「時間がない」は本当?

―子育て中でも未来を変えられる“1440分”の使い方

先日、子どもの卒業式に参加しました。PTA会長の祝辞の中で、こんな言葉がありました。「私たちも、大谷翔平選手も1日の時間は同じ」

その言葉を聞いて、改めて思いました。

「時間は誰にとっても平等」そんなことは、頭では分かっています。でも分かっているからこそ、改めて伝えたいと思いました。時間がないのではなく、時間の使い方で未来は変わるということを。

子育て中は、とにかく時間がない

朝はバタバタと始まり、気づけば一日が終わっている。「自分の時間なんてない」そう感じる日も、きっと多いと思います。

時間は増えない でも使い方をすでに選んでいる

1日は24時間、これは変えられません。

でも、私たちは、無意識のうちに時間の使い方を選んでいます。

何を優先するのか。何に時間を使っているのか。

そして本当に大事なことよりも、楽なことに時間を使っていないか

私がやめたこと・始めたこと

子育て中の私はやるべきことをやる、でも無理をしないと決めました。

・夜に頑張るのをやめる
・寝かしつけで一緒に寝る
・朝に少しだけ時間をつくる

子どもが起きる前の60分。

たったそれだけでも、「自分のために使えた時間」があると
一日の感じ方が変わります。

「できる日」ではなく「続けられる形」にする

子育て中は、予定通りにいかないのが前提です。

だからこそ、

・1日単位ではなく、週単位で考える
・完璧を目指さない

たまにはできない日があってもいい。
でも、やめない。

この積み重ねが、未来をつくっていきます。

子どもに見せたいのは「やるべきことに向き合う姿」

「勉強しなさい」と言うよりも、

自分が取り組んでいる姿を見せること。

忙しい中でも、少しずつでも続けている姿は、
きっと子どもにも伝わっているはずです。

最後に

1日は1440分。これは誰にとっても平等です。

だからこそ、何を優先するのか。

その選び方が、自分の未来をつくっていきます。

子育て中だからできない、ではなく
子育て中だからこそ、工夫しながら達成する。

あなたの1440分を何に使いますか?今の使い方で描いた未来へ繋がりますか?

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

育児は仕事の役に立つ を読んで

―「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ

「子どもがいると仕事が制限される」
「育児中はキャリアが止まる」

最近、子育てはそんなネガティブな言葉で語られがちです。

しかし、
浜屋祐子さんと中原淳さんの著書
『育児は仕事の役に立つ』では、まったく逆の視点が示されています。

それは、育児経験は、仕事の力を大きく伸ばすというポジティブな考え方です。

育児は「マネジメント力」を鍛える

子育てをしていると毎日が想定外の連続です。

・子どもが急に熱を出す
・保育園のお迎え時間がある
・家事も同時に進めなければならない

そんな状況の中で私たちは

  • 優先順位を判断する
  • 限られた時間で成果を出す
  • 周囲と調整する

ということを自然と行っています。

実はこれって仕事におけるマネジメントそのものです。

子育てを経験している人は知らないうちにこうした力を日々鍛えているのです。

問題は子育て自体ではなく「ワンオペ育児」

ただし、日本の育児には大きな課題があります。

それがワンオペ育児です。

本来、育児は一人で抱えるものではありません。

しかし現実には

  • 母親がほとんどを担う
  • 周囲に頼りにくい
  • 「自分がやらなければ」と思い込む

こうした状況が生まれやすいのです。

その結果、
育児と仕事の両立がとても大変なものになってしまいます。

「チーム育児」という考え方

この本ではチーム育児という考え方が提案されています。

育児は一人で抱えるものではなく、チームで行うもの。

チームのメンバーは

  • パートナー(ここがチームの中心)
  • 保育園
  • 家族・親族
  • ファミリーサポートなど地域の機関

などです。

育児を「個人の責任」ではなくチームのプロジェクトとして考えるという発想です。

子育て期間をプラス要素に

子育て中の方の中には

「ブランクがあるから…」
「自信がない」

と感じている方も少なくありません。

しかし、育児の中で私たちは

  • 調整力
  • 忍耐力
  • 判断力
  • コミュニケーション力

を日々使っています。

これは決してキャリアの空白ではありません。むしろ人としての力を磨いている時間とも言えるのではないでしょうか。そして自分で意識することでその力はもっと磨いていくことが出来ます。

