失敗させない育児が挑戦しない大人をつくる

子どもには、失敗してほしくない。親なら誰もがそう思うのではないでしょうか。

危ない道より安全な道を選んでほしい。
傷つかないようにしてあげたい。
困らないように先回りしたい。

私自身も、そう思うことがあります。

ですが最近、「失敗しないこと」を優先しすぎると、
“挑戦しない大人”を育ててしまうのかもしれないとも感じています。

子どもが何かをしようとした時、

「こうした方がいいよ」
「それだと失敗するよ」
「こっちの方が早いよ」

と、つい口を出しそうになります。

もちろん、危険なことを止めるのは大切です。ですが小さな失敗まで全部避けさせていると、“自分で考える経験”“やってみる経験”がいつまで経っても増えません。

例えば、子どもが自分で服を選ぶ。

季節に合っていなかったり、組み合わせが少し変だったりすることもあります。

でも、そこで「変だからこっちにしなさい」と全部親が決めてしまうと、
子どもは“自分で決める”より、“正解を待つ”ようになるのではないでしょうか。

社会人になってからも同じです。

「失敗しないように」
「怒られないように」

を優先して育ってきた人は、

・挑戦しない
・指示待ちになる
・自分で決められない
・責任を避ける

という状態になりやすい。

逆に、小さい頃から

「自分で決める」
「やってみる」
「失敗しても大丈夫だった」

という経験を積んできた人は、挑戦へのハードルが低くなります。

私は企業内でも「失敗しない人」より、「挑戦できる人」の方が、
長い目で見ると成長すると感じています。

もちろん、最初から上手くいく人はいません。

でも挑戦する人は、経験から学び、少しずつ前に進める。

一方で失敗を恐れて動けなくなると、経験そのものが増えません。

子育ても、人材育成も、“正解を教えること”だけではなく、
“自分で考えて挑戦できる人を育てること”が大切なのだと思います。

だから私は子どもが少し遠回りしそうな時も、すぐに答えを渡すのではなく

「どうしたい?」 「やってみる?」

と問いかけることを、大切にしたいと思っています。

人生の経営者は自分自身

失敗しない人生ではなく、挑戦できる人生を歩めるように。

子どもにも、そして大人にも、そんな関わりをしていきたいと思っています。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

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「教える」だけで 人は育たない

~“飲みにケーション”が通用しにくい今、中小企業に必要なもの~

昔は仕事終わりの飲み会や何気ない雑談の中で上司や先輩との距離が縮まり
仕事への向き合い方や価値観が自然と伝わる場面が多くありました。

いわゆる“飲みにケーション”です。

そこには、単なる飲み会以上に接触回数を増やし信頼関係を築く役割 があったのだと思います。

ですが今は働き方や価値観が大きく変わりました。

子育て中の社員は、仕事が終われば家族との時間がある。
若い世代は、仕事とプライベートを分けたいと考える方も増えています。
お酒の席が苦手な人もいます。

昔のように「仕事終わりはみんなで飲みに行く」
という関わり方が当たり前ではなくなってきました。

だからこそ昔のやり方が良い悪いではなく
信頼関係を築く方法や、組織として大切なことを伝える方法を変える必要がある と感じています。

私が大切だと思うのは、接触回数を意識して増やすこと です。

人は1回深く話すこと以上に、
短い時間でも何度も関わることで安心感や信頼が生まれることがあります。

朝の「おはようございます」の一言
業務後の「どうだった?」という振り返り
ちょっとした雑談
報連相の確認

こうした小さな接点の積み重ねが社員との距離を縮め
話しやすい関係づくりにつながっていきます。

人材育成は一方的に“教えること”だけでは育ちません。

大切なのは接触回数を増やし対話を重ねる中で、組織としての方向性や大切にしたい考え方を少しずつ共有していくことです。

「なぜこの仕事をするのか」
「私たちの組織は何を大切にしているのか」
「どんな姿勢でお客様や仲間と向き合うのか」

こうした考え方は、一度伝えたから浸透するものではありません。

だからこそ日々の関わりや対話の中で少しずつ共有し、自分の言葉として理解してもらうことが大切なのだと思います。

中小企業は大企業のように体系的な教育制度を整えることが難しい場合もあります。
だからこそ日々の接触回数そのものが、人材育成や理念浸透の時間になる。

昔の“飲みにケーション”が減った今
必要なのは飲み会を復活させることではなく、
日常の中で接点を増やしていくこと なのかもしれません。

「教える」だけでは、人は育たない。
これからの中小企業に必要なのは接触回数を増やし、対話を重ねながら、
共に育つ組織づくりだと感じています。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

