ほめるべきときにはほめ、叱らねばならぬときには叱れ

これは先日読んだ「経営の行動指針/土光敏夫著」からの引用です。

今回読んでいてここが心に残りました。

叱ったことが相手に受け入れられるには、日頃からの信頼関係の構築が必要です。信頼しているからこそ、叱られても受け入れられる。そのためにも上っ面で褒めるのではなく、しっかり良いところを日頃からフィードバックしていきましょう。これは親子でも上司部下でも一緒ですね。

「出来なかった」は「やらなかった」だけ?

タイトルからして耳の痛いお話ですが、これは勉強会で私自身が言われてしまったことです。

今日やろうと思ってたけど出来なかったというのは結局自分の中で勝手に優先度を下げてやらずに一日を終えてしまっただけなんです。これを言われたとき、(耳は痛いが)その通りだよな~と反省しました。

もちろん計画自体に無理がある場合もあります。それは計画段階で時間がしっかり見積れるように仕事の内容の解像度を上げて細かく分解して時間を見積もるなど改善点もあるでしょう。とくに初めての仕事の時間は読みにくいものです。余裕を持った計画と早めの着手も有効ですね。それと並行して自分自身が先送りにしない意識を持って毎日行動を振り返ることが大事だと気付きました。

この勉強会以降、私自身少しずつ計画の立て方の見直しや前日振り返りを行うことで「やらなかった」を減らしていきました。「やらなかった」が減ると更に前向きに物事に取り組めます。

小さなことからでいいので「やらなかった」を減らしていきましょう。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

子どもを人として尊重する

こんにちは上島美和です。

梅雨入りし、少し蒸し暑くなってきましたね。最近社内でもコミュニケーションを話題にすることが多いのですがその中でよく相手を尊重するという言葉が出てきます。迅技術経営の経営理念の中にも「お互いに尊重」というのがあります。尊重とは広辞苑に「価値あるものとして大切に扱うこと」と記載されています。大人同士では尊重出来ていても、子どもに対しては皆さん相手を尊重出来ていますか?

・子どもに質問されてたとき子どもはそんなこと知らなくていいと言う

・子どもだから分からないだろうとその場しのぎで誤魔化す

・子どもに意見を聞かない、お出かけ先は親が一方的に決める

このような態度をとっていませんか?この態度は相手を尊重していると言えるのでしょうか?子どもが意見は聞いてもらえないという経験を学習して、意見をいうことを諦めてしまうのではないでしょうか?

子どもも一人の人間です。「子どもだから出来ない、分からない」と大人が決めつけないでください。人間は言葉を話せるようになったら意見も言えます。子どものころから自分の意見や考えを言える環境を周りの大人が作ってください。

キャリアカウンセリングについて

皆さん、キャリアカウンセリングを受けたことはありますか?

受けたことのない人からは「何をするか分からないからやりたくない」とよく言われます。

まずキャリアの定義についてですが、日本キャリア開発協会(JCDA) では、「キャリア」を「人生そのもの」だとしています。このことから子育て中の専業主婦もその人のキャリアの中のひとつだと私は考えます。だからこそ人生の中で迷いや悩みが生じたときにはキャリアカウンセリングを受けることをお勧めします。

ここからは国家資格キャリアコンサルタントが行うキャリアカウンセリングについてお話します。キャリアカウンセリングでキャリアコンサルタントに答えを出してもらえると思われている方が多いのですが実はそうではありません。答えは自分の中にあります。それを見つけ出すお手伝いをキャリアコンサルタントがしているだけです。あなたの人生の決定権はあなたにあります。いろいろ経験をお話いただくのもご自身の感情と事実の整理のためです。もちろん人と人とのやりとりですので、合う合わないがあります。一度キャリアカウンセリングを受けただけでキャリアカウンセリング自体が無意味なものと決めつけず、あなたに合うキャリアコンサルタントを見つけてください。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

家庭内で子どもに役割を与える

おはようございます国家資格キャリアコンサルタント上島美和です。

さっそくですがみなさんのご家庭では子どもが家事をすることはありますか?どれくらいのことを任せていますか?

