やなせたかし明日をひらく言葉 PHP研究所
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
やなせたかし明日をひらく言葉 PHP研究所 PHP文庫 を読みました。
この本は、やなせたかしさんがなくなる1年前の2012年に出版されたもので、
PHPのスタッフが、やなせたかしさんの著書から編集して制作している本です。
アンパンマンの絵本を見たのは、子供のころに通っていた医院の待合室でした。
当時から人気のある絵本で、ボロボロになっていても読まれている本であったことを覚えています。
子供のころはそんなに深く考えなかったのですが、自分が士業として仕事をするようになり、自分の子供がアンパンマンのアニメを見るようになってから
アンパンマンのマーチを聞くと、その意味深さに感動したことを覚えています。
今回は、やなせたかしさんの著書ではなく、PHPのスタッフが著書を編集された制作物を読みました。
著者本人が書くよりも、編集するほうがより伝わりやすくなっていることがあるため、今回はこの本を選びました。
その本の108項にこう書いてあります。
アンパンマンは、自分の顔をちぎって人に食べさせる。
本人も傷つくんだけれど、それによって人を助ける。
そういう捨て身、献身の心なくしては正義は行えない。
とあります。
普段から、中小企業診断士は、奉仕者(サーバント)である必要があると思っていたのですがなかなか思いを共有しにくい表現方法であると悩んでいました。
アンパンマンのように献身の心で正義を貫くといったほうが聞く方がなんとなく共有言語化しそう。そんな感じがいたしました。
自分の考えを伝えるときに、みんながイメージしやすい言葉で伝える。このことは本当に大事であると頃に感じています。
今回、最も感銘を受けたフレーズを以下に示します。
引用開始
人間が一番うれしいことはなんだろう?長い間、ぼくは考えてきた。そして結局、人が一番うれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。実に単純なことです。ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。
引用終了
まさしく「言い得て妙」。
どんな仕事も、人の成長をみること、会社が生き残ること、会社が成長する事、いろいろと感動ポイントはありますが、その根底には、人をよろこばせることに感動することが多いと思います。
特に、我々士業は、自分が一番ではなく、人をよろこばせることを一番に考える人材であるべきで、自分が今まで考えていたことが表現されており、納得感がありました。
やなせたかしさんは、2013年に亡くなっておりますが、その精神は、アンパンマンという作品や著書ややなせさんと仕事をされた方を通じて後世に残っていく。
自分の生きた時代だけではなく、後世に貢献できる人材というのはすごいなと単純に思いました。
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