条件が合っているのに、なぜか続かない

― 仕事選びは「価値観」から考えてもいい ―

「家から近いし、時間も短い。条件は悪くないはずなのに、なんだかしっくりこない…」

こんな声を聞くことがあります。

しっかり考えて選んだはずなのに、いざ始めてみると思っていたよりしんどい。
そしていつの間にか、「やっぱり私には無理だったのかな」と自分を責めてしまう。

でもその違和感は、能力や根性の問題ではないことが多いのです。

条件が合っている=続く、とは限らない

仕事を探すとき、私たちはまず「条件」に目が向きます。

  • 家から近い
  • 時間が短い
  • ブランクOK
  • 主婦歓迎
  • 給与
  • 福利厚生

生活との両立を考えると、条件を重視するのはとても自然なことです。

ただ、条件が整っていても、なぜか気持ちがついてこない仕事があります。

それは、その仕事が自分の価値観と合っていないというサインかもしれません。


仕事が続くかどうかは「価値観」との相性

仕事を続ける力になるのは、スキルや経験だけではありません。

大きいのは、自分が大切にしていることと、その仕事が合っているかです。

たとえば、

  • 人の役に立っていると感じたい
  • 誰かに感謝されると嬉しい
  • 周りと協力しながら進めたい
  • 一人で黙々と取り組む方が落ち着く
  • 決められたことをきちんと守る方が安心できる

これらはすべて、価値観です。

どれが正しい、ということはありません。
自分がどこに心地よさを感じるかが大切です。

内発的な動機は、価値観から生まれる

「内発的な動機」というと、何か立派な目標や、強い意欲を想像するかもしれません。

でも実際には、内発的な動機はとても身近なところにあります。

  • ありがとうと言われると、もう少し頑張ろうと思える
  • 誰かの困りごとを整理するのが苦じゃない
  • 仕組みを整えると、気持ちがスッとする

こうした感覚は、自分の価値観が満たされているサインです。

仕事が続く理由は、「好きだから」だけではありません。

「自分の大切にしていることが、ここでは活かされている」
そう感じられるかどうかが、大きな分かれ道になります。

価値観は、動く中で見えてくる

「自分の価値観が分からない」そう感じる方も多いと思います。

でも、価値観は頭の中で考え続けて見つかるものではありません。

就職イベントで企業の話を聞いてみて、「この考え方、好きだな」と感じたり。

実際に働いてみて、「この環境は少ししんどいな」と違和感を覚えたり。

そうした感情の動きが、価値観を教えてくれます。


情報を見るときは「条件+価値観」で考える

情報を集めるときは条件だけで判断するのではなく、
自分の価値観に合いそうかという視点を加えてみてください。

  • この職場の雰囲気は、落ち着きそうか
  • この企業の考え方は、自分に合いそうか
  • ここで働く自分を、無理なく想像できるか

答えがはっきり出なくても構いません。
「少し気になる」「なんとなく嫌じゃない」
その感覚が大切です。

仕事選びは、能力テストではない

仕事を選ぶとき、「できる・できない」で考えすぎてしまう方は少なくありません。

でも、仕事選びは能力テストではありません。

自分の価値観に 合わない仕事が続かなかったとしても、
それは失敗ではなく自分を知るための大切な経験です。

価値観に目を向けることで、次の選択は、少し楽になります。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

