2022年9月号致知特集「実行するのは我にあり」
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
雑誌「致知」2022年9月号が届きました。特集「実行するのは我にあり」を読みましたので感想を記載します。
今回最も心に響いた特集は、榊原記念病院副院長高橋幸宏さんと福岡ソフトバンクホークス前監督工藤公康さんの対談「実行こそが道を開く」の高橋幸宏さんの言葉からです。
致知の引用開始
少し事情は異なりますが、心臓外科医が実際に手術ができるようになるのは早くて三十代後半で、それまでの十何年かは下積みなんです。若い医師にはその十何年間を、そのようにして辞めさせず、有意義に過ごさせるかというのが難しいところなんです。
引用終了
感想
私は30歳で中小企業診断士に登録しました。
開業当時も今も自分の持てる力を最大限出して仕事に取り組んでおります。
私は、開業後10年経過したころからようやくちゃんとした仕事が出来ていると少しだけ感じるようになりました。
現在も、まだまだうまくいかないことも少なくないのですが、振り返ると最初の10年は下積みであったと感じております。
最近は、マニュアル化が進んでおり、新人が答えが1つしかない作業を覚える速度はどんどん早くなっています。
一方で、答えがいくつもある仕事に関しては、一定程度の知識と「経験」が必要であります。
新人が「仕事」を覚える速度は今も昔もそんなに変わらないかもしれません。
その経験を得るためには、やはり一定程度の時間が必要です。
その必要な時間を確保するために何をすべきか?これは我々の世代が考えるべきことなのだろうと感じました。
次世代のリーダーを育成するために、月1-2回就業前の1時間を教育に使ってみませんか?
弊社は、教育訓練とセットで必ず助成金を提案しています。
そして入金された助成金は、その教育訓練の修了者のための教育基金とすることも提案しています。