2022年5月号致知特集「挑戦と創造」
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
雑誌「致知」2022年5月号が届きました。特集「挑戦と創造」を読みましたので感想を記載します。
今回の特集で、最も心に響いた特集は、東京海上ホールディングス会長永野毅さんのインタビュー記事からです。
致知の引用開始
私は常々、トップダウンでやらなくてはいけない仕事は1つだと言っています。それは社員のボトムアップの力をリードすることです。十人規模の企業であれば「俺についてこい」で通用するかもしれませんが、規模が大きくなるほど、求められるのは社員の主体性なんです。目的をしっかりと示した上で、自助の精神を持った社員をどれだけそだてられるのか。トップの役割はそこに尽きるとさえ思っています。
引用終了
感想
私は、大企業は仕組みで動いている、中小企業は個人で動いている。
よく例に出すのは稟議書、大企業は、起案者の質が良くても悪くても、稟議の過程で最終的には質が一定程度保たれるようになっている。
一方で中小企業は、起案者の質が最終的な質に直結する(ただし、トップが直接関与したものを除く)。
中小企業の場合は、トップダウンであるがゆえに社員の主体性が少なく、大企業の場合は、仕組みで動いているがゆえに社員の主体性が少ない。
いずれにしても社員の主体性に課題がある。
規模の大きさはどうであれ、やっぱり会社の良し悪しはその会社にいる社員の主体性の要素が大きいと感じました。
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