働こうかな、と思ったときに立ち止まってしまうあなたへ

― 不安の正体は、覚悟不足ではありません ―

「そろそろ働こうかな」
そんな言葉を私は小学校の保護者との何気ない会話の中で何度も耳にしてきました。

授業参観の帰りや行事の準備の合間、立ち話の中でふっとこぼれるように出てくる一言です。

「本気で決めた」というよりも、気にはなっているけれどまだ自信はない。
そんな温度感の言葉だと感じています。

働きたい気持ちはある。でも、動けない

そのあとに続く言葉もだいたい同じです。

「今さらできる仕事、あるのかな」
「ブランクも長いし…」
「家事育児とうまく両立できるかな」

働きたい気持ちはある。
家計のことも、子どもの成長も、将来のことも、頭のどこかにある。
それでも、なぜか一歩が踏み出せない。

そんな自分を見て、
「覚悟が足りないのかな」
「自分が甘いだけかもしれない」
そう思ってしまう方も少なくありません。

私は、その言葉を聞くたびに思います。
それは甘えでも、覚悟不足でもありません。

不安の正体は「能力」ではなく「情報不足」

これから働こうとする主婦の方が感じる不安には、共通点があります。

  • ブランクがあることへの不安
  • 家族や職場に迷惑をかけてしまうのでは、という気持ち
  • 仕事選びを間違えたら取り返しがつかないのでは、という怖さ

どれも、とてもまっとうな感情です。
そして実は、こうした不安の多くは、自分に能力がないからではなく、情報が足りないことから生まれています。

ネットで検索すれば、
「主婦におすすめの仕事」
「ブランクOK」
といった情報はいくらでも見つかります。

それでも不安が消えないのは、
その情報が「自分の場合どうなのか」まで教えてくれないからです。

真の情報は、ネットだけでは集まらない

情報を集めるというと、まずネット検索を思い浮かべる方が多いかもしれません。

けれど、
ネットの情報をそのまま鵜呑みにしても、自分に合った答えが見つかるとは限りません。

大切なのは、誰かの正解を集めることではなく自分にとっての判断材料を増やすことです。

そのためには、自分が少し動いてみることが欠かせません。

自分が動くことでしか得られない情報がある

求人情報やネットの記事を読むだけでは、どうしても分からないことがあります。

たとえば、
・実際の職場の雰囲気
・どんな人が働いているのか
・企業がどんな思いで人を採用しようとしているのか

こうしたことは、自分が動かなければ得られない情報です。

就職イベントに足を運び、企業の担当者から直接話を聞いてみる。
質問をしてみる。言葉の選び方や、表情、場の空気を感じ取る。

それだけでも、
「ここは自分に合いそう」
「ここは少し違うかもしれない」
そんな感覚が、少しずつ見えてきます。

情報を集めながら、選び直していける

短時間の仕事を選ぶこと。
期間が決まっている仕事から始めること。

それらもすべて、
自分に合う働き方を知るための大切な情報になります。

実際にやってみて、
「思っていたのと違った」と感じることがあっても構いません。
それは失敗ではなく、
次の選択を考えるための材料が一つ増えただけです。

動けないのは、あなたが真剣だから

もし今、立ち止まっているとしたら
それは「どうでもいい」からではなく、家族のことも、自分のこれからも、大切にしたいと思っているから。

完璧に調べてから動こうとすると、いつまでもスタートできません。

でも、情報を取りに行き、自分で確かめながら進んでいけば選択は何度でも見直せます。

働くことは、試験ではありません。
間違えないことよりも、考えながら、選び直せることのほうが大切です。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

今ある時間で子どもと向き合う方法

新しく時間をつくらない

仕事に家事に毎日があっという間、「子どもとゆっくり向き合う時間が取れない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
すでにある時間や無理のない頻度の中で、少し視点を変えるだけで子どもと向き合う時間をとる方法があります。


