決断の早さが成長を変える

私たちは日々、さまざまな場面で決断をしています。

「もう少し考えてからにしよう。」

研修に参加するか。
新しい仕事に挑戦するか。
資格取得にチャレンジするか。
部下に仕事を任せるか。
転職や就職に向けて応募するか。

どれも人生や仕事に影響を与える決断です。

もちろん、大きな決断ほど慎重になるのは当然です。しかし、私が多くの方と関わる中で感じるのは、成長する人ほど決断が早いということです。

ここでいう「早い」とは、何も考えず勢いで決めることではありません。
必要な情報を集めたら、「まずやってみよう」と決断し、一歩踏み出すことができる人です。

反対に、なかなか成長の機会をつかめない人は、「もっと準備ができてから」「失敗しない方法が分かってから」と考え続けてしまいます。

でも、本当に人を成長させるのは、考えた時間ではなく、行動した回数です。

実際にやってみるからこそ、
「思ったより難しかった。」
「意外とできた。」
「次はこうしてみよう。」
という気づきが生まれます。

つまり、成長とは
決断 → 行動 → 振り返り → 改善
このサイクルをどれだけ多く回せるかで決まります。

決断が早い人ほど、このサイクルを何度も経験します。
だから、経験値が積み重なり、成長するスピードも速くなるのです。

私自身も、専業主婦を経て再就職を考えたとき、「人の成長に関わる仕事がしたい」という思いを大切に、一歩踏み出しました。

キャリアコンサルタントの資格取得も「自信がついてから始めよう」と待っていたわけではありません。
挑戦することを決断し、その都度学びながら進んできた結果が、今の私につながっています。

採用のお手伝いをしている中でも、同じことを感じます。
求人を見て興味を持ったにもかかわらず、
「自分にはまだ早いかもしれない。」
「経験が足りないから応募できない。」
「もっと条件の良い会社があるかもしれない。」
そんなふうに迷っているうちに、募集が終了してしまうことがあります。

実は、多くの企業は「完璧な人材」を探しているわけではありません。

「この人と一緒に成長していきたい。」
そう思える人との出会いを求めています。

だからこそ、少しでも興味を持ったのであれば、まずは会社を知ること、話を聞いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

応募することは、入社を決めることではありません。
まずは一歩踏み出し、自分の可能性を広げるための行動です。

迅技術経営でも、正式なエントリーをする前に社員と話をする機会を設けています。
「この会社で働くイメージが持てるか。」
「自分が目指していることが出来る環境なのか。」
そんなことを確認した上で応募を決めていただければと思っています。

応募するか迷っている時間よりも、まず話を聞いてみる。
その小さな決断が、自分の未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

決断とは、正解を選ぶことではありません。
選んだ道を、自分の行動で正解にしていくことです。
完璧なタイミングを待っていても、その日はなかなか訪れません。

だからこそ、小さな決断を積み重ねてみてください。

その一歩が次の挑戦につながり、成長のスピードを加速させてくれるはずです。
人生の経営者は、自分自身。
今日の決断が、10年後、20年後のあなたをつくります。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

今日からできる、小さな習慣

「お母さん、今日ね~…」
「お父さん、聞いて!」
子どもは毎日、私たちにたくさんの話をしてくれます。
でも夕方は、一日の中でも特に忙しい時間帯です。
夕飯の支度に、洗濯、お風呂の準備、明日の予定の確認…。
子どもの話を聞きながらも、頭の中は次にやることでいっぱいになってしまうこともあります。

私自身も、そんな毎日を過ごしてきました。
だからこそ思うのです。

子どもに必要なのは、何時間も一緒に過ごすことではなく、「今、この子に向き合おう」と意識する時間なのではないかと。

目を見て話すということ

子どもが話しかけてきたら、ほんの少しだけ手を止めてみる。
そして、子どもの目を見て話を聞く。
「そうなんだね。」
「それでどうしたの?」
「嬉しかったんだね。」

たった30秒でも、1分でも構いません。
目を見て話を聞いてもらえた子どもは、「ちゃんと受け止めてもらえた」と感じます。

一方で、「うん、うん」と返事をしながらスマートフォンを見ていたり、料理を続けながら話を聞いていたりすると、言葉では返事をしていても、「聞いてもらえなかった」と感じることがあります。