子育て中の今こそ、キャリアに触れてほしい理由

子育て中は、どうしても毎日があっという間に過ぎていきます。

目の前のことに精一杯で、自分のことはつい後回し。

「キャリアについては、もう少し落ち着いてから考えよう」そう思っている方も多いのではないでしょうか。「このままでいいのかな」そう思って、キャリアについて考えたことはありませんか?

・何か始めたい
・でも何をすればいいか分からない
・今は子育てがあるから、もう少し先でいいかな

頭の中ではずっと考えている。でも動けない。

未来はまだ経験していない分、どうしても想像しづらいものです。だから考えれば考えるほど動けなくなる。

「正解を出してから動こう」として結局、何も変わらないまま時間だけが過ぎていきます。そして気づいたときには、「このままでいいのかな」という思いだけが残っている。

だからこそ、“考えるだけではなく、一度体験してみること”が必要なのです。

本を読んだり、話を聞いたりして「なるほど」と思うことはあります。

でも、

・自分はどんな選択をするのか
・その選択がどう影響するのか

これは、実際にやってみないと分かりません。

キャリアストームは、10代から60代までの人生を疑似体験する研修です。

仕事、学び、家族、お金、健康など、さまざまな要素を同時に考えながら
自分で選択をしていきます。

やってみると、驚くほど気づきがあります。

・目先だけで選ぶと、後で苦しくなる
・何も考えないと、選択肢が減る
・挑戦すると、可能性が広がる

それを疑似体験出来る、それがキャリアストームです。

子どもは、親の言葉よりも“生き方”を見ています。

だからこそ、

・自分のキャリアをどう考えるか
・どう選び、どう行動するか

これを子どもに見せること。それが子どもへの一番の教育だと私は思います。

キャリアは、誰かが用意してくれるものではありません。

「時間ができたら考える」ではなく、「今、少し触れてみる」

その一歩が、未来を変えていきます。

もし今、

・このままでいいのか迷っている
・何か変えたいと思っている

そんな方は、キャリアストームを一度体験してみてください。

考えているだけでは見えなかったものが、きっと見えてきます。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

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営業とは「相手のお悩みを解決すること」

「営業」と聞くと、“売り込む仕事”
というイメージを持つ方も多いかもしれません。

ですが、私は営業とは「相手のお悩みを解決すること」だと思っています。

だからこそ、女性は営業に向いていると感じる場面が多くあります。

例えば、

・相手の話を丁寧に聞く
・ちょっとした変化に気付く
・「言語化されていない本当に困っていること」を感じ取る
・相手に合わせて言葉を選ぶ

こうした力は、営業においてとても大切です。

もちろん、男性・女性で一括りには出来ません。

ですが子育てや家庭、地域との関わりの中で、
自然と“相手を見る力”を身につけている女性は多いと感じます。

そして実は私自身も10年間、営業事務の仕事をしてきました。

営業担当のように前に立つ仕事ではありませんでしたが、

「お客様は何に困っているのか」
「どうすればスムーズに進むか」
「相手が求めていることは何か」

を考えながら動く毎日でした。

先回りして準備をしたり、伝わりやすいように調整したり、
相手が安心できるように対応したり。

営業事務の仕事も、“相手を支える営業”だったのだと思います。

実際「これを売りたい」ではなく
「この人の役に立ちたい」という気持ちで動ける人ほど
結果として信頼され、仕事に繋がっているように感じます。

特に中小企業では“モノを売る力”よりも
“信頼関係をつくる力”の方が重要になる場面も少なくありません。

だから私は、「営業経験がないから無理」
と思っている女性にこそ伝えたいのです。

あなたが普段誰かの話を聞き、相手を気遣い
「どうしたら良くなるかな?」と考えていること。

それは、立派な営業の力です。

営業とは押し売りではありません。

相手の悩みや困りごとに向き合い、一緒に解決方法を考えること。

そう考えると営業はもっと温かく、
人に寄り添う仕事なのだと思います。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

