言志晩録187条
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。
今日は、言志四録を読んでから会社に出社しました。
今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。
引用開始
言志晩録187条
書室の中、机硯書冊より以外、凡そ平生使用する所の物件、知覚無しと謂えども、而も皆感応有り。宜しく之を撫愛して、或いは棄損すること莫かるべし。是れ亦慎徳の一なり
引用終了
普段扱っているものは、知覚はないけど感応はある。それを大切に扱うことは徳を慎むことの1つ。
製造業で整理整頓をなぜしなければいけないのか、よく議論になるところです。
自分の事だけではなく、みんなのことを考えるための1つの手段であったり、いろいろな理由はありますが、
社員の方は徳を慎むため。
とてもしっくりと来ました。
会社に関わってくれる社員が、仕事を通じて徳を慎む。こんな素晴らしいことはないと思います。