子どもは、親の視線や表情から、「自分に関心を向けてくれているか」を敏感に感じ取っています。

忙しいからこそ、質を大切に

「もっと子どもと向き合う時間をつくってあげたい。」
そう思う親は多いと思います。

でも、一日は誰にとっても24時間。
仕事をしていても、専業主婦でも、子育て中は誰もが忙しいものです。
だから私は、「時間の長さ」よりも「時間の質」を意識したいと思っています。

10分間なんとなく一緒にいるよりも、1分間しっかり目を見て話す。
その1分が、子どもにとっては「自分は大切にされている」という安心感につながります。

子どもの心に残るもの

子どもは、大人になって「どんな話をしたか」を細かく覚えているわけではありません。
でも、
「お母さんが笑顔で聞いてくれた。」
「お父さんが最後まで話を聞いてくれた。」
そんな記憶は、不思議と心に残るものです。

安心して話せる経験を積み重ねることが、「自分は大切な存在なんだ」という自己肯定感にもつながっていくのではないでしょうか。

特別なことをする必要はありません。

高価なおもちゃや毎週のお出かけよりも、子どもは親との何気ない時間を大切にしています。

だから今日から、一つだけ意識してみませんか。
子どもが話しかけてきたら、少しだけ手を止める。
そして、子どもの目を見て話を聞く。

たったそれだけのことです。

忙しい毎日だからこそ、「一緒にいる時間」を増やすことは難しいかもしれません。
でも、「向き合う時間」の質は、自分で変えることができます。

子どもの話を最後まで聞く。
目を見て、「そうなんだね」と受け止める。

一見すると、とても小さなことです。
でも、その積み重ねが、「自分の話を聞いてもらえた」という安心感を育みます。

安心して自分の気持ちを話せる子どもは、自分で考え、自分で選び、自分の言葉で伝えられる大人へと成長していきます。

今日からできる、小さな習慣。
子どもの目を見て話すことから始めてみませんか。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

「○○職だから」は、あなたの未来を狭めていませんか?

「私は事務職なので、それ以外の仕事はしたくありません。」
研修や企業訪問の中で、このような言葉を耳にすることがあります。

もちろん、自分の専門性を大切にすることは悪いことではありません。事務職には事務職の、製造職には製造職の、営業職には営業職の専門性があります。その専門性を磨くことは、会社にとっても本人にとっても大切なことです。

しかし、気になるのは「私は○○職だから」という言葉が、自分の可能性にまで線を引いてしまっているケースです。

例えば、事務職だから改善活動には関わらない。営業だから採用活動は関係ない。製造職だから人前で話すのは苦手だからやらない。
そのように考えてしまうと、自分自身で未来の選択肢を狭めてしまうことになります。

会社で働いていると、思いがけない仕事を任されることがあります。後輩を育成する立場になることもあれば、プロジェクトを任されることもあります。部署を越えて意見を求められる場面もあるでしょう。
そのときに、「それは私の仕事ではありません」と断ってしまえば、その経験から得られたはずの成長の機会も失われてしまいます。

一方で、「やってみます」と一歩踏み出した人は、新しい知識や経験だけでなく、自分でも気づかなかった強みを見つけることがあります。

キャリアは、職種を積み重ねるものではありません。
経験を積み重ねるものです。
どんな仕事を経験し、どんな人と出会い、何を学んできたのか。その積み重ねが、自分らしいキャリアをつくっていきます。

