方の一助になれば幸いです。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

子育て中でもあきらめない

上島が実践した「資格勉強を続けるための3つの工夫」

「子育てしながら資格の勉強なんて無理…」
そう感じている方は、少なくないと思います。

私自身も子どもが小さい頃に資格勉強に取り組みながら、何度も心が折れそうになりました。思うように時間が取れない、予定通りに進まない、疲れて眠い…。

それでも少しずつ工夫を重ねることで、学びを続けることができました。

今回は、私が実践してきた「子育て中でも勉強を続けるための3つの工夫」をご紹介します。

① 意識して「不可侵時間」を確保する

まず一番大切にしていたのが、「ここだけは勉強する」と決めた時間を守ることです。

子どもが小さい頃、私はよく

  • 寝かしつけのまま一緒に寝る
  • 無理をしない
  • その代わり、早朝に起きて家事と勉強する

という生活をしていました。

夜に頑張ろうとすると、どうしても疲れが勝ってしまいます。
無理に夜型にせず、「朝型」に切り替えたことで集中力も上がりました。

ポイントは、

  • 最初は短時間からでもOK
  • でも「この時間は守る」と決めること

完璧を目指さず、「細く長く続ける」ことを意識していました。

② 勉強計画は「週単位」で考える

子育て中は、とにかくイレギュラーの連続です。

  • 子どもの体調不良
  • 学校・園の急な予定変更
  • 家族の用事
  • 自分の疲労

「今日はここまでやる!」と日単位で管理すると、予定通りにいかないことが増え自己嫌悪に陥ります。

そこで私は、計画を「週単位」に切り替えました。

例えば、

  • 今週はこの範囲まで終える
  • テキスト〇ページまで進める
  • 問題集〇回分やる

というように、大枠で管理します。

できない日があっても、「別の日で調整すればOK」

と考えることで、気持ちが楽になりました。もちろん予備時間も設定しないと、計画を達成できません。予備時間も計画に入れます。

子育て中の勉強は、「柔軟さ」が何より大切です。

③ 家事の「あたりまえ」を見直す

勉強時間をつくるために、私が一番見直したのは「家事」でした。

以前は、

  • ちゃんと作らなきゃ
  • ちゃんと片付けなきゃ
  • 母親だから全部やらなきゃ

と、無意識に自分を縛っていました。でも、ある時ふと思ったのです。

「これ、本当に全部必要?」そこから、思い切って簡略化しました。

▶ 家事は“60点でOK”に

  • 副菜は多めに作り、翌日使ってもOK
  • まとめて出来ることを捜す
  • 完璧を目指さない

「手抜き」ではなく「工夫」です。

▶ 子どもを“戦力”にする

また、子どもにもどんどん頼るようにしました。

  • 洗濯物を干す、たたむ
  • 料理を盛り付ける、並べる
  • 簡単な片付け、掃除

最初は時間がかかります。
でも、長い目で見ると大きな助けになりますし、子どもの自立にもつながります。

「全部自分で抱え込まない」

これが、継続の最大のコツでした。

子育て中の勉強は「根性」だけでは続かない

子育てしながらの資格勉強は、決して楽ではありません。
でも、「気合」や「我慢」だけでは長続きしません。

大切なのは、

  • 自分に合った時間の使い方を見つける
  • 計画に余白を持たせる
  • 継続出来る仕組みをつくる

ことだと、私は実感しています。

おわりに

「今は忙しいから無理」
「子育てが落ち着いてから…」

そう思っている方も多いかもしれません。

でも完璧に環境が整う日は、なかなか来ません。

小さくてもいい、ゆっくりでもいい、止まらずに続けること。

それが将来の自分を助けてくれます。

このブログが同じように頑張っている方の背中を少しでも押せたら嬉しいです。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

