2023年11月致知特集「幸福の条件」
士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。
雑誌「致知」2023年11月号が届きました。特集「幸福の条件」を読みましたので感想を記載します。
今回最も心に響いた特集は、帯津良一んと小澤竹俊さんの対談「幸福な生き方と死に方」の小澤竹俊さんの言葉からです。
致知の引用開始
小澤 医師として資格や技術を持ち、どんなに頑張って患者さんの力になろうと思っても、結局は一人の弱い人間であることを患者さんと接する中で思い知らされました。しかし、その絶望感の中でふと思ったんですね。人間は弱いからこそ自分にとって大事な何かが見えてくるのではないかと。
帯津 ああ、弱いからこそ言えてくるものがある。
小澤 実際、苦しくて笑顔になれない人に接し、その人の力になれない自分であったとしても、そんな自分を「good enough」、これで良いと認め許し、患者さんの人生の最期まで伴走し続ける。そんな寄り添い方もあるのではないかと思ったとき、とても気持ちが楽になったのを覚えています。医師にとって大切なのな、すべてを解決できる力ではなく、苦しむ誰かと関わり続けるたおやかな力であることを、自分の弱さを通じて気づいたんです。
引用終了
感想
医師でも自分の無力さを感じる部分がある。
どんな人間でも、すべてを解決することはできない。
解決できない前提に立ち、かかわり続けるたおやかな力*が大事であることはその通りだなと感じました。
目の前に困っている人がいると何とか解決したいと思いますが、解決だけが答えではなく。
解決できないまでも、その人の中にある答えを一緒に考えていく、
その一緒に考えた答えは、正解にたどり着かないかもしれないが伴走する。
これは我々の仕事でも大事なことだと思います。
*「しなやかで美しいさま」
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