今回は、忙しい中でも続けやすい3つの工夫をご紹介します。ちなみにこれは我が子が小学校低学年のころ実践していたことです。

① ダイニングで宿題をしてもらう

―「一緒にいる」だけで、安心感は生まれる―

夕食を作っている間、子どもにはダイニングテーブルで宿題をしてもらいます。
同じ空間にいながら、それぞれ別のことをしている状態です。

会話がなくても構いません。
お互いの存在を感じながら過ごす時間そのものが、子どもにとっては安心材料になります。

「今ここにいる」「見守られている」この感覚が大事です。

忙しい日は、しっかり話そうとしなくて大丈夫。
“一緒の空間にいる”ことを、まずは大切にしています。

② テレビでニュースを流し、子どもに説明してもらう

―聞き取れなかったことが、対話のきっかけに―

夕食づくりの間、テレビではニュースを流しています。私があえてこう聞きます。

「今のニュース、何て言ってた?」

すると子どもは、
・自分なりに内容を説明する
・分からない部分を考え直す
・短くまとめようとする

自然と要約力や理解力を使うことになります。

正確さは求めません。
大切なのは、「自分の言葉で伝えようとすること」。

そこから
「それってどういう意味?」
「どう思った?」
と会話が広がり、一方通行ではない対話が生まれます。

③ 週末に一緒に料理をする(月1回程度)

―「教える」より「一緒にやる」時間―

週末に、月に1回くらい。
特別なイベントではなく、いつものごはんを一緒に作るだけです。

・材料を切る
・味付けを考える
・盛り付けを工夫する

作業を分担しながら、自然と会話が生まれます。

「次は何をする?」
「これ、どう思う?」

こうしたやり取りの中で、
子どもは考える力や段取り力を身につけていきます。

頻度は多くなくて大丈夫。
「一緒に何かをつくった」という経験は、確実に子どもの中に残ります。

まとめ

“足す”のではなく、“重ねる”コミュニケーション

子どもとの時間を増やそうとすると、「何かしなきゃ」「ちゃんと向き合わなきゃ」と気負ってしまいがちです。

でも、
・夕食を作る
・テレビを見る
・週末に料理をする

そんな日常や生活の中にもコミュニケーションの種はあります。

忙しいからこそ、新しく時間を足すのではなく、今ある時間にコミュニケーションを重ねる。

完璧じゃなくていい。
続けられる形で、子どもとの関係を育てていけたらいいですね。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

母親は、次の世代を最前線で育成している

「子育ては大変」それは間違いありません。

でも、その大変さの正体を別の視点で見てみるとどうでしょうか。

子どもは、思い通りに動きません。感情も不安定で、言葉もまだ未熟です。

その相手に対して、

・何を伝えるか考える
・どう伝えれば届くか工夫する
・繰り返し関わり続ける

これって、まさに“人材育成”そのものだと思いませんか?

企業で人材育成をする場合、

「すぐにできるようになる」ことはほとんどありません。
むしろ、

・伝えたのに伝わらない
・できると思ったのにできない
・同じことを何度も繰り返す

そんなことの連続です。

子育ても同じです。

「なんで分からないの?」ではなく、
「どうすれば伝わるか」を考え続けること。

「できないこと」を責めるのではなく、
「できるようになるプロセス」に寄り添うこと。

ここで大切なのは、

“目の前の行動”だけを見るのか
“その先の成長”を見るのか です。

例えば片付けができない子どもに対して、

・今、できないことを注意するのか
・将来、自分で考えて動ける人になるために関わるのか

この視点の違いで、関わり方は大きく変わります。

人材育成の現場では、

「短期の成果」と「長期の成長」は、
必ずしも一致しません。

その場で言うことを聞かせることはできても、
自分で考えて行動する力は育たないこともあります。

子育ても同じです。

“今、言うことを聞かせる”ことに集中するのか、
“将来、自分で考えて行動できる人に育てる”のか。

母親は、毎日この選択をしています。

しかも無意識のうちに、次の世代の在り方に影響を与えています。

だからこそ、子育てを「ただ大変なもの」として終わらせるのではなく、
「人材育成の最前線」として捉えてほしいのです。

目の前の一つひとつの関わりが、
その子の“考え方”や“行動の癖”をつくっていきます。

それはやがて、社会に出たときの姿につながっていきます。

母親は、次の世代を育てています。

それは、未来の社会をつくっているということでもあります。

だからこそ、

「どうすれば言うことを聞くか」ではなく、
「どんな人に育ってほしいか」から考える。

この視点を持つだけで、子どもとの向き合い方は変わります。

そしてそれは子どもだけでなく、自分自身の在り方も変えていきます。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

