人の用い方 井原隆一著 日本経営合理化協会
士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。
久しぶりに井原隆一著人の用い方 をよみました。
この本は、言志四録、四書、菜根譚などを横断的に引用しています。
個人的には、一通りそれらの本を読んだ人が、もう一度ビジネスに立ち返ってどうかと考える時にお勧めしたい本です。
本日心に響いた言葉を引用します。
引用開始(同書43Pより)
いま、社員の楽望み耳を傾けて人材教育を怠るということは、伸びる芽を摘むに等しく、近きものを喜ばせる道ではない。真に喜びを与えようとするなら、本性を伸ばし、人材に育て上げることである。志ある人間なら、現在の甘えを許してくれる喜びよりも、成功の喜びへ導いてくれる今の厳しさを選ぶに違いない
引用終了
会社は、社会から預かった若者を、人材に育てる義務がある
製造業であれば、設備を用いる、サービス業であれば会社のブランドを用いるなど、
最初は底上げをして社会にお役立ちできる人材にし、最後はそんなものがなくても社会にお役立ちできる人材に育てる
これが若者を社会から預かった会社の義務である
そう思って人を育成していかなければいけないと思いました。
「修辞立誠」
辞(ことば)を修めてその誠を立てる 日頃の言動から意識して変えていき、背中を見せることでも人材育成をしていきたいと思います