
2025年11月号致知感想「名を成すは毎に窮苦の日にあり」
士業育成システムで士業を共に育ち恩を送る人材(共育恩送)へと育成し、共育恩送の輪が広がることを目指す西井克己です。
雑誌「致知」2025年11月号が届きました。特集「名を成すは毎に窮苦の日にあり」を読みましたので感想を記載します。
今回最も心に響いた特集は阿部一二三さん、野村忠宏さんの対談「勝利への道は、努力と辛苦の日にあり」の阿部一二三さんの言葉「どんな人に出逢うか、どんな憧れの人を持つかが、成長していくうえでとても大事なことだと思います」です。
致知の引用開始
その時、野村さんに何十回と投げられたことは、貴重な体験となりました。私としては憧れの野村さんを前に、緊張しすぎて何もできないという感じでした。
今も野村さんの背中を追い続けて、「オリンピックの舞台では投げて勝たないと意味がない」という気概で試合に臨んでいます。
ですから、柔道に限らず、どんな人に出逢うか、どんな憧れの人を持つかが、成長していくうえでとても大事なことだと思います。
引用終了
感想
森信三先生は、森信三全集続編第一巻 548P 不尽先生語録と歌集にて
人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎない時に
と残されています。
また、森信三先生は、森信三全集5 560P「南洲翁遺訓」講録 にて
そもそも機会と言われるものに2種類がある。
普通世間の人々が言う処の機会とは、多くは偶然に出合う僥倖というのである。ところが、真の機会というものは決してそういうまぐれあたりのものではないのである。真の機会とは理を尽くたあげく行い、状勢の詳細を察した上で動くことから必然に生まれ来るものである。
とも記載されています。
今年ノーベル化学賞を受賞された京都大学の北川進先生は、会見で子供たちへの言葉としてパスツールの「幸運は準備された心にのみ宿る」の言葉を紹介されました。
人にはいろいろな出逢いがある。
それを出逢いやご縁にするためには、その人の受け入れ態勢が大事である。
そう感じました。

致知2025年11月号感想
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