2024年12月致知特集「生き方のヒント」
士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。
雑誌「致知」2024年12月号が届きました。特集「生き方のヒント」を読みましたので感想を記載します。
今回最も心に響いた特集は、藤間秋男さんと服部真二の対談「百年続く企業はどこが違うのか」の藤間秋男さんの言葉からです。
致知の引用開始
多くの企業は三十年で潰れると言われますが、これから大企業と中小企業の格差はもっと広がるでしょうね。なぜかというと中小企業は大企業に比べ人が採れないからです。会社を永続させようと思ったら社員の定着をよくすることが第一条件なんだけど、そんなに優秀な人ばかり入ってくるわけではないですから、いまいる社員を育て上げるしかありません。将棋に例えれば「歩」を「金」に変える経営努力がいま求められているんです。
引用終了
感想
これから中小企業の採用がますます厳しくなる。
地方にいる我々にとってひしひしと感じる経営課題です。
賃金やワークライフバランスを重視する方にとっては中小企業という選択は積極的にされないと思います。
私は、経営者やお客様の顔が見え、自分が会社や社会に貢献できていると実感しやすいのは中小企業の良いところであると思っています。
しかし、それを一番に考えていただける方の割合はどんどん減っていると感じております。
田舎の斜陽産業では、もうすでに、40代が最も若い社員という会社は少なくありません。
こうなると、35歳以下の方とのご縁をいただくことがますます困難になっています。
すなわち歩を金に変える経営努力をしようにもそだてる社員がいない。という状態になっています。
そんな状態になる前に、若い人材が入社してくださったときに、ちゃんと面倒を見ることが出来る社員になるように今いる社員を育てる。
そして、若い人材が育つ。そんな会社になるような支援をしていきたい。
そう思いました。
次世代のリーダーを育成するために、月1-2回就業前の1時間を教育に使ってみませんか?
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そして入金された助成金は、その教育訓練の修了者のための教育基金とすることも提案しています。