2020年8月号致知特集「鈴木大拙に学ぶ人間学」

2020年8月号致知特集「鈴木大拙に学ぶ人間学」

2020年7月11日 2 投稿者: nishii

自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。

雑誌「致知」2020年8月号が届きました。特集「鈴木大拙に学ぶ人間学」を読みましたので感想を記載します。

今回の特集で、最も心に響いた特集は、臨済宗円覚寺派伝宗庵徒弟蓮沼直應さんと立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科准教授大熊玄さんの対談「鈴木大拙が残した言葉」の蓮沼直應さんの言葉からです。

致知の引用開始

蓮沼

この言葉にも随分感化を受けました。

「実現せられんから追及せんのではない。実現せられんから追及すると、こういうほうがよかろう」(『鈴木大拙座談集』第二巻)

高い理想に対して、どうせできないんだからと諦めてしまうのではなく、高い理想だからこそやるんだと。そのほうがずっとポジティブで、気持ちも伴ってきます。

大拙の思想にしても、全部理解しつくすことは到底できないんですけど、完全に理解できないからといって諦めるのではなく、少しでも近づいていこうと前向きな姿勢で研究することができました。

引用終了

感想

高い理想を掲げ、それに向かって人生をかけて一歩でも前に進んでいく。

理想なき者は、どこに進んできる変わらないこともあれば、そもそも理想に向かう気がなくなる。

自分の人生をどのように歩んでいくのかは当然にその方次第。

1度きりしかない人生だからこそ理想に向かって歩んだ方がより豊かな人生ではないか?

私自身はそう思って人生を歩みたいと思いました。

 

〇弊社が実施する社員教育にどう生かせるか?

会社としての理想を掲げる「経営理念」

そんな会社はないと言われることも少なくありません。

おそらくその本意としては、そんな実現しないことを目指すのは意味がないということなのでしょう。

 

一方で、どんな理由であれ、入社してくださったということは会社がその方の人生の一翼を担っていることは間違いないでしょう。

その方が理想に向かって人生を歩むためには、その会社にいる先輩が理想に向かって歩んでいる。そしてその会社が理想に向かって歩んでいる。この姿勢を見せることが、人生の一翼を担わせていただいている会社としての責任ではないか?

そんなことを社員教育で伝えていきたい。そう思いました。

 

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