TOCfEクラウド実践2(福祉施設で特別扱いをするかどうか)
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
5月3日、4日と福多唯さんの
GWスペシャル TOCfE勉強会〜考える力・達成する力を伸ばそう〜
に参加してきました。
この研修は、
TOCfEの4つのツール
ブランチ、クラウド、アンビシャスターゲット、論理的に正しいかどうかを検証する4つの視点(CLR)を実践しながら学べる
プログラムになっていました。
この中でクラウドを実践しようと思い、少しずつ実践しています。
クラウド実践の2回目は、
福祉施設に入居する障害者が職員室に入ってくることをやめさせるかどうかの事例でクラウドしてみました。
1人を特別扱いするとというのは福祉施設だけではなく、いろいろな場面で出てきます。
福祉施設の入居者が、職員室に、職員がいることを確認して10分間コーヒーを飲んで、出ていく。
職員室は、障害者が職員室に入室すると職員の作業効率が悪くなるという理由で、原則出入りを禁止している。
この行為で障害を持つ方の精神は安定しているという事例です。
雲の中は思い込みと思われるものです。
クラウドにするとすごくわかりやすくなりました。
そもそもが入居している方に豊かな生活を営んでほしい。この目的のために職員の作業効率がある。
障害を持つ方が、職員室に10分間いるだけで精神が安定し、しかも実態として作業効率は下がっていない(作業効率が下がるという思い込みがある可能性が高い)。
そう考えるとこれまで通り入室を認めることがいいのではという結論に達する。
対立する手段が発生した時にはこの考え方で整理してみたいと思います。
社員が育たないという前になぜ育っていないか本気で考えてみませんか?