利益は後からついてくる

製造業版マネジメントゲームからの学び

先日、製造業版のマネジメントゲームに参加しました。

今回は設備投資や人材配置を必要最小限に抑え
固定費をコントロールしながら生産・在庫・資金のバランスを意識し、経営の基本を徹底しました。その結果、3期目以降は利益を出すことができました。

■ 基本の積み重ねが結果につながる

1期目・2期目は無理に売上を追うのではなく
経営の土台を整えることを意識しました。

・過剰な在庫を持たない
・資金の流れを意識する
・固定費を増やしすぎない
・無理な投資をしない

一つひとつは当たり前のことですが、これらを積み重ねることで
3期目以降の利益につながったと感じています。

■ 5期だからこその判断

今回、設備投資や人材配置を抑えたのは
ゲームが「4期または5期」で区切られているという前提があったからです。

短期で結果を出すことを考えれば
固定費を増やさず、リスクを抑える判断は合理的です。

ただし、これはあくまでゲームだからこそ取れる選択でもあります。

実際の企業は、5期で終わることはありません。
企業は継続しなければならない、いわゆるゴーイングコンサーンです。

その先も続いていくことを前提にすると、
適切なタイミングでの大型投資や人材配置も必要になります。

短期の安定だけでなく、将来に向けた成長とのバランスをどう取るか。

今回の経験を通して、その視点の重要性を再認識できました。

■ 製造業はごまかしが効かない

製造業版マネジメントゲームを通して強く感じたのは、
製造業は“ごまかしが効かない”ということです。

作りすぎれば在庫になり、在庫を持ちすぎれば資金を圧迫し、
投資をすれば固定費として重くのしかかる。

どれか一つの判断がずれると、すぐに結果に表れます。

逆に言えば、基本を外さなければ大きく崩れることもない。

とてもシンプルですが、それが製造業の本質だと感じました。

■ 分かっているのに、できない

今回取り組んだことは、どれも特別なことではありません。

しかし実際に意思決定をしていくと、
つい売上を優先したくなったり、
将来を見越して投資をしたくなったりします。

「分かっているのに、できない」

この感覚こそが、今回の大きな学びでした。

経営の基本はシンプルです。
だからこそ、それを守り続けることが難しい。

■ 現場にどう活かすか

今回の学びは、特別なものではありません。

・固定費はコントロールできているか
・在庫は適切な水準か
・その判断は短期だけでなく長期を見ているか

こうした問いを持つだけでも、日々の仕事の質は変わります。

■ 最後に

今回の製造業版マネジメントゲームを通して学んだのは、

基本を徹底することの重要性と、短期と長期の視点を持つ必要性です。

当たり前のことを当たり前にやり続けること。
そして、必要な場面では未来に向けた投資を行うこと。

企業は継続していく存在だからこそ、
この両方を考え続けることが求められるのだと感じました。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

