2019年10月号致知特集「情熱にまさる能力なし」
石川県で理念経営を実践し、恩送りができる士業を育成することを目指す中小企業診断士西井克己です。
雑誌「致知」2019年10月号が届きました。特集「情熱にまさる能力なし」を読みましたので感想を記載します。
今回の特集で、最も心に響いた特集は、指揮者佐渡裕さんと大和証券ホールディングス本社顧問の鈴木茂晴さんの対談「情熱にまさる能力なし」の鈴木茂晴さんの言葉からです。
致知の引用開始
よく社員に話すんですけど、苦手で嫌な仕事を与えられたり、意に沿わない部署に異動や転勤を命じられたりしたときに、それでもなお一生懸命努力するか、自暴自棄になって心を腐らせてしまうか、その差だと思います。
ふつうは「なんで俺がこんな仕事を」とか「俺はもっといい部署に行けるはずなのに」と思うんですね。だけど、社長や上司はよく考えていますし、よく見ています。そういう時に今自分は試されていると思い、腐らず一生懸命やっていくと、会社の不満もいつの間にか消えて、どんどん好きになっていくんです。結果的に周囲の評価も上がって、好循環へと繋がっていく。
引用終了
感想
私自身も研究開発をするために入社したにもかかわらず、1年も満たない状況で、研究開発のグループに仕事をお願いする部署への異動となりました。異動を命ぜられた当時は、研究開発をするために会社に入ったのに何で私がそんな仕事をしなければいけないのかと思っていましたが、結局その仕事を一生懸命やることにより、研究開発だけではない仕事に興味を持つようになり、結果として今の自分が形成されるきっかけとなっています。
〇弊社が実施する社員教育にどう生かせるか?
嫌な仕事を命ぜられて前向きになること。それは大事なことは誰でもわかっています。
嫌な原体験をされる方は、多くいらっしゃいますが、その嫌な原体験を前向きに語っていらっしゃる方は、現在前向きに生きている方。
前向きに生きていれば、100%そうなるわけではないと思いますが、その原体験を前向きにとらえていないとそうはならないということになるのではないかと思います。
嫌なこと、気に入らないことを前向きにとらえることがその人の人生を豊かにする第一歩であることを伝えていきたいと思います。