2019年7月号致知特集「命は吾より作す」
石川県で理念経営を実践し、恩送りができる士業を育成することを目指す中小企業診断士西井克己です。
雑誌「致知」2019年7月号が届きました。特集「命は吾より作す」を読みましたので感想を記載します。
今回の特集で、最も心に響いた特集は、大津屋社長の小川明彦さんとまるおか社長の丸岡守さんの対談「小が大に勝つ経営」の小川明彦さんの言葉からです。
致知の引用開始
小川「これからの中小企業のあり方を考えた時、人口が減っても魅力を感じさせる新しい業態を打ち出すことはとても大切です。要は文化をつくる姿勢がないと駄目なんですね。文化をつくるには、トップも中間管理職も知識と忍耐力が必要です。無理だと思えるようなことも「何とか成功させる」という粘りですね。
世の中が変わっていくと、その時々で求められる業態も変わっていきますから、それに柔軟に粘り強く対応できる人を育てなくてはいけません。残すべきはやはり人材なのだと思います。いい人材が育つ育つことで社員、お客様、取引先との間でWin-Winの三方よしの関係ができ、結果的に地域に貢献できるようになるんです。」
感想
人口が減った時に対応しなくてはならない。その時には文化をつくる思いでトップも社長もあきらめずに頑張り続けなければならない。
後藤新平が残した言葉で、「財を遺すは下 事業を遺すは中 人を遺すは上なり されど財無くんば事業保ち難く、事業無くんば人育ち難し」があります。
いつの時代も人材育成が企業経営上の最大の課題である。
これに逃げることなく真正面から取り組んでいくことだ大事である。先行きが悪いからこそ、本質的なことに取り組む必要があると感じました。
〇弊社が実施する社員教育にどう生かせるか?
「日本経営品質賞」「ホワイト企業大賞」「日本でいちばん大切にしたい会社大賞」など、数々の経営賞を受賞し、ブロックスさんのDOIT-097,098にて取り上げられている徳島の西精工。弊社の小松巧社会保険労務士も高稲俊輔中小企業診断士も見学に行っている会社です。その西泰宏社長がおっしゃっているのが「品質を生み出すのは人格」である。ということです。
毎日のあいさつも5S活動もなぜしなければいけないかと言えば、かかわってくださる方の人格を少しでも高めるため。
私自身が人をうまく育成できている会社と感じる会社は、会社を構成しているの社員の中で自分なりの哲学を持っている会社。
自分自身哲学を持っている人は、今やっていることをただ単にするのではなく、なぜしなければいけないのか意味づけを理解し1つ1つ丁寧に実行している。
1つ1つは小さな積み重ねかもしれませんが、それこそが人格を高める有効な手段である。
今やっていることの意味付けを考えることから始める。この大切さを伝えていきたいと思います。
次世代のリーダーを育成するために、月1-2回就業前の1時間を教育に使ってみませんか?
弊社は、教育訓練とセットで必ず助成金を提案しています。
そして入金された助成金は、その教育訓練の修了者のための教育基金とすることも提案しています。