コトラーのマーケティング4.0
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
コトラーのマーケティング4.0 スマートフォン時代の究極法則 フィリップ・コトラー+ヘルマワン・カルタジャ+イワン・セティアワン著 監訳 恩藏直人 朝日新聞出版を読みました
心に響いた言葉を引用したいと思います。
引用開始
「このトレンドを受け入れるのはたやすいことではない。企業はかつてはマーケティング・コミュニケーションを管理し、顧客の苦情に個別に対応していた。コミュニティーで生成されるコンテンツの場合、起業はカンバセーションを管理することはできない。コンテンツを検閲したら信頼性が低下するし、何か問題が発生したら、社会から大きな反発を受けることも覚悟しておかなければならない。
そうは言っても、強固な信用があり、製品について正直な主張をしている企業やブランドは何も心配する必要はない。だが、虚偽の主張をしたり、お粗末な製品を販売したりしている企業やブランドは、生き残れないだろう。透明性の高いデジタル世界では、欠点を隠したり、顧客の苦情を隔離することは事実上、不可能なのである。」
引用終了
スマートフォン時代に対応するマーケティング手法をわかりやすく論じている本で、とても読みやすくそして理解しやすい本でした。
弊社のオウンドメディアでも早速試すことを見い出すことができました。
現在、行動している方にとってはさらなる行動を促すヒントがたくさんちりばめられている本だと思います。
一方で、引用でも示した通り、マーケットに受け入れられやすい手法は時代によって変化しえど、
結局本質(強固な信用があり、製品について正直な主張をしている企業やブランドは何も心配する必要はない)は
変わらない。中小企業は、やっぱり本質を追い求める王道経営が大事であると感じました。