私自身も、社会に出たばかりの頃は、人材育成の仕事に携わる自分を想像していませんでした。

専業主婦を経て再就職を考えたとき、これまでの経験を振り返りました。その中で一番やりがいを感じていたのは、後輩を育成し、その人が成長していく姿を支えることでした。
「私は事務職だから」という職種ではなく、「人の成長を支えたい」という自分の強みに目を向けたことで、目指す方向が見えてきました。その強みをもっと磨きたいと思い、学びを続け、国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。現在は、人材育成の仕事に携わり、多くの方の成長を支援しています。

もしあのとき、「私は事務職だから」と職種だけで自分を決めつけていたら、今の私はなかったと思います。

人生の経営者は、自分自身です。

会社から与えられた職種だけで自分を決めるのではなく、「自分は何が得意なのか」「どんなときにやりがいを感じるのか」という視点で、自分自身を見つめてみてください。

職種は、あくまでも今の役割の一部です。
一方で、強みは、どんな仕事でも生かすことができます。
「これは自分の仕事ではない」と可能性に線を引くのか。
「まずはやってみよう」と一歩踏み出すのか。

その小さな選択の積み重ねが、5年後、10年後のあなたの未来を大きく変えていきます。

私は、「職種」よりも「強み」に目を向けることで、自分のキャリアが大きく広がりました。

だからこそ、皆さんにも問いかけたいのです。
今の職種や役割で、自分の未来まで決めてしまっていませんか。

職種や役割で自分を縛るのではなく、自分の強みで未来を描く。
そんな視点を持つことが、人生の選択肢を広げ、自分らしいキャリアを築く第一歩になるのではないでしょうか。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

子育てが終わった時、誰のせいにもしないために

子どもが小さい頃は、本当にたくさんの意見が飛び交います。
「小さいうちは母親が家で見るべき」
「今は仕事を続けた方がいい」
「子どもとの時間は今しかない」
「キャリアは途切れさせない方がいい」
どの意見にも一理あります。
だからこそ迷います。

私自身も専業主婦の時期があり、その後パート、契約社員を経て今に至ります。
振り返ると、その時々で悩みながら選択してきました。
子育てに正解はありません。
だからこそ大切なのは、誰かの正解を探すことではなく自分で選ぶことだと思っています。
もし子どもが小さいうちは家で過ごしたいと思うなら、その選択をすればいい。
仕事を続けたいと思うなら、その選択をすればいい。
大切なのは、その選択が世間の正解かどうかではありません。

自分が納得して決めたかどうかです。
なぜなら子育てが一段落した時、その答え合わせをするのは自分だからです。

「あの時、本当は働きたかったのに」
「あの時、本当は子どものそばにいたかったのに」
そんな思いが残った時、

「夫が反対したから」
「義父母にそう言われたから」
「周りがそうしていたから」
と誰かのせいにしたくなるかもしれません。

でも、自分で考え、自分で選んだ道ならどうでしょう。

うまくいかなかったことがあったとしても、
「あの時の自分が考えて決めたこと」
として受け止められるのではないでしょうか。

周りの意見を聞くことは大切です。
けれど最後に決めるのは自分。
そして選んだ道を、自分で正解にしていく。

子育てが終わった時「あれで良かった」と思えるかどうかは、どちらを選んだかではなく、自分で選んだかどうかです。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

成長のヒントは『できること』『求められること』『なりたい姿』の重なりにある

社会人として働いていると、
「もっと成長したい」
「今のままでいいのだろうか」
と考えることがあるのではないでしょうか。

研修の場でも、「成長したい」という言葉をよく耳にします。
しかし、成長とは何でしょうか。

資格を取ること?
知識を増やすこと?
難しい仕事ができるようになること?

