言志耋録第174条
士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。
佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。
今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。
引用開始
言志耋録第174条
人を観るには、徒らに外其の容止に拘わること勿れ。須らく之れをして言語せしめ、就きて其の心術を相すべくば可なり。先ず其の眸子を観、又其の言語を聴かば、大抵かくす能わじ。
引用終了
佐藤一斎が人を観る心得を示した条です
人をみる時は外見ではなく、心根や志である。
それが見えない時は、自分にそれを観察できる力が備わっていない、若しくは相手がそれに気づいていない。
結局は一緒に何かをする時ではない。
採用の時にこれを基準としてから大分気持ちが楽になりました。