言志耋録第39条
士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。
佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。
今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。
引用開始
言志耋録第39条
気象を理会するは、便ち是れ克己の工夫なり。語黙動止、都べて篤厚なるを要し、和平なるを要し、舒緩なるを要す。粗暴なること勿れ。激烈なること勿れ。急速なること勿れ。
引用終了
佐藤一斎が克己の工夫(修養)を示した条です
克己の工夫は、自分の気性を理解することから。
そのうえで
すべてに親切で手厚く、穏やかで、ゆるやかである。
あらあらしくなく、激しくしくなく、気ぜわしくもない。
この条を読むといつも普段の私と正反対であることに気付く。
毎回少しは前に進んでいるかと期待しているが、そんな実感はない。
それでもそれに向かって行動する