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「茹でガエル」になる前に

「とりあえず今の仕事を頑張ればいい」
「毎日忙しいし、考える暇がない」
「そのうち何か見えてくるだろう」

そうやって自分のキャリアを深く考えないまま、
日々を過ごしていませんか?

でも実は、キャリアは“意識しないこと”の方が怖いのかもしれません。

「茹でガエル」の話があります。

熱湯にカエルを入れると驚いて飛び出しますが、
水の状態から少しずつ温度を上げると、
危険に気づかず茹で上がってしまうという話です。

この話は、キャリアにも似ていると感じます。

急激な環境変化には気づけても、

・なんとなく毎日が過ぎる
・言われた仕事をこなす
・学ばなくなる
・挑戦しなくなる

こうした“ゆるやかな停滞”には自分ではなかなか気づけません。

そして数年後、

「自分は何がしたいんだろう」
「このままでいいのかな」
「市場価値って何だろう」

そんな不安を感じ始める。

でもその時に急に変わろうとしても、なかなか難しい。

だからこそ、若いうちから“自分のキャリアを意識すること”が大切なのだと思います。

キャリアというと、転職や昇進だけをイメージする人もいます。

ですが本来は、

「どんな力を身につけたいか」
「どんな人と働きたいか」
「どんな人生を送りたいか」

そういった自分自身の“生き方”を考えることでもあります。

会社任せではなく、親任せでもなく、学校任せでもない。

自分の人生の方向を、自分で考える。それがキャリアを考えるということです。

だから私は、

・本を読む
・新しい人と会う
・学ぶ場に行く
・小さく挑戦してみる
・自分の考えを言葉にする

こうした行動が大切だと思っています。

未来は、何もしなくても勝手に良くなるものではありません。

でも意識して行動している人は、少しずつ自分の未来を変えていける。

「まだ若いから」ではなく、若いうちだからこそ。キャリアは意識した人から少しずつ動き始めます。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

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子育てを「罰ゲーム」にしたくない

「子どもがいるから、できない」
「子どもがいるから、我慢するしかない」

そんな言葉を、無意識に使っていないでしょうか。

私自身、子育てをしている中で時間が足りないと感じることもありますし
思うようにいかない日もあります。でも、そのたびに思うのです。

子育てを、“罰ゲーム”のように捉えたくない。

子どもがいることで確かに制約は増えます。自由に使える時間は減るし、自分のペースだけでは動けない。でもそれは、「できない理由」になるのでしょうか。

私はそうは思いません。

むしろ、限られた時間の中で、何を選ぶか。どう生きるかを問われている時間なのだと思っています。

子どもは、親の言葉以上に、親の“生き方”を見ています。

「やりたいことを我慢している姿」
「忙しさに追われて余裕のない姿」

それを見せ続けることが、本当に子どものためになるのでしょうか。

私は、

自分の人生を大切にしている姿
学び続けている姿

を見せたいと思っています。

だからこそ、子育て中であっても自分のための時間を持つことを大切にしています。

それは、特別なことではなくていいんです。

・本を読む
・自分の本当にやりたいことを考える、そのために行動する

ほんの少しでも、「自分に戻る時間」を持つこと。

子育ては自分の人生を犠牲にする期間ではありません。むしろ、自分の生き方を子どもに伝えられる時間です。

「子どもがいるからできない」ではなく、「子どもがいる今だからこそ、どう生きるか」

そう問い続けることが、子どもにとっての一番の学びになると、私は信じています。

子育てを、罰ゲームにしない

それは自分の人生を諦めないという小さな決意なのかもしれません。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