迅技術経営マネジメントゲーム

理念は対話の中で少しずつ浸透していく

経営理念を掲げても、社員に浸透しない。

これは多くの会社で起きていることです。

掲げたはいいものの、現場では日々の業務に追われ
理念が使われる場面はほとんどない。

気づけば、「あるけれど、使われていない言葉」になってしまう。

ですが、ここで前提として理解しておくべきことがあります。

経営理念は、すぐには浸透しないものだということです。

理念は「一方的に伝えるもの」ではなく「すり合わせていくもの」

理念は社員一人ひとりの判断基準や行動の拠り所になるものです。

つまり、価値観に関わるものです。

価値観は、説明されたからといって変わるものではありません。

だからこそ、一方的に伝えるだけでは浸透しない。

必要なのは、価値観や理念についての対話です。

対話がないと「分かったつもり」で終わる

例えば「挑戦」という言葉一つでも、人によって意味は違います。

失敗を恐れず行動することなのか
新しいことに手を出すことなのか
現状を変えようとすることなのか

解釈はバラバラです。

対話がなければ、それぞれが自分なりの解釈のまま動くことになります。

結果として、理念はあるのに、行動がバラバラになる。

これが、浸透していない状態です。

対話によって「自分の言葉」になる

対話の目的は、正解を教えることではありません。

理念を「自分の言葉」で語れる状態にすることです。

・あなたにとってこの理念はどういう意味か
・仕事の中でどう体現するか
・最近の行動で理念に沿っていたものは何か

こうした問いを重ねていくことで、
理念は「会社の言葉」から「自分の言葉」へと変わっていきます。

継続している企業で起きている変化

価値観や理念についての対話は、すぐに結果が出るものではありません。

ですが、1年以上対話を継続している企業では、
社員が少しずつ理念を「自分の言葉」で語り
日々の判断の中で使い始めるという変化が起きています。

そしてその変化を、私自身、先輩士業と同行した現場で目にしました。

言葉として掲げられていた理念が、
現場での判断や会話の中で自然と使われている。

浸透とはこういうことか、と実感した瞬間でした。

浸透とは「言えること」ではなく「使われること」

理念が浸透した状態とは、暗唱できることではありません。

迷ったときに立ち返る軸として、日々の判断の中で自然と使われている状態です。

その状態は、一度の研修ではつくれません。

日々の対話の積み重ねの中で、少しずつ形づくられていくものです。

最後に

経営理念の浸透には、時間がかかります。

ですが、時間がかかるからこそ
やり続けた会社にしかたどり着けません。

途中でやめれば、浸透しないまま終わる。
続けた会社だけが、少しずつ変化を実感していく。

浸透とは、一度の発信ではなく、継続の結果です。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

人財は「採る」から「育てる」へ

「いい人がいない」
「応募が来ない」
「来ても求めるレベルに届かない」

地方の中小企業において、採用は確実に難しくなっています。
特に、欲しいスキルを持った人財を外部から確保することは、年々現実的ではなくなってきています。

それでもなお、
「いい人が来るのを待つ」
「外から連れてくることに期待する」

そんな前提のままで、本当に良いのでしょうか。

採用の難しさの本質

地方中小企業の採用が難しい理由は、単なる人手不足ではありません。

・労働人口の減少
・都市部への人材流出
・企業間の採用競争の激化

こうした環境の中で、
“自社が求めるレベルの人財”を外部から確保すること自体が難しくなっています。

つまり、これまでのように「採用で解決する」という発想だけでは、立ち行かなくなっているのです。

問うべきは「採用できるか」ではない

ここで考えたいのは、

本当に課題は「採用できていないこと」なのかという点です。

むしろ問うべきは、「今いる人財が力を発揮できているか」ではないでしょうか。

・任せきれていない
・育てる前提が弱い
・役割が曖昧なまま働いている

こうした状態のままでは、
仮に採用できたとしても、同じことが繰り返されます。

いまこそ、人財育成へ

これからの中小企業に必要なのは、採用に依存しない組織づくりです。