子育ても仕事も どちらも人生の経験

子育ても、仕事も、どちらも人生の大切な経験です。そしてその経験は、必ずどこかでつながっています。育児をしてきたことは、決してマイナスではありません。

それどころかむしろ、あなたの強みになっているかもしれません。

そんな視点で自分の経験を振り返ってみると、これからの働き方が少し前向きに見えてくるかもしれませんね。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

キャリアコンサルタント更新講習(技能講習)を受講しました

〜「セルフキャリアドック」から得た大きな気づき〜

先日、国家資格キャリアコンサルタントの更新講習(技能講習)として、
「セルフキャリアドック」をテーマにした研修を受講してきました。

今回の講習は、単なる知識のインプットではなく、
実際に研修を組み立てるという非常に実践的な内容でした。

学びと気づきがとても多かったので、今日はその一部を共有したいと思います。

① キャリア研修を組み立てて感じたこと

講習の中では、実際に「キャリア研修」を自分で設計するワークがありました。

私自身が組み立てた研修では、

  • 自分の経験を振り返る
  • これまでの仕事を整理する
  • 強みや価値観を言語化する

といった、「経験から自分を見つめ直す」部分は、しっかり盛り込めていました。

これまでの経験も活かしながら、比較的スムーズに構成できたと思います。

しかし、振り返りの中で大きな気づきがありました。

それは、

「キャリア研修の後にキャリアカウンセリングを行うことが抜けており、その後にキャリアカウンセリングを行うことを意識した設計になっていなかった」

ということです。

今回の講習を通して研修とキャリアカウンセリングを一体として設計することの重要性を、改めて実感しました。

気づきで終わらせず、次の行動につなげていくためには、
その後の関わり方まで含めた設計が欠かせないのだと学びました。

② セルフキャリアドック後の「経営者向けフィードバック」からの学び

もう一つ、特に印象に残ったのが、
セルフキャリアドック実施後の経営者へ向けたフィードバックについての学びです。

ここでも、目からウロコの気づきがありました。

それは経営者向けのフィードバックにも、キャリアカウンセリングの視点が必要だということ。

多くの場合、フィードバックというと

  • 評価する
  • 指摘する
  • 改善点を伝える

といった「伝える側中心」になりがちです。

しかし、本当に大切なのは

✔ 相手が自分で気づくこと
✔ 納得すること
✔ 行動を変えたいと思えること

です。

そのためには、

「こうしなさい」ではなく、
「どう感じた?」「どう思う?」と問いかける姿勢が欠かせません。

相手の内側から答えを引き出し、
「自分で決めた」と思える状態をつくる。

これこそが、キャリアカウンセリングの本質なのだと感じました。

経営者向けのフィードバックにこの視点が入ることで、

  • 経営者が自ら動く
  • 納得感が高まる
  • 組織の成長スピードが上がる

という好循環が生まれるのだと思います。

「支援」とは、解決策を提示することではない

今回の講習を通して、強く感じたのは、

支援とは、解決策を提示することではない

ということです。

私たちはつい、「こうした方がいい」「こうすべき」と答えを示したくなります。

でも、それでは本当の意味で相手の力にはなりません。

大切なのは、

相手が自分で考え、
自分で気づき、
自分で選び、
行動できる状態をつくること。

そのために、問いかけ、寄り添い、伴走する。

それこそが、キャリアコンサルタントとしての支援なのだと、改めて実感しました。

今後に向けて

今回の技能講習で得た学びは、今後の研修設計や面談、企業支援にも必ず活かしていきたいと思います。

学べば学ぶほど、
「まだまだできることがある」
「もっと良い支援ができるはず」
と感じます。

これからも、自分自身も学び続けながら、
一人ひとりが前向きに働ける環境づくりに貢献していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和