「戦略的にキャリアを考える」ということ

「とりあえず今を頑張る」もちろん、それも大切です。

ですが変化が大きい時代だからこそ、
私は“戦略的にキャリアを考える”ことが必要だと思っています。

戦略的にキャリアを考えるというのは、「損をしないように動く」ことではありません。

自分がどんな人生を送りたいのか。どんな働き方をしたいのか。何を大切にして生きたいのか。そこから逆算して、今の行動を選ぶことです。

例えば、

・どんな経験を積むか
・誰と関わるか
・どんな学びをするか
・どんな環境に身を置くか

その積み重ねで数年後の自分は大きく変わります。

ですが実際は毎日の仕事や育児に追われる中で、
“目の前をこなすこと”で精一杯になりがちです。

すると気付いた時には、「なんとなくここまで来てしまった」という状態になりかねません。

だからこそ、定期的に自分のキャリアを考える時間が必要なのです。

私は、キャリアとは「仕事」だけではなく、人生そのものだと思っています。

だから転職するかどうかだけがキャリアではありません。

子育てをどうするか。どんな人と関わるか。どんな時間の使い方をするか。何を優先するか。

そのすべてが、キャリアにつながっています。

キャリアストームはそんな“人生の選択”を、ゲームを通して疑似体験できる研修です。

頭の中だけで考えるのではなく実際に体験することで、「自分は何を大切にしているのか」に気付くことができます。

未来はまだ経験していない分、想像しづらいものです。だからこそ、一度体験してみる。

その経験が、次の意思決定につながっていきます。

人生の経営者は、自分自身。だからこそ受け身ではなく、
“戦略的に”自分のキャリアを考えてみませんか。

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国家資格キャリアコンサルタント上島美和

「お客様の声」はクレームのため?

~ありがとうを伝える手段に~

お店で「お客様の声」や「ご意見箱」を見かけると、どんなときに使いますか?

多くの人が思い浮かべるのは、きっとこんな場面です。

・対応が良くなかったとき
・不便を感じたとき
・改善してほしいことがあるとき

つまり、何か不満があったとき

でも本来、「お客様の声」はそれだけのためのものではないと思うのです。

嬉しかったことは、そのままにしていませんか?

例えば

・店員さんが丁寧に対応してくれた
・忙しい中でも笑顔で接してくれた
・ちょっとした気遣いが嬉しかった

そんな経験、ありませんか?

そのとき、「いいお店だったな」と心の中で思って終わっていませんか?

実はその“良かった”は、伝えない限り、相手には届いていません。

クレームだけが届く世界

もし「お客様の声」に届くのがクレームばかりだったらどうなるでしょうか。

現場の人からすると、「また注意された」「自分たちはできていないのかもしれない」

そんな風に感じてしまうかもしれません。でも実際には、良い対応もたくさんあるはずです。ただ、それが表に出ていないだけ。

良かったことを伝えると、何が起きるか

「先ほどの対応、とても助かりました」
「笑顔で接してくださって嬉しかったです」

たったそれだけでも、受け取った側にとっては大きな意味を持ちます。

・自分の対応に自信が持てる
・また同じように対応しようと思える
・仕事への向き合い方が変わる

つまり、その人の“良い行動”が続いていくきっかけになるのです。

「お客様の声」は、応援の手段にもなる

私たちは無意識のうちに「評価する=ダメなところを指摘すること」だと思いがちです。

でも良いところを言葉にして伝えることも、立派な評価です。むしろそれはその人やそのお店を“応援する行動”でもあります。

一言でいい

長い文章を書く必要はありません。「○○さん丁寧に対応していただき、ありがとうございました」「とても気持ちよく買い物ができました」それだけで十分です。

「お客様の声」は、クレームを伝えるための場所ではなく、感じたことを伝える場所だと思います。だからこそ不満だけではなく、嬉しかったことや良かったことも伝えていく。

その小さな行動が誰かの一日を少し明るくするかもしれません。そしてそれは
結果として“良いお店が増えていくこと”にもつながるはずです。

今日もし「いいな」と思う対応に出会ったら、その気持ちを言葉にして届けてみてください。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

