~「少し難しい」が、人を成長させる~
「今のままで特に困っているわけではない。」
そう思いながらも、「このままでいいのかな」と感じた経験はありませんか。
私たちは誰でも、慣れ親しんだ環境にいると安心します。いつもの仕事、いつもの人間関係、いつもの生活。その居心地の良い場所は「コンフォートゾーン」と呼ばれます。
コンフォートゾーンにいることは決して悪いことではありません。心に余裕が生まれ、安心して過ごすことができます。
しかし、その場所に居続けるだけでは、新しい経験や成長の機会は少なくなってしまいます。
だからといって、いきなり大きな挑戦をする必要もありません。
コンフォートゾーンのすぐ外側には、「ストレッチゾーン」があります。
ストレッチゾーンとは、「少し難しいけれど、頑張ればできそう」と感じる領域のことです。
適度な緊張感があり、失敗するかもしれないという不安もあります。それでも挑戦してみることで、新しい知識や経験が身につき、自信へとつながっていきます。
一方で、自分の力をはるかに超えた挑戦は「パニックゾーン」と呼ばれます。
不安や恐怖ばかりが大きくなり、冷静に考えることができなくなってしまいます。成長どころか、「もう挑戦したくない」という気持ちになってしまうこともあります。
大切なのは、無理をすることではありません。
「少し難しい」を選び続けること。
これこそが、成長への近道なのだと思います。
私自身も、専業主婦から社会復帰をするときは大きな不安がありました。
「仕事についていけるだろうか。」
「家庭と両立できるだろうか。」
「今さら新しいことを学べるだろうか。」
そんな気持ちを抱えながら、一歩ずつ挑戦を重ねてきました。
国家資格キャリアコンサルタントの勉強を始めたときも、自信があったわけではありません。
それでも、「少し難しい」と感じる挑戦を積み重ねたことで、今の仕事や多くの出会いにつながっています。
振り返ってみると、私が成長できたのは、コンフォートゾーンを飛び出したからではなく、ストレッチゾーンで挑戦を続けてきたからなのだと感じています。
例えば、
- いつもと違うジャンルの本を読んでみる。
- 気になっていた研修に参加してみる。
- やってみたい仕事に手を挙げてみる。
- 初めて会う人と話してみる。
どれも人生を大きく変えるような出来事ではありません。
でも、その小さな挑戦の積み重ねが、数年後には大きな成長となって表れてきます。
私が研修やキャリア支援の中で大切にしているのも、この「ストレッチゾーン」です。
知識を学ぶだけでは、人はなかなか変わりません。実際に体験し、自分で考え、行動してみる。その経験があるからこそ、「意外とできた」「次もやってみよう」という自信が生まれます。
キャリアストームやマネジメントゲーム(MG)などの体験型研修も、まさにストレッチゾーンを体験できる場です。
先日、キャリアストーム参加者から「いっぱい考えて疲れたけど楽しかった。」と感想をいただきました。普段とは違う環境で意思決定をし、仲間と対話し、失敗も経験する。いっぱい考えて大変だけど、その一つひとつが自分の可能性を広げるきっかけになります。
人生の経営者は、自分自身です。
誰かに人生を決めてもらうのではなく、自分で考え、自分で選び、自分で歩んでいく。
そのために必要なのは、大きな勇気ではありません。
「少し難しい」に挑戦する、小さな勇気です。
今日のあなたにとってのストレッチゾーンは何でしょうか。
ほんの半歩でも構いません。あなたにとってのストレッチゾーンに足を踏み入れてみませんか?
その一歩が、きっと未来のあなたをつくっていきます。
キャリアストームについてはコチラ