~ありがとうを伝える手段に~
お店で「お客様の声」や「ご意見箱」を見かけると、どんなときに使いますか?
多くの人が思い浮かべるのは、きっとこんな場面です。
・対応が良くなかったとき
・不便を感じたとき
・改善してほしいことがあるとき
つまり、何か不満があったとき。
でも本来、「お客様の声」はそれだけのためのものではないと思うのです。
嬉しかったことは、そのままにしていませんか?
例えば
・店員さんが丁寧に対応してくれた
・忙しい中でも笑顔で接してくれた
・ちょっとした気遣いが嬉しかった
そんな経験、ありませんか?
そのとき、「いいお店だったな」と心の中で思って終わっていませんか?
実はその“良かった”は、伝えない限り、相手には届いていません。
クレームだけが届く世界
もし「お客様の声」に届くのがクレームばかりだったらどうなるでしょうか。
現場の人からすると、「また注意された」「自分たちはできていないのかもしれない」
そんな風に感じてしまうかもしれません。でも実際には、良い対応もたくさんあるはずです。ただ、それが表に出ていないだけ。
良かったことを伝えると、何が起きるか
「先ほどの対応、とても助かりました」
「笑顔で接してくださって嬉しかったです」
たったそれだけでも、受け取った側にとっては大きな意味を持ちます。
・自分の対応に自信が持てる
・また同じように対応しようと思える
・仕事への向き合い方が変わる
つまり、その人の“良い行動”が続いていくきっかけになるのです。
「お客様の声」は、応援の手段にもなる
私たちは無意識のうちに「評価する=ダメなところを指摘すること」だと思いがちです。
でも良いところを言葉にして伝えることも、立派な評価です。むしろそれはその人やそのお店を“応援する行動”でもあります。
一言でいい
長い文章を書く必要はありません。「○○さん丁寧に対応していただき、ありがとうございました」「とても気持ちよく買い物ができました」それだけで十分です。
「お客様の声」は、クレームを伝えるための場所ではなく、感じたことを伝える場所だと思います。だからこそ不満だけではなく、嬉しかったことや良かったことも伝えていく。
その小さな行動が誰かの一日を少し明るくするかもしれません。そしてそれは
結果として“良いお店が増えていくこと”にもつながるはずです。
今日もし「いいな」と思う対応に出会ったら、その気持ちを言葉にして届けてみてください。