言志四録 言志後録79条
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
佐藤一斎著 久須本文雄全訳注 座右版言志四録 講談社を少しずつ読み進めています。
今日は、スターバックスで朝 言志四録を読んで出勤しました。
今日読んだ中で一番心に響いた条を記録したいと思います。
引用開始
言志後録79条
政を為すに、須らく知るべき者五件有り。曰く軽重、曰く時勢、曰く寛厚、曰く鎮定、曰く寧耐、是れなり。賢を挙げ、佞を遠ざけ、農を勧め、税を薄くし、奢を禁じ、倹を尚び、老を養い、幼を慈む等の数件の如きは、人皆之を知る。
第一は財政上の軽重の度合いを計る
第二は時代の動向を考える
第三は人に対して心が広く情が厚く
第四は争乱を鎮めて平和を保つ
第五は心を安静にし、よく忍耐する。
引用終了
江戸の後期も、現代も人間のやるべき本質は全く変わらない。
やるべきことを自分の腹にまで落としてそれに向かってやり続ける。
政だけではなく経営者も思うだけではなくその本質に向けてできることを1つ1つ行動し続けることが大事であると思います。