キャリア自律の時代

― 守られているからこそ、自分を律する力が問われる ―

・時間外労働の制限
・ハラスメントへの厳しい目
・個人情報の保護
・他人が過度に踏み込まない社会的空気

働く人の権利が守られ、無理を強いられにくくなったことは、とても良い変化です。

けれど、その一方で、こんな変化も感じています。

「おせっかい」が減った時代

昔は、

「もっと勉強しろ」
「このままでいいのか」
「お前はこういう仕事が向いている」

と、親や上司など周囲の大人が良くも悪くも口を出す時代でした。

今はどうでしょうか。

・家庭の外から踏み込まれることは少ない
・会社も強くは言わない
・残業も簡単にはさせられない

つまり、放っておかれることが増えた時代です。

これは自由である一方、誰もあなたのキャリアを本気で管理してはくれない時代でもあります。

守られているからこそ、成長は自分次第になる

時間外労働が制限されている今、

決められた時間の中で働き、決められた仕事をこなせば
とりあえず「問題なく」過ごせます。

けれど、

その中で自分は成長しているのか。
数年後も通用する力が身についているのか。

それを問い続けるのは、自分自身です。

なぜなら、人生の経営者は、自分自身だからです。

キャリア自律とは「自分を律すること」

キャリア自律とは、
「一人で何でもやること」ではありません。

キャリア自律とは、

・自分の状態を客観的に見る
・目標を持つ
・行動を管理する
・学びを継続する

つまり、自分をコントロールできる力です。

誰かに言われなくても、評価されなくても、叱られなくても、

「今のままでいいのか?」と自分に問い、行動できること。

それが自律です。

積極的に学ぶ人だけが伸びる時代

今は、学びの環境が整っています。

オンライン講座
資格取得
外部研修
書籍・動画

選択肢は、あふれるほどあります。

だからこそ、学ばないことも、簡単に選べてしまう時代です。

忙しさや環境のせいにせず、小さくても学びを続けられる人が結果的に長く活躍していきます。

子どもに見せたい「自律する大人の姿」

私が子どもに見せたいのは守られている大人の姿ではなく
自分で自分を高め続ける大人の姿です。

誰かに管理されなくても自分で時間をつくり
自分で学び、自分で成長していく。

そんな背中こそが、子どもへの一番の教育なのかもしれません。

キャリアは「会社任せ」にしない

制度は整いました。環境も以前より良くなりました。受け身のままでも生きていけてしまう時代です。

その中で差をつくるのは、自律できるかどうか

キャリアは、会社がつくるものではありません。
上司が決めるものでもありません。

自分で考え、自分で選び、自分で律していく

人生の経営者として、自分のキャリアをデザインしていく。

それが「キャリア自律」だと、私は思っています。

国家資格キャリアコンサルタント 上島美和

投稿者:

ueshima

国家資格キャリアコンサルタント (株)迅技術経営