もちろんそれらも成長の一つです。

しかし、組織の中で成長を実感できる人には、ある共通点があるように感じます。
それは、
「できること」
「求められること」
「なりたい姿」
この3つを意識していることです。

例えば、自分が得意なことや経験してきたことがあったとしても、それが会社やお客様から求められていなければ、十分に価値を発揮することはできません。

反対に、会社から求められていることであっても、自分がまったく興味を持てなかったり、自分の将来につながらないと感じたりすると、仕事は苦しいものになってしまいます。

また、「こんな人になりたい」という理想だけを追いかけても、会社や社会のニーズとかけ離れていては成果につながりにくいでしょう。

だからこそ大切なのは、この3つの重なりを意識することです。

まずは、「今の自分にできることは何だろう?」と考えてみる。
次に、「会社やお客様は私に何を期待しているのだろう?」と考えてみる。
そして、「私はどんな人になりたいのだろう?」と自分に問いかけてみる。

この3つを意識することで、日々の仕事の見え方が変わってきます。

例えば、事務職であれば、単に書類を作成するだけではなく、
「お客様とのやり取りから困りごとを拾えないか」
「営業担当が動きやすくなる情報を整理できないか」
と考えることで、仕事の価値は大きく広がります。

製造現場であれば、
「もっと効率的なやり方はないか」
「品質を担保した上で納期短縮につながる改善はできないか」
と考えることで、組織から求められる存在へと成長していきます。

成長とは、特別な研修を受けたり、資格を取得したりすることだけではありません。

今の仕事の中で、自分にできることを少しずつ広げること。
会社やお客様が求めていることに目を向けること。
そして、自分がなりたい姿を忘れないこと。

その積み重ねが、組織人としての成長につながります。

理想は、「できること」と「求められること」と「なりたい姿」が重なり合っている状態です。

その重なりが大きくなるほど、仕事は単なる作業ではなく、自分自身の成長の場へと変わっていきます。

人生の経営者は自分自身です。

だからこそ、自分のキャリアを会社任せにするのではなく、
「今、自分にできることは何か」
「周囲から何を求められているのか」
「どんな自分になりたいのか」
を考え続けてみてください。

その3つの重なりを少しずつ広げていくことが、成長への近道なのだと思います。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

営業とは「相手のお悩みを解決すること」

「営業」と聞くと、“売り込む仕事”
というイメージを持つ方も多いかもしれません。

ですが、私は営業とは「相手のお悩みを解決すること」だと思っています。

だからこそ、女性は営業に向いていると感じる場面が多くあります。

例えば、

・相手の話を丁寧に聞く
・ちょっとした変化に気付く
・「言語化されていない本当に困っていること」を感じ取る
・相手に合わせて言葉を選ぶ

こうした力は、営業においてとても大切です。

もちろん、男性・女性で一括りには出来ません。

ですが子育てや家庭、地域との関わりの中で、
自然と“相手を見る力”を身につけている女性は多いと感じます。

そして実は私自身も10年間、営業事務の仕事をしてきました。

営業担当のように前に立つ仕事ではありませんでしたが、

「お客様は何に困っているのか」
「どうすればスムーズに進むか」
「相手が求めていることは何か」

を考えながら動く毎日でした。

先回りして準備をしたり、伝わりやすいように調整したり、
相手が安心できるように対応したり。

営業事務の仕事も、“相手を支える営業”だったのだと思います。

実際「これを売りたい」ではなく
「この人の役に立ちたい」という気持ちで動ける人ほど
結果として信頼され、仕事に繋がっているように感じます。

特に中小企業では“モノを売る力”よりも
“信頼関係をつくる力”の方が重要になる場面も少なくありません。

だから私は、「営業経験がないから無理」
と思っている女性にこそ伝えたいのです。

あなたが普段誰かの話を聞き、相手を気遣い
「どうしたら良くなるかな?」と考えていること。

それは、立派な営業の力です。

営業とは押し売りではありません。

相手の悩みや困りごとに向き合い、一緒に解決方法を考えること。

そう考えると営業はもっと温かく、
人に寄り添う仕事なのだと思います。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