連休最終日は「自分を整える時間」に

連休の最終日。
「明日からまた仕事か…」と、少し気持ちが重くなる方も多いかもしれません。

でも私は、この日を“自分を整える時間”として使うようにしています。

ただ休むだけで終わるのではなく、
少しだけ立ち止まり、これまでを振り返り、これからを整える。

それだけで、連休明けのスタートが大きく変わります。

4月までの仕事を振り返る

新年度が始まり、あっという間に1ヶ月。

目の前のことに追われていると、
「できたこと」よりも「できていないこと」に意識が向きがちです。

だからこそ、意識的に振り返ります。

・うまくいったことは何か
・継続できていることは何か
・周りに喜ばれたことは何か

小さなことでもいい。

振り返ってみると、自分なりに積み重ねてきたものが見えてきます。

目標を再確認する

年初や4月に立てた目標を覚えていますか?

忙しさの中で、「何のためにやっているのか」が曖昧になることは少なくありません。

だからこそ、もう一度問い直します。

・自分はどこに向かいたいのか
・そのために今やっていることはつながっているか

もしズレていると感じたら、修正すればいいだけです。

目標は「守るもの」ではなく、自分の行動を整えるためのものです。

明日からの準備をする

整える、というのは気持ちだけではありません。

・仕事のスケジュールを確認する
・優先順位を決める
・必要な準備を整える

ほんの少しの準備で、連休明けの「バタバタ」は大きく減ります。

そして何より、「よし、やろう」という気持ちでスタートできます。

心と体を整える

忘れてはいけないのが、心と体。

・少し早めに寝る
・軽く体を動かす
・ゆっくり湯船に浸かる

こうした小さな行動が、次の一週間のコンディションをつくります。

自分と家族のために

仕事のためだけではありません。

自分自身が整っていることは、家族にとっても大切なことです。

余裕があるから、やさしくなれる。余裕があるから、話を聞ける。

自分を整えることは、周りの人を大切にすることにもつながる。

そう思っています。

連休の終わりを、次へのスタートに

連休最終日は、終わりではなく「始まりの準備の日」。

なんとなく過ごすのではなく、少しだけ意識して使ってみる。それだけで、
明日からの1日1日が変わりますよ。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

子どもの限界を、親が決めていないか

「まだ小さいから無理」
「まだできないからやめておこう」

気づかないうちに、そんな言葉を使っていないでしょうか。

でもそれは子どもの限界ではなく、親が決めた限界かもしれません。子どもは本来、驚くほどのスピードで成長します。昨日できなかったことが、今日できるようになる。

大人の感覚で「難しい」と思うことでも、子どもにとっては
「やってみたいこと」でしかないことも多いのです。

以前、子どもに選択をしてもらう場面で、
「どっちにする?」と聞いたときのこと。

少し考えてから、自分なりの理由を持って選びました。

その理由を聞いたとき、私はハッとしました。

「そんなことまで考えていたのか」と。

もしあのとき、「こっちの方がいいよ」と
大人の判断で決めてしまっていたら、その思考も、その意思決定も、
引き出せなかったかもしれません。

子どもは経験の中で考え、選び、
失敗しながら成長していきます。

だからこそ、「まだ無理」と止めるのではなく、「やってみようか」と見守ること。それが、子どもの可能性を広げる関わり方だと思っています。

もちろん危険を伴うことは止める必要があります。

でもそれ以外の多くは、実は「できる・できない」ではなく、
「やらせるか・やらせないか」の問題ではないでしょうか。

これは、子育てだけの話ではありません。企業の人材育成でも同じです。

「この人にはまだ早い」「経験が足りないから任せられない」

そう言って機会を与えなければ、その人は一生「できるようにならない人」のままです。

人は、任されることで成長します。

少し背伸びするくらいの機会が、その人の可能性を引き出します。

子どもも、大人も同じです。限界は、最初から決まっているものではありません。

親や上司が決めた瞬間に、その人の成長は止まってしまう。

だからこそ、私は意識したいのです。

「この子にはできるだろうか?」ではなく、
「この子にやらせてみようか」という視点で関わることを。

子どもの未来は、今の小さな関わりの積み重ねでできています。

その可能性を狭めるのも、広げるのも、私たち大人の関わり方次第です。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和