子育て中でも、仕事で信頼される人がしていること

― 平時の仕事への取り組み姿勢が、評価をつくる

子育てをしながら働く中で、多くの人が一度はこんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。

「急に休んでしまって、評価が下がっていないだろうか」
「周りに迷惑をかけていると思われていないだろうか」

子どもの急な発熱や体調不良は、どれだけ気をつけていても避けられません。
そのたびに申し訳なさを感じながら働くのは、決して簡単なことではありません。


急な子どもの体調不良は、仕方ない

まず、はっきりさせておきたいことがあります。

子育て中に起こる急な欠勤や早退は、仕方のないことです。

それは仕事への意欲が低いからでも、責任感が足りないからでもありません。

今の社会では子育てをしながら働くことは特別なことではなく、
多くの職場がそれを前提に成り立っています。

急な休みがあったという事実だけで評価が下がるべきではありません。

それでも「信頼される人」がいる理由

同じように子育てをしていても、職場で自然と信頼を集めている人がいます。

一方で、「またか」と受け取られてしまう人がいるのも事実です。

この違いは休んだ日そのものではなく何も起きていない平時の仕事への向き合い方にあります。


見られているのは「休まない日の積み重ね」

評価や信頼は、突発的な出来事で決まるものではありません。

日々の仕事の中で、

  • どんな姿勢で仕事に向き合っているか
  • 周囲とどんな関係を築いているか
  • 仕事をどれだけ自分ごととして考えているか

そうした積み重ねが、「この人なら大丈夫」という評価につながっていきます。

先を見越して準備する、という姿勢

子育て中でも仕事で信頼されている人に共通しているのは、
「何か起きたときのために、普段から準備している」という点です。

それは、特別な能力や大きな工夫ではありません。

たとえば、

  • 自分の仕事の進捗や状況を、周囲が把握できるようにしている
  • 「ここまで終わっています」「次はこれです」と日頃から共有している
  • 自分が不在になった場合に、どこを見れば分かるかを意識している
  • 締切や段取りを、少しだけ前倒しで考えている

こうした小さな準備の積み重ねが、仕事が止まりにくい状態をつくります。

準備は「休むため」ではなく「信頼され続けるため」

「先を見越す」と聞くと、「休むことを前提にしているみたいで気が引ける」
と感じる方もいるかもしれません。

でもここで言う準備は休むためのものではありません。

一緒に働く人や取引先が困らないようにすること。
仕事が滞らないようにすること。
それを続ける姿勢こそが、信頼を積み重ねていく行動です。

準備している人は「休んでも仕方ない人」ではなく、
「安心して仕事を任せられる人」として見られます。

急に休んだ一日より、「それまで」が見られている

職場で見られているのは、急に休んだその一日ではありません。

それまでに、

  • 日頃、どのような仕事の進め方をしていたか
  • 周囲への配慮や共有があったか
  • 仕事に対して誠実であったか

そうした積み重ねです。

先を見越して準備している人は戻ってきたあとも自然と信頼され続けます。


特別な働き方を求められているわけではない

ここまで読んで、「そこまでできないかもしれない」と感じた方もいるかもしれません。

でも、求められているのは完璧さではありません。

少し先を考える。
少し周囲を意識する。
できる範囲で、誠実に仕事に向き合う。

それだけで、
仕事への姿勢は十分に伝わります。


子育て中でも、仕事で信頼されるということ

子育て中であることは、評価されない理由にも特別扱いされる理由にもなりません。

信頼されるかどうかを分けるのは、平時の仕事への取り組み方です。

無理をする必要はありません。
長時間働く必要もありません。

自分の状況を理解したうえで、先を見越し、準備し、仕事に向き合う。

その姿勢が、「この人となら、これからも一緒に働きたい」
という信頼につながっていきます。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

「家庭教育の心得21」を読んで

久しぶりに読書の感想を書こうと思います。

森信三著 家庭教育の心得21-母親のための人間学-を読みました。

正直に言えば、考え方や表現に古さを感じる部分もあります。
特に、男は外、女は家を整えるという性別役割分担を前提とした書きぶりが随所に見られる点は私より下の世代では理解し難い部分かもしれません。

ただ、その奥にある「人を育てる姿勢」には、今でも学ぶべき点が多いと感じました。

本の中で語られているのは、
挨拶を大切にすること
親がまず見本を見せること
しつけは幼少期からしっかり行うこと   です。

どれも特別新しい考え方ではありません。
むしろ私自身がこれまでの子育ての中で日常的に意識し、実践してきたことでもありました。

挨拶が出来る子に育てたければ、まずは親が自分から挨拶する姿を見せる。
幼少期は、親の言葉や行動がそのまま子どもの基準になります。だからこそ、この時期にどんな関わり方をするかは、後からやり直すことが難しい、大切な土台づくりなのです。