仕事でもそうですが一部を切り取った作業だけをやっていても全体が分からないままではいつまでもお手伝いに留まってしまいます。ぜひ10歳くらいで何かしら一つでいいので全てをお任せしてみてください。

洗濯を例に挙げると

洗うものを分別する→洗濯機を回す→干す→畳む→片付ける

という工程があります。まずは一つずつの工程を教えます。その間にどれくらいの量になれば洗濯機を回すのか、乾くまでの時間はどのくらい必要かなどを経験として学習していきます。

全工程が出来るようになったらぜひ洗濯の責任者として任命してください。今日洗濯機を回すか、明日で大丈夫か、スケジュールまで任せます。

家庭内に役割があることは子どもの自己肯定に繋がります。興味がありましたらお試しください。

母こそ不可侵時間が必要

こんにちは国家資格キャリアコンサルタント上島美和です。

新学期が始まり2カ月経ち、ようやく新しい生活に親も子も慣れてきたころですね。皆様、生活は落ち着いてきましたか?自分の時間は取れるようになりましたか?

ところで皆様、今回のタイトルにある不可侵時間ってご存じですか?これは他者に邪魔されない自分だけの時間のことです。

子育てしていると目先のやるべきことが無限にあり、子どもが起きている時間は座る時間もないくらい忙しい方もいると思います。だからこそ、まずは週に1時間でも不可侵時間を取ってみませんか?その時間はぜひ1年後5年後のやりたいこと・やるべきこと、そのために今から出来ることを考えたり、1週間を振り返ったり、読書など自己研鑽に充てて下さい。時間があればという意識では不可侵時間はなかなか生まれません。優先度を上げて時間を確保することが必要です。子どもを産むとどうしても子ども優先になりがちですが、自分への投資は親にも必要です。ぜひ意識的に不可侵時間を取ってみてください。きっと日頃の生活にもプラスの効果が生まれますよ。

上記は3年前に私が書いた迅技術経営社員ブログです。この時も意識的に時間を確保することの大切さを書いてますね。

「ザ・ラストマン」から子育てを考える

「ザ・ラストマン/川村隆著」という本をご存じですか?

若いビジネスマン向けの指南書としてよく読まれているビジネス書です。

昔から言われているビジネスマンとして成長するのに必要なことが著者の実体験を基にまとめられています。

この本を読んで、私は人材育成のベースは子育てと共通するものがあると感じました。

その上で親が日頃から意識して子どもと接したほうがよいと感じたことについて

まとめてみました。

・修羅場体験で人は「覚醒」する (p154より引用)

 ここで言う修羅場体験とは、頑張れば出来るようなチャレンジングな仕事を指しています。周りに協力してもらいながらなんとかやり切ることが出来るような仕事です。場合によっては失敗する可能性もあります。しかし若い時にこのような経験をすることで自信や自己肯定に繋がると言われています。これは社会に出る前でも経験することが可能です。親が過剰に失敗することを恐れ、子どものチャレンジの芽を摘むことは悪手です。

・人生のプロジェクト・マネジメントをする (p202より引用) 

 人生のプロジェクトの責任者は自分自身です。子どもが自分自身の人生の責任者として自分で考え、人生を歩んで行けるように育てるのが親の仕事です。

・思いやりの心もビジネスに活きるー恕 (p207より引用)

点数のつけられない能力で子どもが大きくなるにつれ大切さを忘れそうになる「思いやり」「相手を慮(おもんばか)る」などは、社会に出ても一番大切な能力だからこそ、社会に出るまで親が手本として子どもに見せていかなければなりません。

いかがでしたか?ビジネスマンの基本と言っているが人としての基本とも捉えられる話ばかりです。お父さんお母さん、一度「ザ・ラストマン」読んでみてはいかがでしょうか?

国家資格キャリアコンサルタント上島美和