言志耋録第190条

言志耋録第190条

2021年11月21日 0 投稿者: nishii

自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。

佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。

今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。

引用開始

言志耋録第190条

物遽に看て以て奇と為す者、其の実皆未だ必ずしも奇ならず。看て尋常と為す者、卻って大に奇なる者有り、察せざる可けんや。

引用終了

慌ててものを看ると珍しく見えても必ずしも珍しくない。見て普通のものはかえって珍しいものがある。

観察が大事。

製造現場でもある事象がおきた時に、おかしいなと気がつく人と、そうでない人といます。

原因を掘り下げるときに、真因まで辿り着いていないが納得する人と真因まで辿り着くまでとことん掘り下げる人がいます。

同じ事象をみているのに看ると観る(観察)は違う。

常に疑問をもって観察するとさらに察する力が向上する。

それを継続することこそ大事と感じました。

 

 

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士4名、社会保険労務士1名、診断士・税理士1名、中小企業診断士を目指して勉強している方2名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

 

 

 

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