性別役割分担的な表現をどう読むか

この本には、母親を家庭教育の担い手として強く位置づけるなど性別役割分担を前提とした表現が多く見られます。たとえば、家事を覚えさせる対象が女児に限定されている点などは今の価値観とは合わない部分だと感じました。

ただ、ここで大切なのは表現をそのまま受け取ることではなく
「生活を通して子どもを育てる」という本質を、現代の家庭にどう引き寄せて考えるかではないでしょうか。

家事を通して生活力を身につけること、家庭の中で役割を担う経験をすること。それ自体は性別に関係なく、すべての子どもに必要なことだと思います。

この本が一貫して伝えているのは子どもをどうコントロールするかではなく
親自身がどのような姿勢で日々を生きるかという点だと思います。

完璧な親である必要はなく
・挨拶を大切にすること
・生活を整えようとすること
・子どもに見せたい背中を意識すること

そうした日々の積み重ねが、家庭の空気をつくり、子どもの人となりを形づくっていくのだと感じました。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

今ある時間で子どもと向き合う方法

新しく時間をつくらない

仕事に家事に毎日があっという間、「子どもとゆっくり向き合う時間が取れない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
すでにある時間や無理のない頻度の中で、少し視点を変えるだけで子どもと向き合う時間をとる方法があります。


今回は、忙しい中でも続けやすい3つの工夫をご紹介します。ちなみにこれは我が子が小学校低学年のころ実践していたことです。

① ダイニングで宿題をしてもらう

―「一緒にいる」だけで、安心感は生まれる―

夕食を作っている間、子どもにはダイニングテーブルで宿題をしてもらいます。
同じ空間にいながら、それぞれ別のことをしている状態です。

会話がなくても構いません。
お互いの存在を感じながら過ごす時間そのものが、子どもにとっては安心材料になります。

「今ここにいる」「見守られている」この感覚が大事です。

忙しい日は、しっかり話そうとしなくて大丈夫。
“一緒の空間にいる”ことを、まずは大切にしています。

② テレビでニュースを流し、子どもに説明してもらう

―聞き取れなかったことが、対話のきっかけに―

夕食づくりの間、テレビではニュースを流しています。私があえてこう聞きます。

「今のニュース、何て言ってた?」

すると子どもは、
・自分なりに内容を説明する
・分からない部分を考え直す
・短くまとめようとする

自然と要約力や理解力を使うことになります。

正確さは求めません。
大切なのは、「自分の言葉で伝えようとすること」。

そこから
「それってどういう意味?」
「どう思った?」
と会話が広がり、一方通行ではない対話が生まれます。

③ 週末に一緒に料理をする(月1回程度)

―「教える」より「一緒にやる」時間―

週末に、月に1回くらい。
特別なイベントではなく、いつものごはんを一緒に作るだけです。

・材料を切る
・味付けを考える
・盛り付けを工夫する

作業を分担しながら、自然と会話が生まれます。

「次は何をする?」
「これ、どう思う?」

こうしたやり取りの中で、
子どもは考える力や段取り力を身につけていきます。

頻度は多くなくて大丈夫。
「一緒に何かをつくった」という経験は、確実に子どもの中に残ります。

まとめ

“足す”のではなく、“重ねる”コミュニケーション

子どもとの時間を増やそうとすると、「何かしなきゃ」「ちゃんと向き合わなきゃ」と気負ってしまいがちです。

でも、
・夕食を作る
・テレビを見る
・週末に料理をする

そんな日常や生活の中にもコミュニケーションの種はあります。

忙しいからこそ、新しく時間を足すのではなく、今ある時間にコミュニケーションを重ねる。

完璧じゃなくていい。
続けられる形で、子どもとの関係を育てていけたらいいですね。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

働く母の手帳術

―― 上島が実践している「2冊使い」の工夫 ――

仕事と家庭、どちらも大切。
そんな思いから、私は 「マンスリー」と「週間バーチカル」の2冊使い をしています。

なぜ2冊使い?

