言志晩録43条

言志晩録43条

2020年4月19日 0 投稿者: nishii

自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。

佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。

今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。

引用開始

言志晩録43条

講説は其の人に在りて、口弁に在らず。「君子は義に喩り、小人は利に喩る」が如きは、常人此を説けば、嚼蠟(しゃくろう)味無きも、象山此れを説けば、則ち聴者をして愧汗(きかん)せしむ。視て易事と為すこと勿れ。

引用終了

講義は講義をする人の人物によって、弁舌によるものではない。

普通の人が「君子は義に喩り、小人は利に喩る」を講義すると味がないものになるが、陸象山がそれを講義すると、聴者がはじて汗をかく。講義というものは簡単なものではない。

自分自身も講義をする機会をいただいております。

創業塾の講師をするときには、

当初は創業時に必要な知識をどのようにつけていただけるかこれに重点を置いた内容になっておりましたが、

少しずつどのような思いで創業するのか?何を為し得るための手段として創業するのかこれを受講者の方1人1人に認識していただく内容に少しずつ変化しています。

私自身が創業者であり、そして現在も有難いことに経営者としての人生を歩ませていただいております。

できる限り、自分の経験を踏まえて、受講生にとって有意義な場になることに努めていかなければならないと感じました。

 

 

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