男の一日一作法 小笠原敬承斎著

2018年4月1日 0 投稿者: nishii

自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。

今年から読んだ本のうち、感銘を受けた本の記録を取っておきたいと思いました。

また、いろいろな方からどんな本を読んでいるのか? 

お勧めの本を紹介してほしいというご依頼もいただいていることから記録にとることにしました。

今月は、いつも持ち歩いている本をもう一度読み直しました。

男の一日一作法 小笠原敬承斎著 光文社新書 を読みました。

この本は、自分自身が最近律することができていないと感じた時に読んでいます。

今回もっと自分を律しようと感じたフレーズを引用します。

引用開始

 昔の武士は、自分の置かれた立場や分をわきまえて、それを超えない範囲に身を引き締め節度を保ち、相手に合わせて行動することを心得ていた。荒々しく、傲慢な武将も存在したものの武士の訓育は、学問よりもむしろ、品性を高めることが第一だったのだ。

 利益を追求することよりも、汚れのない精神を重んじていたのである。したがって当時の武士は経済的なことを話題にするのは、はしたないことという認識があったという。現代の男性型にも、外見より精神性で勝負するこころ持ちを魅力の主眼に置いていただきたい。

引用終了

 私は、忙しくなると傲慢な態度が出がちです。汚れのない精神を重んじたいと思っていますが、そうでない行動をとってしまうことも少なくありません。

 特に相手に合わした行動ができなくなることが多いと自分の心の持ちようにゆとりがなくなっています。

 ゆとりを持ち、ゆったりと礼をし、適切な速度で話、効率を重視するのではなく精神性を重視する。そんな人間にならなくては、そう感じました。

180331_0704~01.jpg

社員が育たないという前になぜ育っていないか本気で考えてみませんか?

迅技術経営の管理職研修はこちらへ