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子育てを「罰ゲーム」にしたくない

「子どもがいるから、できない」
「子どもがいるから、我慢するしかない」

そんな言葉を、無意識に使っていないでしょうか。

私自身、子育てをしている中で時間が足りないと感じることもありますし
思うようにいかない日もあります。でも、そのたびに思うのです。

子育てを、“罰ゲーム”のように捉えたくない。

子どもがいることで確かに制約は増えます。自由に使える時間は減るし、自分のペースだけでは動けない。でもそれは、「できない理由」になるのでしょうか。

私はそうは思いません。

むしろ、限られた時間の中で、何を選ぶか。どう生きるかを問われている時間なのだと思っています。

子どもは、親の言葉以上に、親の“生き方”を見ています。

「やりたいことを我慢している姿」
「忙しさに追われて余裕のない姿」

それを見せ続けることが、本当に子どものためになるのでしょうか。

私は、

自分の人生を大切にしている姿
学び続けている姿

を見せたいと思っています。

だからこそ、子育て中であっても自分のための時間を持つことを大切にしています。

それは、特別なことではなくていいんです。

・本を読む
・自分の本当にやりたいことを考える、そのために行動する

ほんの少しでも、「自分に戻る時間」を持つこと。

子育ては自分の人生を犠牲にする期間ではありません。むしろ、自分の生き方を子どもに伝えられる時間です。

「子どもがいるからできない」ではなく、「子どもがいる今だからこそ、どう生きるか」

そう問い続けることが、子どもにとっての一番の学びになると、私は信じています。

子育てを、罰ゲームにしない

それは自分の人生を諦めないという小さな決意なのかもしれません。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

学ぶ母は、子どもに何を残すか

子どもには、幸せになってほしい。そう思うのは、どの親も同じだと思います。

だからこそ、

・しっかり勉強してほしい
・努力できる人になってほしい
・自分で考えて行動できる人になってほしい

そう願うのではないでしょうか。

では、そのために親は何をしているでしょうか。

「勉強しなさい」「ちゃんとやりなさい」

そう言葉で伝えることもあるかもしれません。

でも、子どもは、言葉よりも親の姿をよく見ています。

もし親が何も学ばず、変わろうともしていなければ

子どもにとって「学ぶこと」は言われるものではあっても、
自分ごとにはなりにくいかもしれません。

逆に、親が学び続けている姿を見ていたらどうでしょうか。

忙しい中でも本を開く姿。
少しでも学ぶ時間をつくろうとする姿。
分からないことを、そのままにしない姿。

それにより「学ぶとはこういうことなんだ」と子どもに伝わっていきます。

学ぶ母は「姿勢」を残す

知識は時代とともに変わっていきます。

でも、学ぶ姿勢はずっと残ります。

何かに挑戦する姿。
分からないことに向き合う姿。
うまくいかなくても続ける姿。

それを身近な大人が見せることによって、子どもにとっての「当たり前」になります。

完璧である必要はない

大切なのは、毎日完璧にやることではありません。

1日10分でもいい。

本を読む。
考える時間を持つ。
誰かと話す。

その小さな積み重ねが、子どもにとっての大きなメッセージになります。

子どもの未来と、自分の未来はつながっている

子どものためにと思って、自分のことを後回しにする。

その気持ちは、とてもよく分かります。

でも自分がどう生きるかは、子どもに大きな影響を与えます。

だからこそ、子どもの未来を願うなら
自分自身もどう生きるかを大切にしてほしいのです。

学ぶことは、未来への投資

学ぶことは、今すぐ何かを変えるためではありません。

これからの自分に選択肢を残すためのものです。

そしてその姿は、子どもにとっても
大切な財産になります。

人生の経営者は、自分自身。

子どもの未来を想うのと同じように、
自分の未来にも目を向けてみませんか。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

準拠集団を意識していますか?

「なんとなく不安になる」
「周りと比べて焦る」
「このままでいいのかと思う」

そんな感覚を抱いたことはありませんか?

