言志後録144条
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。
今日は、スターバックスで朝 言志四録を読んで出勤しました。
今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。
引用開始
言志後録144条
読書も亦心学なり。必ず寧静を以てして、躁心を以てする勿れ。必ず沈実を以てして、浮心を以てする勿れ。必ず精深を以てして、粗心を以てする勿れ。必ず荘敬を以てして。慢心を以てする勿れ。孟子は読書を以て尚友と為せり。故に経籍を読むは、即ち是れ厳師・父兄の訓を聴くなり。史子を読むも、亦即ち名君・賢相・英雄・豪傑と相周旋するなり。其れ其の心を清明にして以て之と対越せざる可けんや。
引用終了
人と接することで、自分にいろいろな影響を与える。
孟子は読書をもって書中の古人を友として親しむといっています。
それは、書物は、過去の方と接することができる1つの手段であることを示している。
そんな古人を相手にするときには、心安らかにして接することで、自分の中に落とし込める。
いい加減なな付き合いをしていると、その結果もいい加減になる。
しっかりと付き合いをすれば、自ずとその結果も付いてくる。
ましてや、読書は相手の反応がわからないので、より自分を律して接する必要があると感じました。