ピースバンクいしかわ【共同代表就任の挨拶】
私は、昨年のピースバンクいしかわの総会で共同代表に就任しています。
そのときのあいさつ文を見たいという方がいらっしゃったので、再掲します。
(オリジナルはピースバンクいしかわのFBに記載されています)
https://www.facebook.com/piecebank
以下 ピースバンクいしかわのFBの2020年7月30日の記事です
本日(2020年7月30日)の総会にて共同代表に選任されました西井克己です。
ピースバンクいしかわは、活動を開始してから10年経過したことを踏まえ、これまでの活動を継続しつつ、新しい活動を実行するため共同代表制をとることとなり、私がもう1名の代表理事となりました。
ピースバンクいしかわが活動を開始した10年前は、ソーシャルビジネスを目指す方は、銀行からお金を借りることができず、自分の資金をためるか親戚や知人からお金を借りて事業を開始するそんな状況でした。
それが現在は、日本政策金融公庫がNPO法人を対象としたソーシャルビジネス支援資金のサービスが提供され、信用保証協会の信用保証制度もNPO法人を対象とするなど、ソーシャルビジネスを目指す方にとって、一般の事業者と変わらないぐらいに資金調達の選択肢が増えている状況です。このため、NPOバンクの社会的使命は終わったと言われる方も少なくなくなってきました。全国のNPOバンクについても一時期の勢いと比べると活動は低調になっている状況です。このコロナ禍で資金需要は拡大しているものの、ピースバンクいしかわとしての融資件数は伸び悩んでいるのが現実です。
しかし、ピースバンクいしかわの活動が世の中の役に立たなくなっているかと言えばそうではないと思います。地域でのお金の循環(地産地生)を目指して活動をしてきた10年間で、地域との人とのご縁をいただくことができました。このご縁を基に設立当初にはなかったサービス(クラウドファンディング等)を提供することもできました。このサービスは、ピースバンクいしかわでなくてもできるサービスなのですが、「ピースバンクいしかわの支援でよかった」そんなありがたい声をいただいております。その時に強く感じたのが、何をするかも大事ですが、「誰とするか」も大事という価値観をお持ちの方とのご縁をいただいているということです。
共同代表として担うピースバンクの新しい活動は、「この活動に共感いただける方」とご縁を強化していく活動なのではないか考えております。具体的には、クラウドファンディングの勉強会や決算書の見方の勉強会等、こんな時だからこそ皆様と一緒に対話ができる活動を増やしていきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。