「まだ小さいから無理」
「まだできないからやめておこう」
気づかないうちに、そんな言葉を使っていないでしょうか。
でもそれは子どもの限界ではなく、親が決めた限界かもしれません。子どもは本来、驚くほどのスピードで成長します。昨日できなかったことが、今日できるようになる。
大人の感覚で「難しい」と思うことでも、子どもにとっては
「やってみたいこと」でしかないことも多いのです。
以前、子どもに選択をしてもらう場面で、
「どっちにする?」と聞いたときのこと。
少し考えてから、自分なりの理由を持って選びました。
その理由を聞いたとき、私はハッとしました。
「そんなことまで考えていたのか」と。
もしあのとき、「こっちの方がいいよ」と
大人の判断で決めてしまっていたら、その思考も、その意思決定も、
引き出せなかったかもしれません。
子どもは経験の中で考え、選び、
失敗しながら成長していきます。
だからこそ、「まだ無理」と止めるのではなく、「やってみようか」と見守ること。それが、子どもの可能性を広げる関わり方だと思っています。
もちろん危険を伴うことは止める必要があります。
でもそれ以外の多くは、実は「できる・できない」ではなく、
「やらせるか・やらせないか」の問題ではないでしょうか。
これは、子育てだけの話ではありません。企業の人材育成でも同じです。
「この人にはまだ早い」「経験が足りないから任せられない」
そう言って機会を与えなければ、その人は一生「できるようにならない人」のままです。
人は、任されることで成長します。
少し背伸びするくらいの機会が、その人の可能性を引き出します。
子どもも、大人も同じです。限界は、最初から決まっているものではありません。
親や上司が決めた瞬間に、その人の成長は止まってしまう。
だからこそ、私は意識したいのです。
「この子にはできるだろうか?」ではなく、
「この子にやらせてみようか」という視点で関わることを。
子どもの未来は、今の小さな関わりの積み重ねでできています。
その可能性を狭めるのも、広げるのも、私たち大人の関わり方次第です。