2019年5月号致知特集「枠を破る」

2019年4月6日 0 投稿者: nishii

石川県で理念経営を実践し、恩送りができる士業を育成することを目指す中小企業診断士西井克己です。

雑誌「致知」2019年5月号が届きました。特集「枠を破る」を読みましたので感想を記載します。

今回の特集で、最も心に響いた特集は、牛尾電機会長の牛尾次朗さんとオリエンタルランド会長の加賀見俊夫さんの対談「経営の枠を破る」の加賀見敏夫さんの言葉からです。

致知の引用開始

 加賀見「ですから社員にも、常にチャレンジするように言っています。上から言われた通りやるだけではなく、自らアクションを起こすこと。そして感性を養うこと。感性というものはある程度失敗をしなければ養えません。だから成功ばかり追いかけていたらダメだよと。課長クラスの研修では、役員が失敗すれば会社は潰れるが、君たちが失敗しても会社は潰れない。だから思い切って仕事をしてほしいと言うんです。そのためにも社員異思い切って権限委譲することが大切です。」

引用終了

感想

 経営も同じで、世の中の経営の本の中に書かれていることは、本質はほとんど1つ。それは、江戸時代の物も、プラザ合意直後の時も、現在も変わらない。

 本質が同じで、その時代その時代に受け入れられやすいように表現が変わっているにすぎません。

 そんな本質も頭ではわかっているけど、本を読んだだけでできる人はほとんどいらっしゃらず、ほとんどの方が失敗をして、本や先輩やいろいろな方にお世話になりながらその失敗を糧にして、自分の血肉にして本質に一歩近づいていると思います。

 大きな権限を持ちながら失敗するのは怖いですが、失敗しないで逃げていても結局またその壁に当たるだけですから、勇気をもってぶち当たりたいですよね。

〇弊社が実施する社員教育にどう生かせるか?

 権限移譲というのはとても大切です。ただし権限委譲しましょうと言っても、なかなか動いてくれません。

 もう少し、具体的にする必要があるのではと思っています。

 例えば、

 自分ができることを誰がいつまでにできるようにするのか計画を立ててみましょう。

 部下がちょっとしたトラブルが起きて相談しに来た時に、すぐに自分で解決するのではなく、部下に考えさせて部下なりの考えを引き出す 

 など

 少し日常にまで落とし込むと1歩1歩前に進むのではと思っています。

 

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