理由はとてもシンプル。
転記がしやすく、頭の整理がしやすいからです。

普段は手帳カバーを使い、2冊をひとつにまとめています。
持ち歩きは1セット、でも役割は明確に分けています。

① マンスリー:予定を“色で見える化”

マンスリーは、レイメイ藤井のマンスリーブロックという、とてもシンプルな手帳を使用しています。

ここには「確定している予定」だけを書きます。

  • :自分の訪問予定や講師予定など相手があり時間が決まっているもの
  • :上の子どもの予定
  • :下の子どもの予定

色分けすることで、
「この日は仕事が多い」「この日は子どもの用事が集中している」といったことが、一目で分かります。

② 週間バーチカル:時間の使い方を設計する

週間バーチカルは、昨年からしごとノートhttps://shigotonote.info/を活用しています。

記入のタイミング

  • 週末に、翌週、翌々週分をまとめて記入(翌週分は微修正)
  • 週の途中に気付いた準備があれば都度追記と微修正

記入の流れ

  1. マンスリーに書いた予定を週間バーチカルに転記(色分けはそのまま)
  2. 空いている時間帯に
    • 作業予定
    • 起案時間
    • 資料作成
    • 先を見越した準備時間
    • 読書などインプットのための時間
      を書き込む

「やらなきゃ」ではなく、あらかじめ“時間を確保する” ことを意識しています。

③ できたことは○で見える化

予定や作業ができたら、
蛍光ペンで○を付ける

小さな○ですが、「今日ももちゃんと進められた」という実感につながります。

忙しい毎日の中で、できなかったことより、できたことに目を向けるための工夫です。

おわりに

仕事も、子育ても、完璧にはできません。
だからこそ、手帳は自分を支える道具です。

働く母としての毎日が、少しでもラクに、少しでも前向きになる。
そんな手帳の使い方の一例として、参考になれば嬉しいです。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

「配慮」だけで人は育たない

― 子育て中の女性社員に役割を渡すという選択 ―

子育て中の女性社員に対して、「今は大変な時期だから、無理をさせない方がいい」
そう考える経営者の方は多いと思います。

もちろん、家庭との両立への配慮は必要です。
しかし、“配慮だけ”が続いた結果、本人の意欲が下がり、離職につながるケースを少なからず見聞きします。


配慮が「期待されていない」というメッセージになるとき

  • 任せてもらえなくなった
  • 大事な仕事から外されている気がする
  • 期待されていないのではないかと感じる

会社としては「負担を減らしたつもり」でも、本人にとっては「戦力として見られていない」というメッセージとして受け取られてしまうことがあります。


「できない前提」ではなく「今、できる役割」を考える

以前、長坂養蜂場さんのYouTubeで印象的な事例を目にしました。
そこでは、子育て中の女性社員に対して「できないこと」を基準に仕事を外すのではなく、「今の制約の中でも担える役割」を渡していることが紹介されていました。

「時間に制約があるから外す」ではなく、時間に制約があるからこそ、
どんな役割なら責任を持って担えるのかを考える。

この姿勢は、「無理をさせる」こととはまったく違います。

役割を渡すことは、信頼を示すこと

子育て中の女性社員は、

  • 限られた時間で成果を出す工夫
  • 優先順位を考える力
  • 周囲と調整しながら進める力

を、日常の中で磨いています。にもかかわらず、役割を与えられない状態が続くと、
「ここで頑張る意味」が見えなくなってしまいます。役割を渡すことは、期待と信頼を言葉と行動で示すことです。

役割の再設計は、経営者の仕事

子育て中の女性社員に対して、
今のライフステージに合った役割を再設計することは、
女性支援や福利厚生の話ではありません。

  • 戦力人材の離職を防ぐ
  • 経験とノウハウを社内に残す
  • 将来の中核人材を育てる

ための、経営者として極めて合理的な判断です。

小さな組織だからこそ、一人ひとりの状況を踏まえた役割設計ができます。

「配慮」と「役割」をセットで考える

配慮は必要です。しかし、配慮だけでは人は育ちません。

配慮と同時に、役割を渡す。このバランスこそが、子育て中の女性社員の安心感と意欲を生み、結果として会社の力になります。

「今は何を任せるのか」
「どんな期待をしているのか」

その言葉を、ぜひ社員に伝えてみてください。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和