その中心にあるのが、人財育成です。

・自社の仕事に合わせて育てる
・段階的に役割を広げていく
・出来ることを一つずつ増やしていく

外から完成された人財を求めるのではなく、
自社の中で戦力をつくるという視点が必要です。

教育訓練は設計で決まる

「研修をやっても変わらない」

そう感じている企業も少なくありません。
ただし、それは“育成そのもの”の問題ではなく、設計の問題です。

・一度きりで終わる研修
・現場と切り離された内容
・本人任せの学び

これでは行動は変わりません。

大切なのは、
自社に合わせた教育訓練を設計することです。

・業務とつながっているか
・段階的に成長できるか
・学びが行動につながる仕組みがあるか

ここまで設計して初めて、育成は機能します。

情報が人を変える

もう一つ重要なのが、情報が人の姿勢を変えるという視点です。

・自分の立ち位置を知る
・会社からの自身への期待を知る
・成長の道筋を知る

これだけで、人の行動は変わります。

逆に言えば、何も知らないままでは変わりようがありません。

だからこそ、

・階層別研修
・上司との対話の機会
・振り返りの場

こうした“気づきの設計”が重要になります。

問われているのは、内側の強さ

採用が難しい時代だからこそ問われるのは、

「今いる人財で、どこまで戦えるか」です。

・一人ひとりが力を発揮できているか
・社員に会社からの期待を伝えているか
・成長の機会が用意されているか

ここに向き合わずに、外にばかり答えを求めても、状況は変わりません。

結論

今いる人財を育てることで、組織の力は確実に変わります。

そしてその変化は、外からも見えるようになります。

今いる人財を育てることで、結果として欲しい人財が採用出来る会社になる。

採用の前に、育成を。

その転換が、これからの企業に求められています。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和

株式会社迅技術経営

環境のせいにしている限り、何も変わらない

「今の会社では成長できない」
「上司が悪い」
「子どもがいるから時間がない」

そう思ったことはありませんか。

もちろん、環境が影響することはあります。
働く場所、人間関係、家庭の状況。
どれも簡単に変えられるものではありません。

でも、少し厳しいことを言います。

環境のせいにしている限り、何も変わりません。

私たちはつい、
「変われない理由」を外に探してしまいます。

・忙しいからできない
・教えてもらってないからできない
・時間がないからできない

でも本当にそうでしょうか。

同じ環境でも、動いている人はいます。
同じように忙しくても、学び続けている人がいます。

違いは何か。

環境ではなく「選択」です。

  • 時間がないのではなく、その時間を何に使うかを自分で選んでいる
  • 学べないのではなく、学ばない選択をしている
  • 挑戦できないのではなく、挑戦しない選択をしている

少し厳しく聞こえるかもしれませんが、私は責めたいわけではありません。

むしろ逆です。

自分で選んでいると気づいた瞬間に、人生は自分で変えられるものになります。

私自身、子育てをしながら資格の勉強をしていました。

時間はありませんでした。思い通りにいかないことばかりでした。諦めそうに何度もなりました。

それでも、

・朝の時間を使う
・週単位で計画を立てる
・家事のやり方を見直す

できることを一つずつ積み重ねました。

完璧ではありません。でも、「できない理由」を並べるのではなく、「できる方法」を考えるようにしたのです。

キャリアは、誰かが用意してくれるものではありません。会社も上司も、あなたの人生を代わりに経営してはくれません。人生の経営者は、自分自身です。環境が整うのを待つのか。それとも、今の環境の中で一歩踏み出すのか。選ぶのはあなたです。

小さな一歩で構いません。

・本を一冊読む
・誰かの話を聞きに行く
・自分の考えを言葉にしてみる

その積み重ねが、気づいたときに大きな差になります。

「環境が悪いから変われない」そう思っている間は、何も変わりません。でも、「この環境の中で、自分にできることは何か」そう考えた瞬間から、キャリアは動き始めます。変わるきっかけは特別な出来事ではなく、日々の小さな選択です。

上島美和

「時間がない」は本当?

