言志晩録 270条

言志晩録 270条

2023年5月5日 0 投稿者: nishii

士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。

 

佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。

今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。

引用開始

言志晩録 270条
人にして恒無きは、以て巫医と為る可からず」と。余嘗て疑う「医にして恒有って術無くば、何ぞ医に取らん」と。既にして又意う、「恒有る者にして、而る後に業必ず勤め、術必ず精し。医人は恒無かる可からず」と。

引用終了

佐藤一斎が医者の術と恒心を記した条です

医者に恒心があっても、医術がなければ医者とは言えないと疑うも恒心があるからこそ、本業に精をだし、それに精通する。
このため医者には恒心がなくてはならない。
診断士も同じ。
最初の2-3年を考えると術(スキル)に目が行きがちであるが
10年スパンで考えると、術(スキル)より思いが大事。

 

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