2018年6月号 致知特集「父と子」感想

2018年5月8日 0 投稿者: nishii

石川県で理念経営を実践し、恩送りができる士業を育成することを目指す中小企業診断士西井克己です。

雑誌「致知」2018年6月号が届きました。特集「父と子」を読みましたので感想を記載します。

今回の特集で、最も心に響いた特集は、中村外二工務店代表数寄屋建築棟梁中村義明さんと染色家で人間国宝の森口邦彦さんの対談「父から受け継いだ父子相伝の道」の森口邦彦さんの言葉からです。

致知の引用開始

 ただ、跡を継ぐといっても、私は糊で防染して、染めて洗ってという技術的なことは父から一切教わっていません。それならビデオや解説書があれば事足ります。技術的なことは内弟子さんに教わりました。では私は父から何を受け継いだといえば、それは染色という仕事に対する品格、哲学のようなものだと思うんです。

 父は常々、着物は着る女性に夢と希望を与えるものであり、来て女性が美しくなるのが着物の使命だといっていました。それをつくるためには、きちんとした技術的な裏付けがあってこそですが、単に上手に絵が描ければいいというものではありません。あくまで着る人、観る人の視線から見て美しい作品でなければいけないと。

 私がそうした作品づくりの哲学のようなものを父から感じ取ったように、哲学までしっかりと伝えてこそ、父から子へと技が継承されていくのではないでしょうか。

引用終了

感想

弊社は、中小企業診断士を育てる会社であり、未経験から士業へと育てており、いくばくかの実績が出てきました。

それは単純に食える士業を育てるというのではなく、当社の思いや理念を自分の言葉で語りそしてそれをもとに行動できる士業を育てることにあります。
これは、士業になる前の方に行ってもなかなか理解できないことなのですが実際はそうです。

食えるようになって、診断もできるようになる。それはある意味当たり前で、それ以降にどんな思いを持った士業になるのかそれが大事で、それがある程度方向性がそろっている人間だけがその会社にいる。そうすると独立できる士業であっても1つの会社にいることができる。

とっても難しいのですが職人の世界にこそ最終的には思いの一致が大事であるそう思いました。

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社員が育たないという前になぜ育っていないか本気で考えてみませんか?

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