―子育て中でも未来を変えられる“1440分”の使い方

先日、子どもの卒業式に参加しました。PTA会長の祝辞の中で、こんな言葉がありました。「私たちも、大谷翔平選手も1日の時間は同じ」

その言葉を聞いて、改めて思いました。

「時間は誰にとっても平等」そんなことは、頭では分かっています。でも分かっているからこそ、改めて伝えたいと思いました。時間がないのではなく、時間の使い方で未来は変わるということを。

子育て中は、とにかく時間がない

朝はバタバタと始まり、気づけば一日が終わっている。「自分の時間なんてない」そう感じる日も、きっと多いと思います。

時間は増えない でも使い方をすでに選んでいる

1日は24時間、これは変えられません。

でも、私たちは、無意識のうちに時間の使い方を選んでいます。

何を優先するのか。何に時間を使っているのか。

そして本当に大事なことよりも、楽なことに時間を使っていないか。

私がやめたこと・始めたこと

子育て中の私はやるべきことをやる、でも無理をしないと決めました。

・夜に頑張るのをやめる
・寝かしつけで一緒に寝る
・朝に少しだけ時間をつくる

子どもが起きる前の60分。

たったそれだけでも、「自分のために使えた時間」があると
一日の感じ方が変わります。

「できる日」ではなく「続けられる形」にする

子育て中は、予定通りにいかないのが前提です。

だからこそ、

・1日単位ではなく、週単位で考える
・完璧を目指さない

たまにはできない日があってもいい。
でも、やめない。

この積み重ねが、未来をつくっていきます。

子どもに見せたいのは「やるべきことに向き合う姿」

「勉強しなさい」と言うよりも、

自分が取り組んでいる姿を見せること。

忙しい中でも、少しずつでも続けている姿は、
きっと子どもにも伝わっているはずです。

最後に

1日は1440分。これは誰にとっても平等です。

だからこそ、何を優先するのか。

その選び方が、自分の未来をつくっていきます。

子育て中だからできない、ではなく
子育て中だからこそ、工夫しながら達成する。

あなたの1440分を何に使いますか?今の使い方で描いた未来へ繋がりますか?

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

連休最終日は「自分を整える時間」に

連休の最終日。
「明日からまた仕事か…」と、少し気持ちが重くなる方も多いかもしれません。

でも私は、この日を“自分を整える時間”として使うようにしています。

ただ休むだけで終わるのではなく、
少しだけ立ち止まり、これまでを振り返り、これからを整える。

それだけで、連休明けのスタートが大きく変わります。

4月までの仕事を振り返る

新年度が始まり、あっという間に1ヶ月。

目の前のことに追われていると、
「できたこと」よりも「できていないこと」に意識が向きがちです。

だからこそ、意識的に振り返ります。

・うまくいったことは何か
・継続できていることは何か
・周りに喜ばれたことは何か

小さなことでもいい。

振り返ってみると、自分なりに積み重ねてきたものが見えてきます。

目標を再確認する

年初や4月に立てた目標を覚えていますか?

忙しさの中で、「何のためにやっているのか」が曖昧になることは少なくありません。

だからこそ、もう一度問い直します。

・自分はどこに向かいたいのか
・そのために今やっていることはつながっているか

もしズレていると感じたら、修正すればいいだけです。

目標は「守るもの」ではなく、自分の行動を整えるためのものです。

明日からの準備をする

整える、というのは気持ちだけではありません。

・仕事のスケジュールを確認する
・優先順位を決める
・必要な準備を整える

ほんの少しの準備で、連休明けの「バタバタ」は大きく減ります。

そして何より、「よし、やろう」という気持ちでスタートできます。

心と体を整える

忘れてはいけないのが、心と体。

・少し早めに寝る
・軽く体を動かす
・ゆっくり湯船に浸かる

こうした小さな行動が、次の一週間のコンディションをつくります。

自分と家族のために

仕事のためだけではありません。

自分自身が整っていることは、家族にとっても大切なことです。

余裕があるから、やさしくなれる。余裕があるから、話を聞ける。

自分を整えることは、周りの人を大切にすることにもつながる。

そう思っています。

連休の終わりを、次へのスタートに

連休最終日は、終わりではなく「始まりの準備の日」。

なんとなく過ごすのではなく、少しだけ意識して使ってみる。それだけで、
明日からの1日1日が変わりますよ。

国家資格キャリアコンサルタント上島美和