2022年2月号致知特集「百万の典経 日下の燈」

2022年2月号致知特集「百万の典経 日下の燈」

2021年12月31日 0 投稿者: nishii

自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。

 

雑誌「致知」2022年2月号が届きました。特集「百万の典経 日下の燈」を読みましたので感想を記載します。

 

今回の特集で、最も心に響いた特集は、東洋思想研究家田口佳史さんと広島県教育委員会教育長平川理恵さんの対談 古典の名著「大学」に学ぶ修己治人の道よりの田口佳史さんの言葉からです。

 

致知の引用開始

大学の道は、明徳を明らかにするに在り。民に親しむに在り。至善に止まるに在り。
この「明徳を明らかにする」「民に親しむ」「至善に止まる」の三つは三綱領と呼ばれ、人間が生きる上で最も大切にしなくてはいけない原理原則です。
明徳とは自己の最善を他者に尽くしきることだと申し上げましたが、そうするとそこに感謝の人間関係が生まれる。これが「民に親しむ」です。教育でいえば、自分は周囲に歓迎されているという自覚がこど簿たちに芽生えると、そこに張り合いが生まれてくるじゃないですか。
この気持ちを大切に、善と思えるものに向かって一歩一歩進んでいかなくてはいけないと説くのが、三つ目の「至善に止まる」です。

引用終了

感想

 

大学は佐藤一斎の言志四録でも

「まず大学を読んでその規模を定め、次に論語を読んで以ってその根本を定め、次に孟子を読んで以ってその発越を観、次に中庸を読んで古人微妙の処を求む」

とあるように、四書のうち最初に読む本となっています。

その大学の冒頭がこの言葉です。

自己の最善を他者に尽くして、人間関係を形成し、さらに善と思われるものに向かって一歩一歩進んでいく

まさしく単発で他者に最善を尽くすのはできるが、それを継続してさらに一歩一歩改善していくのはとても難しい。

単発では簡単であるが継続することで差別化ができる。中小企業の経営のあるべき姿の1つです。

率先垂範という意味においても、中小企業経営者が第一に実践しなくてはならない、基本の基であるとあらためて思いました。

思うだけではなく実践をしたいです。

 

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