徳懋んなるは官を懋にし、功懋んなるは賞を懋んにする

徳懋んなるは官を懋にし、功懋んなるは賞を懋んにする

2021年3月21日 0 投稿者: nishii

自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。

南洲翁遺訓 角川ソフィア文庫を読んでいます。

タイトルの

徳懋んなるは官を懋にし、功懋んなるは賞を懋んにする

は「尚書」の仲虺之誥に記載されている言葉です

 

『南洲翁遺訓』第一章には、

官は其の人を撰びて之れを授け、功有る者には俸禄を以て賞し、之れを愛し置くものぞと申さるるに付き、然らば「尚書」仲虺の誥に「徳懋んなるは官を懋にし、功懋んなるは賞を懋んにする」と之れ有り

と出てきます。

 

「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」

これは、よく西郷南洲(隆盛)の言葉として引用されます。

そのもととなるのは、その「尚書」にあると言われています。

 

現代語にすると

「功のある者にはより高い報酬を与えよ。人徳のある者には地位(役職)を与えよ」

ということになると思います。

 

この言葉は、いわゆる自己啓発の本には表現は少々異なっているものの、それに類する言葉が出てくることは少なくありません。

 

このような言葉は、何を言うかではなく、だれがいうかが大事なことがあり、

どんな出会いでもその人にとって行動できるきっかけとなればよいと思っています。

自分個人のありたい姿でいえば、やはりできる限り源流にふれ、その文字に託された思い(狙い)を自分自身で感じて、

自分自身で解釈して、自分の言葉として発したい。そう思います。

実際はなかなか難しいですが、

大学院時代の恩師から頂いた言葉は、分野は違えど自分の心の中にとどまっています。

中小企業診断士西井克己が経営している迅技術経営(中小企業診断士5名、社会保険労務士1名、中小企業診断士を目指して勉強している方2名)では、金沢で修業(10年ぐらい)して、故郷で支店(北陸3県を除く)を出したいという思いにも対応したいと思っていますのでご相談ください。

 

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