人生の結論 小池一夫
自己努力と相手を慮ること双方を満足する士業を育成する仕組みを作り後世に残すことを目指す中小企業診断士西井克己です。
人生の結論 小池一夫著 朝日新書 を読みました。
ツイッターでフォローしている小池一夫さんの本を読んでみました。
いくつも心に響く言葉があったのですが最も心に響いた文節を1つだけ引用したいと思います。
引用開始
判断に迷ったら、人として美しいほうを選べ、というのが僕の人生の結論です。
人生には必ず後悔が伴います。過去を振り返ると、ああ、あのときあの人やあの状況に対してもっと最善の言動があったのになあと後悔することが多々あります。
しかし、仕方がないのだ、あのときは自分の精いっぱいだったのだ、今そう思えるようになるには、そのときの後悔を含めた自分の全人生が必要だったのです。人生そうやって取り戻すしかないのです。
僕は、大人の定義として、「人を傷つけることもあるし、傷つけられることもある。」ということを理解している人だと思います。
そしてまた、「誰かを許し、自分もまた誰かに許されていること」を理解している人です。
人生に迷ったときは、人として美しいほうを選べばいい。
楽しいほうを選べばいい。
相手が喜んでくれる方を選べばいい。
何も難しく考える必要はないのです。
引用終了
我々は、書物があるので歴史上の人物が、「判断に迷ったら困難な道を選ぶ」ということを判断基準にしていたであろうことを知ることができます。私もそれに習いそれを、判断基準にしておりました。
「人として美しいほう」は、美しいという形容詞が使われております。形容詞は、まさしく人によってとらえ方が異なるものなので、なかなか客観的な言葉ではなく、私自身は特に仕事の時に形容詞を使う時は○○と比較して美しいなど、できる限り単体では使わないようにしている言葉です。
そんな自分でも、人として美しいほうというを選ぶことによって、後でこうすればよかったと後悔することが少なくなるのではないか?そう感じることができました。
今後は、困難な道と人として美しいこの2つの視点で見てみたいと思います。