実はそれ、準拠集団が関係しています。

準拠集団とは何か

準拠集団とは自分が判断や行動の基準としている集団のことです。

例えば、

・同じ会社の同僚
・ママ友コミュニティ
・SNSでよく目にする人たち
・学生時代の友人

こうした人たちを、無意識に「基準」として
自分の立ち位置を測ってしまいます。

人は“比べることで”安心も不安も得る

人は一人では自分の状態を測ることが難しいため
周囲と比較することで安心したり、逆に不安になったりします。

例えば、

・周りがまだ勉強していない →「自分もまだ大丈夫」
・周りがどんどん挑戦している →「自分は遅れているかも」

これは良い・悪いではなく、自然な反応です。

だからこそ「どの集団を見ているか」が重要

問題はここです。

どの準拠集団を見ているかによって、
自分の行動や意思決定が大きく変わる
ということです。

例えば、

・現状維持が当たり前の集団
・挑戦することが当たり前の集団

どちらを基準にするかで、
見える景色はまったく変わります。

子育て中は準拠集団が固定されやすい

特に、子育て中の方は

・生活圏が限られる
・関わる人が固定されやすい

という特徴があります。

すると、気づかぬうちに「そのコミュニティの価値観」が
自分の基準になってしまうことがあります。

別の集団を見るという選択

ここで大切なのは、準拠集団は選べるということです。

例えば、

・本を読む
・セミナーに参加する
・普段関わらない人と話す

こうした行動は、
新しい準拠集団と出会うきっかけになります。

学びは「基準を変える行動」

学ぶということは、単に知識を増やすことではありません。

自分の中の“当たり前”を更新することです。

例えば、

・キャリアについて考える機会を持つ
・経営の視点に触れる

こうした体験は、これまでとは違う基準で物事を見る力をくれます。

「このままでいいのか」と感じたとき、それは基準を見直すタイミングなのかもしれません。

あなたは今、どの集団を基準にしていますか?

そして、これからどの集団を基準にしていきたいですか?

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

「どっちがいい?」から始まる意思決定の練習

子どもが2歳くらいになると、
少しずつ会話ができるようになってきます。

「これがいい」「あれがいや」
そんな小さな主張が増えてくる時期です。

この時期、私が意識していることがあります。

それは、子どもに“選ばせる”ことです。

今日の予定を「二択」で提示する

例えば、こんなふうに声をかけます。

「今日は公園に行く?それともお買い物に行く?」

子どもが「公園!」といったら、さらに

「遠くて大きな○○公園に行く? それとも近くの△△公園にする?」

このように、違いのある選択肢を提示することで
子どもは“なんとなく”ではなく、自分なりに考えて選びます。

「なんで?」と聞くことで思考が育つ

選んだあとに、「なんでそっちがいいの?」と聞いてみます。

「いっぱい遊びたいから」
「すぐ行きたいから」

その言葉は、自分の中の判断基準です。

そして一番大事なこと

ここで、絶対に大切にしてほしいことがあります。

それは、子どもの意思決定を必ず尊重することです。

子どもが選んだのに、

「やっぱり今日はこっちにしよう」
と大人の都合で変えてしまう。

これを繰り返すと、どうなるか。

子どもの中に、

「決めても意味がない」
「どうせ変えられる」

という経験が残ります。

意思決定が“無意味なもの”になる

本来、意思決定とは、

「自分で選び、その結果を経験すること」です。

ですが、選んでも実行されない経験が続くと
意思決定そのものが無意味なものになります。

その結果、

・自分で決めようとしない
・言われたことだけをやる
・主体的に動かない

そんな状態につながっていきます。

小さな積み重ねが、未来をつくる

大人になってから

「もっと主体的に」
「自分で考えて動いてほしい」

と言われても、それまでの経験がなければ難しいものです。

だからこそ、

2歳の「どっちにする?」は小さく見えて、
とても大きな意味を持っています。

親ができることは、環境を整えること

親の役割は、

・選択肢を用意すること
・違いを含めて提示すること
・理由を聞くこと

そして何より選んだ結果をきちんと実行することです。

「どっちにする?」

この問いかけは、単なる日常の会話ではありません。

子どもが、“自分で人生を選ぶ力”を育てる時間です。

その選択を尊重するかどうかで、
子どもの未来は大きく変わっていきます。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和