2020年6月号致知特集「鞠躬尽力」
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
雑誌「致知」2020年6月号が届きました。特集「鞠躬尽力(きつきゅうじんりょく)」を読みましたので感想を記載します。
今回の特集で、最も心に響いた特集は、写真家藤森武さんと歴史研究家福田正秀さんの対談「宮本武蔵と土門拳 二人の求道者が教えるもの」の藤森武さんの言葉からです。
致知の引用開始
ただ、その頃の土門先生は、夕食後の一時間、必ずカメラのピントを合わせ、シャッターを切る練習を千回はやっていたそうです。写真の技量を高める努力を怠らなかった。また土門先生は生涯に三度、脳溢血をおこしているんですが、五十一歳で最初に倒れた時、「退院したら、すぐに写真を撮るんだ」と、病院のベットの上で代わりにレンガを毎日持ち上げて訓練していました。その様子を撮った写真が残っています。
だから土門先生は絶えず自らを冷静に見つめ、厳しく苛め続けた求道者であったと思うんです。
引用終了
感想
どんなにすごい人でも最初は素人、一定の域まで達するためにはその人なりのやり方でそのレベルに達している。
土門拳ほどの写真家にはなれないかもしれませんが、皆望めばどんな分野も一定のレベルにまで達することができるのではと思います。
ただし、そこには、望んで一定のレベルまで達するまでは諦めずにやり続けることが大事。
それを自らを冷静に見つめ、一定のレベルを一寸ずつ上げる努力をし続けることが大事であると感じました。
〇弊社が実施する社員教育にどう生かせるか?
リーダー研修や幹部研修で、部下が育たないということをよく聞きます。
その理由は何なのか意欲の問題なのかスキルの問題なのか?
皆さんスキルの問題だという方が多いです。
その根拠は失敗するから。失敗しても何とかやり続けようとしないのですかと聞くと失敗したら怖がってしない。
ご自身はどうやって覚えたのですかと聞けば失敗しながら覚えたと。
則ち失敗はするものなので、失敗してもやり続けようと思う意欲の問題かもしれませんねアドバイスすることも少なくありません。
こうありたいと道を求め続けているからこそ一定のレベルまで達するそう伝えていきたいと思います。
次世代のリーダーを育成するために、月1-2回就業前の1時間を教育に使ってみませんか?
弊社は、教育訓練とセットで必ず助成金を提案しています。
そして入金された助成金は、その教育訓練の修了者のための教育基金とすることも提案しています。